クレー射撃と聞くと、テレビ越しのオリンピック中継でしか見たことがない、という方も多いのではないでしょうか。実は使用する銃の種類から標的の素材、競技ルール、日本で銃を持つための手続きまで、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。今回はそんなクレー射撃にまつわる雑学を、全10問のクイズ形式でお届け。あなたはいくつ正解できるか、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : クレー射撃で2024年パリ五輪トラップ女子で日本人初のメダル(銅)を獲得した選手は誰か?
2024年パリオリンピックのクレー射撃トラップ女子で佐藤朱里(さとう・あかり)選手が銅メダルを獲得し、日本女子クレー射撃選手として五輪初メダルを達成しました。中山由起枝は5度の五輪出場を誇るベテラン選手ですが五輪メダルには届きませんでした。佐藤選手は北海道出身で、長年の地道なトレーニングが実を結び、日本の射撃界に新たな歴史を刻みました。
Q2 : クレー射撃で使用される散弾の1発に含まれる粒の最大数は国際ルールで何粒以下と定められているか?
ISSF(国際射撃連盟)のルールでは、クレー射撃用散弾の重量は最大24グラム、粒の直径は2.0〜2.6mm(鉛弾)と定められており、これらの規定から1発に含まれる弾の数はおおよそ400粒前後となります。粒が小さく多数であるほど散開パターンが広がり命中率が上がりますが、ルールで上限が定められているため公平性が保たれています。鉛中毒対策で無毒の鋼弾(スチールショット)使用も推進されています。
Q3 : クレー射撃の「トラップ」競技で1ラウンドは何枚のクレーを撃つか?
トラップ競技の1ラウンドは25枚のクレーで構成されます。射手は5つの射台を順に移動し、各射台で5枚ずつ撃ちます。クレーは射手の前方15mにある放出機から、左右と正面のいずれかにランダムな角度・高さで放出されます。オリンピックでは予選125枚(5ラウンド)、決勝50枚で競われ、命中数で順位を競います。
Q4 : スキート競技でクレーが放出される2つの場所の名称は?
スキート競技ではハイハウス(高い放出塔、約3.05m)とローハウス(低い放出塔、約1.07m)の2か所からクレーが放出されます。射手は半円状に配置された8つの射台を移動しながら、単発(シングル)と同時放出(ダブル)の両方を撃ちます。ハイハウスは射手の左側、ローハウスは右側に配置され、クレーは射場中央のクロスポイント付近で交差します。
Q5 : クレー射撃が初めて近代オリンピックの正式種目になったのは何年大会か?
クレー射撃(当時はライブピジョン射撃も含む射撃競技)は1900年のパリオリンピックで初めて正式種目となりました。なお生きた鳩を使うライブピジョン射撃も同大会で実施されましたが、これは唯一動物を殺傷した五輪種目として知られます。現代のクレー(素焼き皿)を用いた競技は1900年代以降普及し、トラップは1900年、スキートは1968年メキシコ大会から正式種目となりました。
Q6 : 日本のクレー射撃で銃を所持するために必要な許可を出す機関はどこか?
日本では銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)により、散弾銃を所持するには住所地を管轄する都道府県公安委員会の許可が必要です。許可を得るには教習射撃の修了、技能講習、精神鑑定、身辺調査などを経る必要があります。許可は3年ごとの更新制で、保管方法やライフル銃への移行条件も厳しく定められています。実際の手続きは所轄警察署の生活安全課が窓口となります。
Q7 : スキート競技の射台は全部でいくつあるか?
スキート競技の射台は8つあります。ハイハウスとローハウスを結ぶ直線を弦とする半円上に1番から7番までの射台が等間隔で配置され、さらに弦の中央に8番射台があります。射手はこれらを順に移動しながら計25枚のクレーを撃ちます。射台ごとにシングル(単発)とダブル(同時放出)の組み合わせが決まっており、放出角度と距離が変化するため多様な技術が求められます。
Q8 : クレー射撃の標的「クレー」は何でできているか?
クレーピジョンは主にピッチ(石油精製の副産物)と石灰の混合物で作られた皿状の標的です。直径約110mm、厚さ約25mmで、空中で撃ち砕かれた際に粉々に割れるよう設計されています。かつては生きた鳩(pigeon)を標的に使っていた名残で「クレーピジョン」と呼ばれ、19世紀後半に動物愛護の観点から現在の素焼き皿に置き換わりました。
Q9 : オリンピックのクレー射撃で実施されている種目はどれか?
現在のオリンピックではトラップとスキートの2種目が実施されています。トラップは射手の前方15m地点の放出機から飛び出すクレーを撃ち、スキートは左右2か所の放出機(ハイハウスとローハウス)から飛び出すクレーを撃ちます。ダブルトラップはかつて実施されていましたが2020年東京大会で除外されました。男女別および混合団体が行われています。
Q10 : クレー射撃で使用される散弾銃の種類はどれか?
クレー射撃では散弾銃(ショットガン)を使用します。散弾銃は1発で多数の弾(散弾)を発射する銃で、空中を飛ぶ標的(クレー)を撃ち落とすのに適しています。ライフル銃は1発の弾丸を直線的に発射するため、動く標的を撃つクレー射撃には向きません。日本では銃刀法により所持には公安委員会の許可が必要です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はクレー射撃クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はクレー射撃クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。