ハーネスと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか。クライミングや高所作業の安全装備、自動車の電装部品、犬の散歩道具、さらには馬が引く競馬まで、ハーネスという言葉は実に幅広い分野で使われています。それぞれ役割も形も全く違うのに、同じ名前で呼ばれているのが面白いところ。今回は、そんなハーネスにまつわる雑学を全10問のクイズにまとめました。あなたはいくつ正解できるでしょうか。
Q1 : パラシュートのハーネスが果たす最も重要な役割は次のうちどれでしょうか?
パラシュートハーネスは、開傘したキャノピーと呼ばれる傘体部分とジャンパーの身体を物理的に結びつける極めて重要な装具です。ライザーと呼ばれる連結部分を介して荷重を全身に分散させる構造となっており、開傘時の強い衝撃にも耐える設計になっています。装着不良は致命的事故に直結するため、ジャンプ前には必ず本人と教官など複数人による入念な点検が行われています。
Q2 : 犬用ハーネスのH型という名称の由来は次のうちどれでしょうか?
H型ハーネスは、首周りに通すベルトと胴周りに巻くベルトの2本を、背中側で1本のストラップでつないだ形状をしており、平らに広げるとちょうどアルファベットのHに見えることからこの名前が付けられました。装着が比較的簡単で抜けにくく、小型犬から中型犬まで幅広く使われている定番のタイプです。Y型やベスト型など他の形状と並ぶ代表的なハーネスの一つとして親しまれています。
Q3 : 一般の事業場で、作業床のない場所でフルハーネス型の使用が原則となる高さの基準は次のうちどれでしょうか?
労働安全衛生規則第518条等により、高さ2m以上で作業床のない場所では墜落制止用器具の着用が義務化されており、そのうち6.75mを超える場所ではフルハーネス型の使用が原則となっています。これは胴ベルト型で安全に止められる落下距離の限界に基づいた基準で、それ以下の高さでは地面との衝突を避けるため胴ベルト型の使用も例外的に認められる場合があります。
Q4 : フルハーネス型墜落制止用器具を使う作業者に義務付けられる特別教育の合計時間は何時間でしょうか?
フルハーネス型墜落制止用器具を使用する高所作業者には、労働安全衛生法に基づく特別教育の受講が義務付けられています。内訳は学科4.5時間(作業に関する知識、墜落制止用器具に関する知識、労働災害防止に関する知識、関係法令)と実技1.5時間で、合計6時間です。受講していないと業務に従事できないため、雇用主は必ず受講を確認する必要があります。
Q5 : フルハーネス型と対比される従来主流だった安全帯はどのタイプでしょうか?
従来は胴ベルト型と呼ばれる腰に1本のベルトを巻くタイプが主流でしたが、墜落時にベルトが内臓を強く圧迫したり、ベルトから身体が抜け落ちたりする重大事故が多発しました。このため肩・腰・太ももの複数箇所で全身を支えるフルハーネス型が原則となり、胴ベルト型は墜落距離が短いなど一定の条件下でしか使えなくなっています。労働者の安全性向上のための重要な見直しでした。
Q6 : 馬がサルキーと呼ばれる二輪車を引いて走る競馬の種類は次のうちどれでしょうか?
繋駕速歩競走(けいがそくほきょうそう)は、ドライバーがサルキーと呼ばれる軽量の二輪車に乗り、馬がそれを引いて速歩で走る競馬で、英語ではハーネスレースと呼ばれています。北米やヨーロッパ、オーストラリアで人気のある競技で、競走馬としてはスタンダードブレッドという品種が主に使われます。日本でも昭和期に行われていましたが、1968年に廃止され現在は実施されていません。
Q7 : 建設業で、作業床を設けない場所においてフルハーネス型の使用が義務付けられる高さの基準はどれでしょうか?
労働安全衛生規則により、作業床を設けることが困難で墜落制止用器具を使用する場合、建設業では高さ5m以上の作業でフルハーネス型の着用が義務付けられています。一般の事業場では6.75mを超える場合が基準ですが、建設業ではより厳しい数値が設定されています。これは建設現場での墜落事故が他業種より多発しており、より高度な安全対策が必要とされているためです。
Q8 : クライミング用ハーネスで体重を主に支えている部位はどこでしょうか?
クライミングハーネスはシットハーネスと呼ばれる腰と太もも周りで体を支えるタイプが一般的です。ウエストベルトとレッグループで荷重を分散することで、墜落時の衝撃を骨盤周辺で受け止め、内臓や脊椎へのダメージを大きく軽減できます。首や肩だけで支える設計は呼吸困難や脊髄損傷のリスクが高いため、安全装備としては採用されていません。アルパインクライミングや工事現場の高所作業など幅広い分野で使用されています。
Q9 : 日本でフルハーネス型墜落制止用器具の使用が原則となったのはいつからでしょうか?
2019年2月に労働安全衛生法施行令などが改正され、いわゆる安全帯は墜落制止用器具へ名称変更され、原則としてフルハーネス型の使用が定められました。周知のための猶予期間が設けられ、2022年1月2日からは旧式の胴ベルト型は一定条件下を除いて使用できなくなりました。墜落時の身体損傷を減らすことが大きな目的で、建設業をはじめ高所作業を行う多くの現場で対応が進んでいます。
Q10 : 自動車のワイヤーハーネスが担う主な役割は次のうちどれでしょうか?
ワイヤーハーネスは自動車の電装品同士を結ぶ神経とも呼ばれる重要部品で、エンジン制御信号やライト・エアコン・カーナビなど各種機器への電力供給と通信を一手に担っています。1台あたり数千本の電線を束ねたもので、総延長は数キロメートルにおよぶこともあります。電動化や自動運転技術の進化で扱う電力量と信号量が急増し、その重要性は年々高まっています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はハーネスクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はハーネスクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。