軽快な足音でリズムを刻むタップダンス。映画やミュージカルで一度は目にしたことがあっても、その歴史や名手たちのこと、独特の用語まで知る人は意外と少ないのではないでしょうか。生まれた背景から靴の秘密、時代を彩ったスターや記念日まで、タップの世界は奥深い魅力にあふれています。今回はそんなタップダンスにまつわる知識を、全10問のクイズにまとめました。あなたはいくつ正解できるか、リズムに乗って挑戦してみてください。
Q1 : 1989年の映画『TAP/タップ』で主演を務めたタップの名手は誰? サヴィオン・グローヴァー グレゴリー・ハインズ ジーン・ケリー ビル・ロビンソン
1989年公開の映画『TAP/タップ』で主演を務めたのはグレゴリー・ハインズである。彼はタップの伝統を受け継ぎつつ現代へと橋渡しした名ダンサー兼俳優で、本作ではサミー・デイヴィスJr.ら往年の名タッパーとも共演した。舞台『ジェリーズ・ラスト・ジャム』でトニー賞を受賞するなど、ブロードウェイでも活躍。タップ文化の継承者として、後進のサヴィオン・グローヴァーらにも大きな影響を与えた人物である。
Q2 : フレッド・アステアの名パートナーとして多くの映画で共演した女優は誰? シド・チャリシー エレノア・パウエル ライザ・ミネリ ジンジャー・ロジャース
フレッド・アステアの名パートナーとして最も知られるのはジンジャー・ロジャースである。1930年代を中心に『トップ・ハット』『スイング・タイム』など約10本の映画で共演し、優雅で息の合ったペアダンスは映画史に残る名コンビとして今も語り継がれる。「アステアは彼女に品格を与え、ロジャースは彼に色気を与えた」と評されるほど二人の相性は抜群だった。エレノア・パウエルらとも共演したが、代表的パートナーはロジャースである。
Q3 : 1996年の舞台『ブリング・イン・ダ・ノイズ〜』で振付を担った現代タップの旗手は誰? グレゴリー・ハインズ ジーン・ケリー サヴィオン・グローヴァー フレッド・アステア
1996年にブロードウェイで上演された『ブリング・イン・ダ・ノイズ、ブリング・イン・ダ・ファンク(Bring in 'da Noise, Bring in 'da Funk)』で振付を担当し、トニー賞を受賞したのがサヴィオン・グローヴァーである。彼はリズム・タップ(フーフィング)を現代的に進化させた第一人者で、力強く複雑なリズムを刻む独自のスタイルで知られる。伝統的なタップに新しい息吹を吹き込み、若い世代にその魅力を広めた立役者である。
Q4 : タップダンス界で「国歌」とも呼ばれる定番のグループ・ルーティンは? シム・シャム チャールストン リンディ・ホップ ジルバ
「シム・シャム(Shim Sham、正式にはシム・シャム・シミー)」は、タップダンス界で「国歌(ナショナル・アンセム)」とも呼ばれる定番のグループ・ルーティンである。決まった一連のステップから成り、イベントの締めくくりなどに大勢で一緒に踊る習わしがある。1920〜30年代に生まれたとされ、世界中のタッパーが共通して知る合言葉のような存在。チャールストンやリンディ・ホップはスウィング系のダンスで、タップの定番ルーティンではない。
Q5 : アメリカで「ナショナル・タップダンス・デー」に定められている日はいつ? 3月3日 5月25日 7月4日 10月10日
アメリカでは5月25日が「ナショナル・タップダンス・デー(National Tap Dance Day)」に定められている。これは伝説的タップダンサー、ビル・ロビンソン(愛称ボージャングルス)の誕生日にちなんだもので、1989年に議会で正式に承認された。タップダンスをアメリカ生まれの芸術文化として称える日であり、この時期には各地でイベントやワークショップが開かれる。ロビンソンの功績を今に伝える記念日である。
Q6 : 足で刻むリズムそのものを重視し「フーフィング」とも呼ばれるタップの様式は? リズム・タップ ブロードウェイ・タップ クラシック・タップ モダン・タップ
足で刻むリズムそのものを主役に据えたタップのスタイルを「リズム・タップ」と呼び、俗に「フーフィング(hoofing)」とも言う。上半身の見栄えより、低い姿勢で複雑な足のリズムを追求するのが特徴で、ジャズと結びついて発展した。対して華やかな上半身の動きや振付を重視するのは「ブロードウェイ・タップ(ショー・タップ)」と呼ばれる。サヴィオン・グローヴァーらはリズム・タップの流れを現代に受け継ぐ代表格である。
Q7 : 映画『雨に唄えば』(1952)で雨の中タップを踊ったのは誰? ジーン・ケリー フレッド・アステア グレゴリー・ハインズ サミー・デイヴィスJr.
映画『雨に唄えば』(Singin' in the Rain, 1952年)で、土砂降りの雨の中を傘を回しながら水たまりを蹴ってタップを踊る名場面を演じたのはジーン・ケリーである。彼は主演だけでなく共同監督・振付も担当した。フレッド・アステアと並ぶミュージカル映画黄金期の代表的ダンサーで、運動量の多いダイナミックな踊りが持ち味。この雨のシーンは映画史に残る名シーンとして今なお世界中で愛されている。
Q8 : 「ボージャングルス」の愛称で階段を使ったタップで有名なダンサーは誰? サヴィオン・グローヴァー ジーン・ケリー ビル・ロビンソン フレッド・アステア
「ボージャングルス(Bojangles)」の愛称で親しまれたビル・ロビンソン(Bill Robinson)は、階段を上り下りしながら軽やかにタップを踏む「ステア・ダンス(階段の踊り)」で一世を風靡した。20世紀前半に活躍した黒人タップダンサーの草分け的存在で、映画では子役スターのシャーリー・テンプルとも共演した。彼の誕生日である5月25日は、のちにアメリカのナショナル・タップダンス・デーに制定された。
Q9 : タップダンスが生まれた国はどこ? イギリス アイルランド フランス アメリカ
タップダンスは19世紀のアメリカで誕生した。アフリカから連れてこられた人々が持つリズミカルな足踏みの踊りと、アイルランドやイギリスからの移民が伝えたステップダンスが、都市部で出会い融合して生まれたとされる。ミンストレル・ショーやヴォードヴィルを通じて広まり、20世紀にはミュージカル映画やブロードウェイで一大ジャンルへと発展した。ルーツは複数の文化にまたがるが、様式として確立したのはアメリカである。
Q10 : タップシューズの底に取り付けられた金属の部品を何と呼ぶ? ヒール タップ ソール クリート
タップシューズ最大の特徴は、つま先とかかとの底に取り付けられた金属製の板で、これを「タップ(tap)」または「タップス」と呼ぶ。多くはアルミやスチール製で、床を打つことでシャープな音が鳴る。この金属部品こそがタップダンス独特の打楽器的な響きを生み出す源であり、ダンサーは足さばきでリズムやアクセントを自在に刻む。ヒールやソールは靴の一般的な部位を指す言葉で、金属板そのものの名称ではない。
まとめ
いかがでしたか? 今回はタップダンスクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はタップダンスクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。