関節技は、格闘技における究極の駆け引きを象徴する技術です。柔道の寝技、ブラジリアン柔術、プロレス、総合格闘技まで、その種類は実に多彩で、それぞれに歴史や名前の由来、独特の技術背景があります。本記事では、有名な関節技の名称や由来、極める部位など、知っているようで意外と知らない奥深い世界をクイズ形式で全10問お届けします。あなたはいくつ正解できるでしょうか?
Q1 : プロレスの「4の字固め(フィギュアフォーレッグロック)」が主にダメージを与える部位は?
フィギュアフォーレッグロック(日本では『4の字固め』)は、相手の両脚を数字の『4』の字型に絡めて、膝関節をひねって極める関節技である。アメリカのプロレスラー、バディ・ロジャースが広めたとされ、後にリック・フレアーやジャイアント馬場、ジ・デストロイヤーなど多くの名選手の必殺技として有名になった。脚をクロスさせる形が数字の4に見えることから命名された。膝の靭帯に強い負荷がかかる関節技である。
Q2 : 総合格闘技で関節技をかけられた選手が降参する際、最も一般的な合図は?
総合格闘技やブラジリアン柔術、サンボなどでは、関節技や絞め技で降参(ギブアップ)する際、マットや相手の体を手のひらや足で叩く『タップ(tap out)』が最も一般的な合図である。声で『タップ』や『ギブ』と言うことも認められているが、首を絞められて声が出せない状況も多いため、視覚と触覚の両方で判別できるタップが世界共通の標準となっている。タップは試合終了の絶対的な合図である。
Q3 : 「ヒールフック」が主にダメージを与える関節は?
ヒールフックは相手の踵(heel)を捻ることで、膝関節に強烈な捻転力を加える関節技である。一見足首に効くように見えるが、実際には膝の靭帯(特に前十字靭帯ACL・内側側副靭帯MCL・半月板など)に深刻なダメージが及ぶ。痛みを感じる前に靭帯が断裂してしまうことが多く、極めて危険な技とされる。柔道や旧来の柔術では禁止技、ブラジリアン柔術でも長らく茶帯以上にのみ使用が許可されてきた背景がある。
Q4 : ブラジリアン柔術の「オモプラッタ」が極める関節は?
オモプラッタ(omoplata)はポルトガル語で『肩甲骨』を意味する関節技である。三角絞めに似たポジションから自分の脚を相手の腕に巻きつけ、肩関節を強くひねって極める。元々は柔道の『肩固め(かたがらみ)』と類似する技で、ブラジリアン柔術で大きく発展した。単に極め技として使うだけでなく、スイープ(体勢逆転)やバックテイクなど、別の攻撃へつなげる連携技としても多用される万能な技である。
Q5 : プロレスの必殺技「卍固め」を代名詞とした選手は?
卍固め(まんじがため)は、アントニオ猪木の代表的な必殺技として知られるプロレスの関節技である。1968年頃、カール・ゴッチに教わったとされる『コブラツイスト』を発展させた形で、相手の腕と脚を複雑に絡めて極める複合関節技である。技をかけた形が漢字の『卍』の文字に似ていることから命名された。プロレスのフィニッシュホールドとして長く愛され、猪木の代名詞となり、後の多くのプロレスラーにも受け継がれた。
Q6 : ブラジリアン柔術で「アメリカーナ」と呼ばれる肩関節技の別名は?
アメリカーナはブラジリアン柔術での呼び名で、別名『キーロック』『V1アームロック』『フィギュアフォーアームロック』とも呼ばれる肩関節を極める技である。相手の腕をL字(90度)に曲げ、その手を下方向にゆっくり押し付けることで肩関節をひねって極める。サイドコントロールやマウントポジションから決めやすく、初心者でも比較的使いやすい関節技として知られる。木村ロック(腕緘)とは形が似ているが、ひねる方向が逆である。
Q7 : 「ニーバー(kneebar)」が極める関節は?
ニーバー(kneebar)は、相手の膝関節を逆方向に伸展させて極める関節技で、アームバーの脚バージョンとも言える技である。相手の脚を自分の脇で挟み込み、股を支点として膝関節を強引に伸ばす形で極める。総合格闘技やブラジリアン柔術で頻繁に使用され、特に下からの攻防(ガードポジション)から決められることが多い。柔道のルールでは禁止技だが、サンボや柔術競技では合法であり、強力なフィニッシャーの一つとされる。
Q8 : 「腕ひしぎ十字固め」の英語名として最も一般的に知られているのは?
腕ひしぎ十字固めは柔道の代表的な関節技で、英語では『Armbar』または『Cross Armbar』と呼ばれる。日本語で『十字』となるのは、技をかけた瞬間に相手と自分の体が十字型に交差することに由来する。総合格闘技やブラジリアン柔術でも頻繁に使用される定番の関節技で、相手の肘関節を逆方向に伸展させることで極める。柔道では正式名称として『腕挫十字固(うでひしぎじゅうじがため)』と表記され、寝技の中でも基本かつ重要な技と位置付けられている。
Q9 : キムラロックの名前の由来となった柔道家は誰?
キムラロックは、昭和の柔道家・木村政彦に由来する技名である。1951年、ブラジルで行われたエリオ・グレイシーとの異種格闘技戦で、木村がこの技でエリオの腕を折って勝利したことから、グレイシー一族が敬意を込めて『キムラ』と呼ぶようになった。木村政彦は戦前・戦後を通じて13年間不敗を誇った伝説的柔道家で、『鬼の木村』『木村の前に木村なく、木村の後に木村なし』と称された人物である。
Q10 : キムラロックの正式な柔道名は?
キムラロックの正式な柔道名は『腕緘(うでがらみ)』である。相手の腕を肩の上で曲げ、テコの原理で肩関節と肘関節をひねって極める関節技で、柔道では古くから存在する寝技として認められている。総合格闘技ではキムラロック、プロレスではダブルリストロックとも呼ばれ、競技や場面によって呼称が異なる。腕挫(うでひしぎ)系の固め技と並び、柔道の代表的な関節技の一つとして指導者からも重要視されている。
まとめ
いかがでしたか? 今回は関節技クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は関節技クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。