オペレッタと聞くと堅苦しいイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は誰もが耳にしたことのある名曲や、学校で習った音楽史とも深く結びついたジャンルです。誕生の背景から名作、作曲家、日本での広がりまで、オペレッタの世界を知れば知るほど面白い雑学が詰まっています。今回はそんなオペレッタにまつわる基礎知識と意外なエピソードを、クイズ形式で10問にまとめました。ぜひ挑戦して、あなたの音楽の知識を試してみてください。
Q1 : 日本でオペレッタの要素を取り入れた舞台を数多く上演してきた劇団として知られるのはどこか。
宝塚歌劇団は兵庫県宝塚市を本拠地とする女性のみで構成される歌劇団で、海外の名作オペレッタを翻案した舞台や、華やかな歌・ダンス・芝居を融合させたオリジナル作品を数多く上演してきました。台詞と歌が交互に展開する構成や、恋愛・喜劇を中心とした物語性の高い演出は、ヨーロッパのオペレッタの様式と通じる点が多く、日本におけるオペレッタ文化の普及と独自の発展に大きく貢献してきた存在として知られています。
Q2 : ワルツを得意とし「ワルツ王」とも称される、「こうもり」の作曲家は誰か。
ヨハン・シュトラウス2世はウィーン出身の作曲家で、「美しく青きドナウ」などの舞踏音楽で絶大な人気を誇り「ワルツ王」と呼ばれました。舞踏音楽の分野だけでなく舞台作品にも進出し、代表作「こうもり」をはじめ複数のオペレッタを手がけています。父であるヨハン・シュトラウス1世も著名な作曲家であったため「2世」と表記されることが多く、親子ともにウィーンの音楽文化の発展に大きく貢献した音楽家一族として知られています。
Q3 : オペレッタ「メリー・ウィドウ」が初めて上演された都市はどこか。
「メリー・ウィドウ」は1905年にオーストリアの首都ウィーンにあるアン・デア・ウィーン劇場で初演されました。この作品は初演後ヨーロッパ各国で大評判となり、ウィンナ・オペレッタの中でも最も国際的な成功を収めた作品のひとつとなりました。ウィーンはヨハン・シュトラウス2世の「こうもり」など数多くのオペレッタ名作が生まれた土地であり、19世紀末から20世紀初頭にかけてオペレッタ文化が最も栄えた都市のひとつとして音楽史上重要な位置を占めています。
Q4 : オッフェンバックの「天国と地獄」の中で、フレンチカンカンの曲として特に有名な楽曲は何か。
「地獄のギャロップ」はオッフェンバックのオペレッタ「天国と地獄(地獄のオルフェ)」の終幕で演奏される軽快な舞曲で、現在ではフレンチカンカンの代表曲として世界的に知られています。躍動感のあるテンポと高揚感のある旋律が特徴で、運動会の入場曲やコメディ番組の効果音など、オペレッタという文脈を離れても日常的に耳にする機会の多い楽曲のひとつです。なお「美しく青きドナウ」はヨハン・シュトラウス2世のワルツであり、この曲とは別の作曲家・作品に由来します。
Q5 : 大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリを主人公とするオペレッタ「メリー・ウィドウ」を作曲したのは誰か。
「メリー・ウィドウ」は1905年にウィーンで初演されたハンガリー出身の作曲家フランツ・レハールの代表作です。大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリと元恋人の伯爵をめぐる恋愛模様を描いた作品で、優雅なワルツを中心とした美しい旋律と洗練された物語構成が高く評価されました。本作の大成功によってレハールはウィンナ・オペレッタの黄金時代を代表する作曲家としての地位を確立し、以後「メリー・ウィドウ・ワルツ」をはじめ劇中の楽曲は単独でも広く演奏される人気曲となっています。
Q6 : イギリスでオペレッタ「ミカド」などを生み出した、台本作家と作曲家のコンビとして知られるのは誰か。
台本・作詞を手がけたW・S・ギルバートと作曲を担当したアーサー・サリヴァンの組んだコンビは「ギルバート&サリヴァン」として知られ、19世紀後半のイギリスでサヴォイ・オペラと呼ばれる風刺的な喜劇オペレッタを多数生み出しました。代表作には日本を舞台にした「ミカド」や、海軍を風刺した「軍艦ピナフォア」、「ペンザンスの海賊」などがあり、機知に富んだ台詞と覚えやすい旋律で当時の社会や政治を風刺する作風が特徴で、現在も英語圏で盛んに上演されています。
Q7 : オペレッタが正統派オペラと大きく異なる特徴として、一般的に挙げられるのはどれか。
オペラは基本的に物語の進行がすべて歌(レチタティーヴォやアリア)によって表現されるのに対し、オペレッタでは歌と歌の間に俳優が台詞で芝居をする場面が挿入される点が大きな特徴です。また内容も風刺や恋愛を扱った軽妙な喜劇が中心で、踊りの場面を交えることも多く、結末も悲劇ではなく明るい結末を迎える作品がほとんどです。この「語りと歌の融合」という形式的な親しみやすさが、オペレッタが貴族だけでなく一般大衆にも広く愛された理由のひとつとされています。
Q8 : オペレッタ「こうもり」を作曲したのは誰か。
「こうもり」は1874年にウィーンで初演されたヨハン・シュトラウス2世の代表作で、ウィンナ・オペレッタの最高傑作のひとつとされています。仮面舞踏会での誤解やすれ違いを描いた軽快な喜劇で、ワルツやポルカなど魅力的な舞曲が多数盛り込まれています。シュトラウス2世は「ワルツ王」として知られる作曲家で、舞踏音楽の名手として数多くの名曲を残しましたが、「こうもり」はその中でも舞台作品として現在も世界各国の歌劇場で頻繁に上演され続けている人気作です。
Q9 : 「天国と地獄」(地獄のオルフェ)の作曲で知られ、「オペレッタの父」と呼ばれる人物は誰か。
ジャック・オッフェンバックはドイツ出身でフランスのパリを拠点に活躍した作曲家で、ギリシャ神話を風刺的に描いた「天国と地獄(地獄のオルフェ)」などの作品を通じてオペレッタという形式を確立しました。軽妙な台詞とコミカルな展開、親しみやすい旋律を組み合わせたこの作品群は大衆から絶大な人気を得て、後にヨーロッパ各国にオペレッタの様式が広まるきっかけとなったため、オッフェンバックは「オペレッタの父」と称されています。同作中の「地獄のギャロップ」はフレンチカンカンとしても有名です。
Q10 : オペレッタという音楽ジャンルが19世紀半ばに誕生した国はどこか。
オペレッタは19世紀半ばのフランス・パリで誕生した音楽ジャンルです。作曲家ジャック・オッフェンバックが「天国と地獄(地獄のオルフェ)」などの作品で、台詞と歌、踊りを組み合わせた軽快な喜劇的作品を確立し、「オペレッタの父」と呼ばれるようになりました。その後この様式はウィーンやロンドンなど各地に広がり、ヨハン・シュトラウス2世やギルバート&サリヴァンらによってそれぞれの国の文化に合わせて発展していきました。パリのオッフェンバックの劇場での成功が、オペレッタという形式が世界的に認知される出発点となったのです。
まとめ
いかがでしたか? 今回はオペレッタクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はオペレッタクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。