20世紀にアーティスト向けの水性アクリル絵具が商業的に広く普及し始めたのはおおよそいつ頃か。
合成樹脂の工業利用は1930~40年代に進んだが、画家向けの水性アクリル絵具が商品化され広く普及したのは1950年代以降とされる。アメリカではリキテックス(Liquitex)などのブランドが1950年代半ばに水性アクリル絵具を発売し、速乾性や扱いやすさから多くの画家に受け入れられていった。それ以前の1940年代には油性溶剤で溶くタイプの合成樹絵具(マグナなど)が先行して登場していたが、現在一般的にアクリル画と呼ばれる水性アクリル絵具の普及は1950年代以降と考えるのが妥当である。