フェンシングと聞いて、すぐに思い浮かべるのはどんな姿でしょうか。3種目あるうちの一つ「フルーレ」は、独特のルールと優雅な動きで世界中の選手たちを魅了し続けている競技です。歴史や装備、有効面、攻撃権など、知れば知るほど奥深いフルーレの世界を、全10問のクイズでのぞいてみませんか。
Q1 : フルーレの試合では、両者同時に攻撃が当たった場合に勝敗を決める「○○権」がある。○○に入る言葉は? 防御 体当たり 反撃 攻撃
フルーレとサーブルには「攻撃権(プリオリテ/プライオリティ/right of way)」というルールがあり、両選手同時に有効面を突いた場合、攻撃権を持つ側のみが得点する仕組み。先に腕を伸ばして剣先を相手に向けた選手や、相手の攻撃を防御(パラード)してから反撃(リポスト)した選手などが攻撃権を獲得する。エペにはこのルールがなく、同時ヒットの場合は両者ともに得点となる。
Q2 : フルーレ選手が試合中に有効面を覆うように着用する、電気伝導性のベストの名称は? プラストロン ラメ ガード クロワ
フルーレ選手が有効面(胴体)を覆うように着用する電気伝導性のベストを「ラメ(lamé)」と呼ぶ。金属繊維(銀やステンレス)を織り込んだ布地で、剣先がラメに触れて圧力を加えると電気審判機を通じて有効ランプ(色付き)が点灯する。サーブルでは上半身全体を覆うラメジャケットを着用するが、フルーレ用は胴体のみを覆う形状。プラストロンは安全のために脇に着る当て布で、別の防具である。
Q3 : 2008年北京オリンピックのフェンシング男子フルーレ個人で、日本人初のオリンピック銀メダルを獲得した選手は? 千田健太 西藤俊哉 太田雄貴 見延和靖
太田雄貴選手は2008年北京オリンピックのフェンシング男子フルーレ個人で銀メダルを獲得し、日本フェンシング界初のオリンピックメダリストとなった。その後2012年ロンドン五輪では男子フルーレ団体で銀メダル、2015年世界選手権では日本人初の世界王者となる金メダルを獲得。引退後は日本フェンシング協会会長としても活動し、日本のフェンシング普及と競技力向上に大きく貢献した選手として知られている。
Q4 : フルーレの決勝トーナメント(ダイレクトエリミネーション)では何本先取が勝利条件? 15本 10本 5本 20本
フルーレの決勝トーナメント(ダイレクトエリミネーション/DE)では15本先取、または9分の試合時間内により多く得点した方が勝利となる。試合は3分×3ピリオド構成で、各ピリオドの間に1分間の休憩が設けられる。一方、予選プールラウンドでは5本先取または3分以内で多く得点した方が勝者となる別ルールが適用される。団体戦では3人1組で1試合5本ずつ計9試合、合計45本先取で勝敗が決まる。
Q5 : FIE規定で定められたフルーレの剣全体の最大長として正しいのは? 約90cm以下 約100cm以下 約110cm以下 約120cm以下
フルーレの剣全体の最大長はFIE規定で110cm以下、そのうち剣身(ブレード)部分は90cm以下と定められている。エペも剣全長は同じく110cm以下だが、剣身の断面が三角形で太く重く作られている。サーブルは全長約105cm以下、剣身約88cm以下とフルーレよりやや短い。これらの寸法は安全性と公平性を担保するため厳格に定められ、試合前の検量・検尺で必ず確認される。
Q6 : フルーレで認められている攻撃方法は次のうちどれ? 斬りのみ 突きと斬り 突きのみ 払いのみ
フルーレは突き(point/thrust)のみが有効で、剣を振って斬るような攻撃は得点にならない。剣先には感応式のポイント装置が付いており、約500グラム以上の圧力で押し込まれると電気審判機が反応してランプが点灯する仕組み。同じく突き専用のエペとは違い、フルーレには攻撃権の概念があり、両者同時のヒットでは攻撃権を持つ側のみに得点が入る。サーブルは突きと斬り両方が有効である。
Q7 : 国際ルール(FIE規定)で定められたフルーレの剣全体の最大重量は? 500g以下 750g以下 1kg以下 300g以下
フルーレの剣全体の最大重量は国際フェンシング連盟(FIE)規定で500グラム以下と定められている。剣身(ブレード)は鋼鉄製で、最大長は90cm、剣全体の最大長は110cm。比較するとエペは最大770グラムでフルーレより重く、サーブルはフルーレと同じく最大500グラムだが剣身が薄く軽量化されている。重さに上限を設けることで、選手の安全確保と機動性のあるプレーが両立されている。
Q8 : フェンシングの3種目のうち、フルーレ以外の2種目はどれ? レイピアとカトラス フォイルとセイバー エペとフォイル エペとサーブル
フェンシングは大きく分けてフルーレ(Fleuret)、エペ(Épée)、サーブル(Sabre)の3種目があり、いずれもオリンピック競技として実施されている。フルーレは突き専用で胴体のみが有効面、エペは突き専用で全身が有効面、サーブルは突きと斬り両方が有効で上半身(腰から上)が有効面となる。なお選択肢2の「フォイル」はフルーレの英語表記、「セイバー」はサーブルの英語表記であり、同じ種目を指す。
Q9 : 近代オリンピックでフェンシング(フルーレを含む)が初めて採用された大会はどれ? 1900年パリ大会 1896年アテネ大会 1908年ロンドン大会 1924年パリ大会
フェンシングは1896年の第1回近代オリンピック・アテネ大会から正式競技として採用されている、最も歴史ある競技の一つ。当初は男子フルーレと男子サーブルの2種目から始まり、エペは1900年パリ大会から追加された。女子フルーレ個人は1924年パリ大会から、女子エペは1996年アトランタ大会、女子サーブルは2004年アテネ大会から正式種目に加わり、徐々に種目数が拡大してきた歴史を持つ。
Q10 : フルーレで攻撃が有効となる部位(有効面)はどれ? 全身 胴体のみ 胴体と腕 頭から腰まで
フルーレの有効面は胴体のみで、首から下、両腕の付け根まで、腰の高さまでの範囲が攻撃可能となる。マスク(頭部)、腕、脚への攻撃は無効と判定され、ランプ表示も別色(白)となる。これに対しエペは全身が有効面、サーブルは上半身(腰から上、両腕、頭部含む)が有効面となっており、3種目で大きく異なる。フルーレ選手が着用するラメ(金属繊維入りベスト)はこの有効面を覆うように作られている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はフルーレクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はフルーレクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。