フランス人がひらめいた保存法から、金属の缶・缶切りいらずの進化まで。毎日何気なく手にする「缶詰」には、意外と知らない歴史や工夫がぎっしり詰まっています。日本での始まりや保存の仕組みなど、身近だけど奥深い缶詰の世界を、全10問のクイズで楽しみながら学んでみましょう。
Q1 : 「ツナ缶」の原料として、一般的に使われる魚は次のうちどれか?
ツナ缶は主にビンナガマグロ(びんちょうまぐろ)やキハダマグロといったマグロ類、またはカツオを原料として作られている。日本で広く知られる「シーチキン」という名称ははごろもフーズの商品名であり、ツナ缶そのものの一般名称ではない。使用する魚種や部位によって味や食感、価格に違いが出る。
Q2 : 一般的な「スチール缶」と「アルミ缶」の特徴の違いとして、正しい説明はどれか?
アルミ缶はスチール缶に比べて軽量であることが大きな特徴だが、強度についてはスチール缶の方が高いとされている。また鉄でできたスチール缶は磁石にくっつくのに対し、アルミ缶は磁石にくっつかないという性質があり、この違いはリサイクル時の分別作業にも利用されている。
Q3 : 日本国内で最初に缶詰が作られたとされているのは、どこの都市か?
1871年(明治4年)、長崎で松田雅典がイワシの油漬け缶詰を試作したことが、日本における缶詰製造の始まりとされている。その後1877年に北海道でサケ缶の量産が本格的に始まり、日本各地に缶詰製造の技術が広まっていくことで、日本の缶詰産業が発展していった。
Q4 : 缶詰に記載されている「賞味期限」についての説明として、正しいものはどれか?
賞味期限とは食品をおいしく食べられる期限の目安であり、傷みやすい食品につけられる消費期限とは意味が異なる。缶詰は加熱殺菌により長期保存が可能な食品であるため賞味期限が設定されており、期限を多少過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではないとされている。
Q5 : 缶切りを使わずにふたを開けられる「イージーオープン缶」が普及し始めたのは、どこの国からか?
缶切りを使わずに開けられるプルタブ式などの「イージーオープン缶」は、1960年代にアメリカで主に飲料缶を中心に普及し始めた。その後この技術は世界各国に広まり、日本でも缶飲料や一部の食品缶詰を中心に急速に普及していき、現在では多くの缶詰・缶飲料で標準的な仕様となっている。
Q6 : 缶詰が常温のまま長期間保存できるのは、主にどのような処理を行っているためか?
缶詰は食品を缶に詰めて密封したあと、加熱殺菌を行うことで内部に存在する微生物を死滅させ、さらに外部からの菌の侵入も防ぐ構造になっている。この仕組みによって防腐剤などを加えなくても常温での長期保存が可能となっており、これが缶詰の最大の特長のひとつとなっている。
Q7 : 世界で初めて「缶詰」の原型となる食品保存法を考案したのは、どこの国の人物か?
ナポレオンが軍隊の食料を長期保存する方法の開発に懸賞金をかけ、フランス人のニコラ・アペールが1804年頃、食品を加熱してから瓶に密封して長期保存する方法を考案した。これが現在の缶詰技術の基礎となった。なお、これはガラス瓶を使った方法であり、金属製の缶を使う方法を考案したのは後のイギリス人技術者ピーター・デュランドである。
Q8 : 世界で初めて金属製の「缶」を使った食品保存法を考案し、1810年に特許を取得したのは、どこの国の人物か?
1810年、イギリスの技術者ピーター・デュランドが、ブリキ(すず引きした鉄板)製の缶に食品を詰めて密封し長期保存する方法の特許を取得した。フランスのニコラ・アペールが考案した瓶詰め保存法を金属容器に応用したもので、これが現在の缶詰の直接的な原型となり、その後イギリスを中心に実用化が進んだ。
Q9 : 缶詰が発明された当初、まだ「缶切り」という専用道具は存在しなかった。当時、缶詰はどのようにして開けられていたか?
初期の缶詰は非常に厚く頑丈な金属で作られており、専用の開缶道具である「缶切り」はまだ発明されていなかった。そのため当時はハンマーとノミを使って叩き割るようにして開けるのが一般的だった。缶詰の発明から数十年後になってようやく実用的な缶切りが発明され、開缶作業が格段に容易になった。
Q10 : 日本で8月10日が「缶詰の日」と定められているのは、何にちなんでいるか?
1877年(明治10年)8月10日、北海道の石狩缶詰所でサケの缶詰の本格的な製造が始まったことにちなみ、この日が「缶詰の日」に定められている。日本における缶詰産業は北海道でのサケ缶製造を機に本格的に発展していき、その後全国各地でさまざまな種類の缶詰が作られるようになった。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカンクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。