木魚の形は何をかたどったものとされているか。
木魚はその名の通り、魚の姿をかたどって作られた仏具である。球形に丸められた木の表面に魚のうろこのような模様が彫られ、頭部には魚の口や目が表現されていることが多い。また意匠によっては頭部が龍の顔に似た形で彫られ、口に玉をくわえた姿になっているものもあるが、基本となるモチーフはあくまで魚である。魚をかたどった理由については、魚が目を閉じずに眠るとされることから、昼夜を問わず修行に励む姿勢を表しているという説が広く伝えられている。禅宗の寺院を中心に、読経の際の仏具として古くから用いられてきた。