スケートボードの代表的なトリック、キックフリップ。名前は聞いたことがあっても、その仕組みや歴史まで知っている人は意外と少ないかもしれません。誰が生み出したのか、どんな足の動きで板が回るのか、そこから派生した技にはどんなものがあるのか。この記事では、キックフリップにまつわる豆知識を全10問のクイズ形式でお届けします。あなたは何問正解できるでしょうか。スケーターもそうでない人も、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
Q1 : キックフリップに360度のショービットを組み合わせた、通称「トレフリップ」とも呼ばれる技は何でしょう?
360フリップは、通称「トレフリップ」とも呼ばれ、キックフリップの縦回転に360度のショービット(ボードの水平一回転)を加えた複合トリックです。ボードがフリップしながら水平にも一周するため、回転の軌道が複雑になり、ストリートスケートでも難度の高い技として知られています。バリアルキックフリップはショービットが180度のもの、ダブルキックフリップはフリップを二回行うもの、ヒールフリップはかかとで逆回転させる技で、それぞれ動きが異なります。
Q2 : キックフリップでボードが回転する軸はどれでしょう?
キックフリップでボードが回転するのは、ノーズ(先端)からテール(後端)へと伸びる前後方向の軸、いわゆる「長軸」を中心とした回転です。前足のつま先でデッキのエッジを斜めに弾くことで、この長軸まわりに板がくるりと一回転します。ボードを垂直に貫く軸まわりの回転はショービット系、左右(横)方向の軸まわりに回すのはフリップとは別の動きになります。キックフリップの特徴は、あくまで板の長軸を中心に縦に回す点にあります。
Q3 : ロドニー・ミューレンが当初この技を呼んでいた名前は何でしょう?
ロドニー・ミューレンが1980年代前半に現在の平地キックフリップを生み出した当初、この技は「マジックフリップ」と呼ばれていました。足でエッジを弾くだけでボードが一回転して戻ってくる様子が、まるで魔法のように見えたことが名前の由来とされています。その後、技が広まるにつれて「キックフリップ」という呼称が定着し、現在に至ります。インポッシブルやハードフリップは、後年に派生・発展した別のトリックの名称です。
Q4 : キックフリップで、ボードは空中で何度回転するでしょう?
キックフリップでは、ボードが空中でノーズとテールを結ぶ前後方向の軸(長軸)を中心に、ちょうど一回転、つまり360度回転します。前足のつま先側でボードのエッジを斜めに弾く(フリックする)ことで回転が生まれ、一周してデッキの上面が再び上を向いたところで足を乗せて着地します。半回転(180度)で止めるとボードが裏返ったままになってしまい、うまく着地できません。きれいに360度回し切ってキャッチすることが、メイク(成功)の条件になります。
Q5 : キックフリップと逆方向に、かかと側で弾いて回す技の名前は何でしょう?
ヒールフリップは、キックフリップとちょうど逆方向にボードを回す技です。キックフリップが前足の「つま先側」でエッジを弾くのに対し、ヒールフリップは前足の「かかと側」でボードを蹴り出して回転させます。回る向きが反対になるだけで、オーリーをベースに360度回してキャッチするという原理は同じです。ポップショービットはボードを水平に回す技、ノーズスライドやボードスライドはレールなどを滑らせる技で、フリップ系の技とは仕組みが異なります。
Q6 : キックフリップでボードを弾いて回転を与える「フリック」を主に担うのはどちらの足でしょう?
キックフリップでは、二本の足が異なる役割を担います。後ろ足はテールを弾いてオーリーの跳躍を生み出し、前足はボードのエッジをつま先側で斜めに擦り上げて「フリック」し、回転を与えます。つまり、ボードを回す弾き動作の主役は前足です。後ろ足の弾きが弱いと高さが出ず、前足のフリックが甘いと回転が足りません。両者のタイミングを合わせることが成功の鍵で、どちらか一方だけでは技は完成しません。
Q7 : キックフリップに180度のショービット(水平回転)を組み合わせた技は何でしょう?
バリアルキックフリップは、キックフリップに180度のショービット(ボードの水平回転)を組み合わせた技です。ボードがフリップしながら同時に水平方向にも半回転するため、見た目に動きが増え、習得にはキックフリップ単体より高いコントロールが求められます。さらに360度のショービットを組み合わせると「360フリップ(トレフリップ)」になります。ダブルキックフリップは縦回転を二回行う技、ノーリーキックフリップはノーズ側で弾く技で、いずれも別物です。
Q8 : キックフリップはどのスポーツ・乗り物の技でしょう?
キックフリップは、スケートボードを代表するフリップトリックのひとつです。デッキ(板)を空中で回転させながら飛び、再び足で着地して乗りこなす技で、ストリートスケートの基礎とされています。サーフィンやスノーボード、BMXにもさまざまな技がありますが、「キックフリップ」という名称で広く知られているのはスケートボードの技です。足の弾き方ひとつでボードが回るため、習得には反復練習が欠かせず、多くのスケーターが最初の壁として挑戦する技でもあります。
Q9 : 現代的なキックフリップを生み出したスケーターは誰でしょう?
キックフリップを現代的なオーリーベースの平地での技として確立したのは、アメリカのスケーター、ロドニー・ミューレンです。彼は1980年代前半にフリースタイルスケートの分野で数多くのトリックを発明し、現在のストリートスケートの土台を築いた人物として知られています。トニー・ホークはバートランプ(ハーフパイプ)の伝説的存在、ナイジャ・ヒューストンは現代の競技シーンのトップ選手ですが、キックフリップの発明者はミューレンです。
Q10 : キックフリップの土台となる、ボードを弾いて宙に浮く基本技は何でしょう?
キックフリップは、まず「オーリー」という技ができることが大前提になります。オーリーは、後ろ足でテール(板の後方)を地面に弾きつけ、前足を擦り上げることでボードと一緒に宙に浮く基本技です。この浮いた状態を作れて初めて、空中でボードを回転させるキックフリップが成立します。マニュアルは前輪または後輪だけで走るバランス技、グラインドはレールなどを滑る技、ショービットはボードを水平回転させる技で、いずれもキックフリップの直接の土台ではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はキックフリップクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はキックフリップクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。