「敗北」という言葉に使われる「北」という漢字は、元々どのような意味を持っていたか?
「北」という漢字はもともと、二人の人が背中合わせに立っている姿を表した象形文字であり、「そむく」「にげる」という意味を持っていた。合戦で敗れた兵士が背を向けて逃げ出す様子から「敗北」という言葉が生まれ、そこから「北」には敗れて逃げるという意味が込められている。後に、この字が方角の「きた」を表す字としても使われるようになったため、元々の「そむく」という意味は「背」という別の漢字に引き継がれることになった。日常的に使う「北」の字にこうした成り立ちがあることはあまり知られていない。