ウクレレは小さくてかわいらしい見た目のとおり、気軽に始められる楽器として世界中で愛されています。実はその歴史や仕組みには、意外と知られていない話がたくさんあります。名前の由来、ハワイとの深い関わり、音色を決める調弦や素材、そして初心者が最初に触れるコードまで、楽しく学べる全10問を用意しました。すでに弾いている方も、これから始めたい方も、腕試しのつもりで気軽に挑戦してみてください。全問正解を目指しましょう。
Q1 : ハワイにのみ自生する固有種で、ウクレレの高級な材として知られる木はどれ?
コア(Koa)はハワイ諸島の固有種のアカシアの仲間で、ハワイでは古くから神聖な木とされてきました。ウクレレの材としては、年月とともに音が甘く伸びやかになるといわれ、上級モデルでよく使われます。マホガニーは中南米やアフリカ原産で、安価なウクレレにも多く使われる定番の材です。スプルースは主にトップ板に使われる針葉樹で、ローズウッドも南米やアジアなどが原産の材のため、いずれもハワイ固有ではありません。
Q2 : 「オーバー・ザ・レインボー」と「ワンダフル・ワールド」のメドレーで世界的に知られる、ウクレレ弾き語りのハワイ出身ミュージシャンは誰?
この曲を歌ったのは、愛称「IZ(イズ)」で親しまれたイズラエル・カマカヴィヴォオレです。1993年のアルバム『Facing Future』に収録され、映画やテレビ、CMで使われて世界的に有名になりました。イズは1997年に38歳で亡くなりましたが、その歌声は今も愛されています。ジェイク・シマブクロは超絶技巧のウクレレ奏者、ドン・ホーは「タイニー・バブルス」で知られる歌手、エディ・カマエはハワイ音楽の研究や演奏で知られる人物です。
Q3 : 標準チューニングのウクレレで、Cコードを弾くために押さえる場所はどこ?
標準チューニングの開放弦は、4弦がG、3弦がC、2弦がE、1弦がAです。Cコードの構成音はC・E・Gなので、1弦のAを3フレットで押さえてCにすれば、G-C-E-Cとなって完成します。ほかの選択肢を押さえた場合の音は、4弦2フレットがA、2弦1フレットがF、3弦2フレットがDです。いずれもCコードにはなりません。Cコードは指1本で押さえられるため、初心者が最初に覚えるコードとしてよく紹介されます。
Q4 : ウクレレの標準チューニングで、4弦が3弦より高い音に張られている調弦方式を何という?
4弦のGが3弦のCより高い音になる調弦を、リエントラントチューニングといいます。音の並びが低い音から順に上がらず、途中で折り返すのが名前の由来です。この調弦により、コードの響きが密集して明るく軽やかになり、ウクレレらしい音色になります。4弦を1オクターブ低くするローGチューニングもあり、こちらは音域が広がる代わりに、ウクレレらしい響きは少し薄くなります。スラックキーはハワイ発祥のギターの奏法で、調弦方式の名前ではありません。
Q5 : 現在のウクレレの弦に、最も一般的に使われている素材はどれ?
現在のウクレレの弦は、ナイロンやフロロカーボンなどの合成樹脂素材が主流です。柔らかくて温かみのある音が出て、指への負担も小さいため、初心者にも扱いやすい素材です。かつては羊の腸を使ったガット弦が使われていましたが、現在は合成素材が中心になっています。スチール弦は張力が強く、一般的なウクレレのボディやブリッジには負担が大きいので、通常は使われません。
Q6 : 「ウクレレ」というハワイ語は、一般的にどんな意味だと説明される?
ウクレレはハワイ語で「跳ぶノミ」を意味すると説明されるのが一般的です。「ウク」がノミ、「レレ」が跳ぶ・跳ねるという意味です。演奏する人の指が指板の上をせわしなく動き回る様子がノミの跳ねる姿に似ていたことから、この名がついたという説が広く知られています。名前の由来には諸説あり、はっきり確定しているわけではありませんが、「跳ぶノミ」という訳は最も定着しています。
Q7 : 一般的なウクレレの4つのサイズのうち、最も大きく、調弦がギターの上4弦(D-G-B-E)と同じものはどれ?
一般的なウクレレはソプラノ、コンサート、テナー、バリトンの4サイズに分けられ、この順に大きくなります。全長の目安はソプラノが約53cm、バリトンが約76cmです。バリトンだけは調弦がD-G-B-Eで、ギターの1〜4弦と同じです。そのため、ギターの経験がある人はコードフォームをそのまま応用できます。ほかの3サイズはG-C-E-Aが標準の調弦です。
Q8 : 「陽気な王様」と呼ばれ、ウクレレを宮廷の催しに取り入れて普及を後押ししたことで知られる、ハワイ王国の第7代君主は誰?
ウクレレの普及に大きく貢献したとされるのは、ハワイ王国第7代君主のカラカウア王です。音楽やフラを愛したことから「メリー・モナーク(陽気な王様)」と呼ばれました。王は宮廷の催しでウクレレを演奏させ、禁じられていたフラの復興にも力を注ぎました。こうした後押しでウクレレはハワイの音楽文化に欠かせない楽器になりました。リリウオカラニ女王はカラカウア王の妹で、「アロハ・オエ」の作曲者として知られます。
Q9 : ウクレレの標準チューニングは4弦から順にどれ?
ソプラノ・コンサート・テナーの標準チューニングは、4弦から1弦の順にG-C-E-Aです。4弦のGは3弦のCより高い音に張られるのが特徴で、これがウクレレらしい明るく丸い響きを生みます。E-A-D-Gはベースギターの調弦、D-G-B-Eはギターの上4弦と同じで、ウクレレではバリトンに使われます。A-D-F#-Bは標準より全音高い調弦で、一部の奏者や古い教本で使われることがありますが、標準ではありません。
Q10 : ウクレレの原型になったとされる、ポルトガルから伝わった小型の弦楽器はどれ?
ウクレレの原型は、ポルトガル・マデイラ島周辺で親しまれていたマシェーテ(ブラギーニャ)という小型の4弦楽器です。1879年、ポルトガルからの移民を乗せた船がハワイに到着し、移民たちが持ち込んだこの楽器がハワイで独自に発展しました。現地の楽器職人が改良を重ねて、ウクレレが誕生したとされています。シタールはインド、バンジョーはアメリカ、マンドリンはイタリアで発展した楽器で、原型ではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はウクレレクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はウクレレクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。