ハイハットは、ドラムセットの中でも「チッチッ」というリズムの刻みから「シャーン」という華やかな響きまで、多彩な表情を見せてくれる楽器です。普段の音楽で何気なく耳にしていても、仕組みや使い方、歴史まで詳しく知っている方は意外と少ないかもしれません。この記事では、ハイハットにまつわる知識を10問のクイズにまとめました。ドラム経験者の方はもちろん、音楽好きの方も、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
Q1 : ハイハットを含む上位グレードのシンバルによく使われる「B20ブロンズ」は、どのような合金でしょうか?
B20ブロンズは、銅約80%に錫約20%を混ぜた青銅系の合金で、プロ向けや上位グレードのシンバルによく使われる素材です。名前の「B20」は、ブロンズに錫が20%含まれることに由来しています。この合金は、深みがあり温かみのある豊かな音色が得られる一方で、加工が難しく、製造にはコストと手間がかかります。銅と亜鉛の合金である真鍮(ブラス)は、比較的安価な入門用シンバルに使われることが多く、音色も明るく硬めになる傾向があります。
Q2 : ハイハットのペダルを踏み込んだとき、実際に動くシンバルはどれでしょう?
ハイハットスタンドでは、下側のボトムシンバルはスタンドに固定されていて動きません。ペダルを踏むと、内部のロッドを通じて、上側のトップシンバルだけが下方向に引き下げられ、ボトムシンバルに重なって閉じる仕組みです。ペダルを離すとスプリングの力でトップシンバルが元の位置まで戻り、シンバルが開きます。この構造により、足の踏み込み具合を変えることで、開き具合を細かく調整でき、音の響き方を自在にコントロールできます。
Q3 : ハイハットスタンドのロッドの先端に付いていて、トップシンバルを固定する部品の名前はどれでしょう?
ハイハットスタンドでは、ペダルとつながったロッドの先端にクラッチという金具を取り付け、トップシンバルを挟んで固定します。クラッチがトップシンバルをロッドに保持することで、ペダルの動きがトップシンバルに伝わり、ボトムシンバルとの開閉が可能になります。クラッチの締め具合によってシンバルの動きやすさが変わり、音の響きにも影響します。ラグやフープはドラムの胴やヘッドまわりの部品で、スナッピーはスネアドラムの裏に張る響き線のことです。
Q4 : 4分の4拍子の基本的な8ビートで、ハイハットは1小節に何回刻むのが一般的でしょうか?
8ビートとは、1小節を8分音符で等分してリズムを刻むビートのことです。4分の4拍子の1小節には8分音符が8つ入るため、ハイハットをクローズの状態で8回刻むのが基本的なパターンとなります。バスドラムが1拍目と3拍目、スネアドラムが2拍目と4拍目に入り、その上でハイハットが一定の8分音符を刻み続けることで、ロックやポップスの土台となるリズムが生まれます。ちなみに16ビートでは、1小節に16回刻みます。
Q5 : ハイハットの前身とされる、床に近い低い位置にシンバルを設置した足踏み式の装置は、何と呼ばれているでしょうか?
現在のハイハットが登場する前の1920年代ごろ、足で操作する低い位置のシンバル装置が使われていました。これはローボーイと呼ばれ、床から低い位置で2枚のシンバルを開閉するものでした。その後、ドラマーが手でも叩きやすいようにスタンドの高さを上げたものが登場し、これが「ハイボーイ」、さらに現在のハイハットへと発展したといわれています。ローボーイは足元にあるため、手で叩きにくく、スティックで演奏するには不便でした。
Q6 : ディスコビートでハイハットのオープンを入れる位置として、特徴的なのはどれでしょう?
ディスコビートは、バスドラムが4分音符で4回踏まれる、いわゆる「4つ打ち」を基本とするダンス向けのリズムです。その特徴として、ハイハットを拍と拍の間の裏拍でオープンにし、次の表拍でクローズするパターンがよく使われます。バスドラムの表拍とハイハットの裏拍が交互に鳴ることで、跳ねるようなグルーヴが生まれ、踊りやすいノリが作られます。この「ツッツッ」という裏拍のオープンハイハットは、ディスコ音楽を象徴するサウンドとして知られています。
Q7 : 右利きのドラマーが、ハイハットの開閉を行うペダルを踏むのに使う足はどれでしょう?
ハイハットは、ペダルを踏むことでトップシンバルとボトムシンバルを開閉するスタンド式の楽器です。一般的な右利きのドラマーは、右足をバスドラムのペダルに、左足をハイハットのペダルに置くセッティングで演奏します。左足でペダルを踏み込むとシンバルが閉じ、足を緩めると開くため、手でスティックを叩く動作と足の開閉を組み合わせることで、多彩な音色の変化を作り出せます。なお、左利き用のセッティングでは左右が逆になる場合もあります。
Q8 : ハイハットは、何枚のシンバルを1組として使う楽器でしょうか?
ハイハットは、同じ、あるいは対になるサイズの2枚のシンバルを上下に向かい合わせて1組とし、専用のスタンドに取り付けて使います。上側をトップシンバル、下側をボトムシンバルと呼びます。ボトムシンバルはスタンドに固定され、トップシンバルだけがペダルの動きに連動して上下します。2枚が重なり合ったりぶつかったりすることで、閉じたときの「チッ」という短い音や、開いたときの「シャー」という響きを出せるのが特徴です。
Q9 : 一般的なハイハットのシンバルで、最もよく使われているサイズはどれでしょう?
ハイハットのシンバルには、13インチや15インチなどさまざまなサイズがありますが、最も標準的とされているのは14インチです。メーカーの入門セットから、プロ向けの上位モデルまで、14インチのハイハットが広く採用されています。サイズが小さいほど音は高く歯切れがよくなり、大きいほど太く深みのある音になる傾向があります。20インチや24インチは、主にライドシンバルで使われる大きさであり、ハイハットとしては一般的ではありません。
Q10 : ハイハットを開いた状態(オープン)で叩いたときの音の特徴として、正しいものはどれでしょう?
ハイハットを開いた状態で叩くオープンハイハットは、上下のシンバルが離れているため、叩いた後も2枚が自由に振動し続けます。その結果、「シャーン」というジャラついた響きが長く伸びるのが特徴です。反対に、ペダルを踏んで閉じた状態(クローズ)で叩くと、シンバル同士が触れ合って振動が抑えられ、短く引き締まった「チッ」という音になります。この開閉の使い分けによって、リズムにメリハリやアクセントをつけることができます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はハイハットクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はハイハットクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。