スネアドラムは、ドラムセットの中でもひときわ存在感のある音を放つ、リズムの要です。構造や各部の名前、叩き方のテクニック、基本の練習メニューなど、知っておきたい知識は意外と幅広くあります。この記事では、そんなスネアドラムにまつわる知識を10問のクイズにまとめました。ドラム初心者の方はもちろん、経験者の方も知識の確認にぜひ挑戦してみてください。全問正解を目指して、楽しみながらスネアの奥深さに触れてみましょう。
Q1 : スネアドラムの「リムショット」とはどのような奏法でしょう?
リムショットは、スティックでヘッドとフープ(リム)を同時に叩く奏法で、通常のショットよりも大きく、鋭く抜けのよい音が出ます。ロックやポップスでスネアの音を際立たせたいときや、強いアクセントを付けたいときによく使われます。ヘッドのみを叩く通常の奏法と使い分けることで、表現の幅が広がります。スナッピーをオフにするのはレバー操作であり、奏法とは別のものです。また、胴だけを叩く奏法をリムショットとは呼びません。
Q2 : スネアドラムに付いている、スナッピーの張り具合の調整やオン・オフの切り替えを行うレバー付きの機構の名称は何でしょう?
ストレイナーは、スネアドラムの胴の側面に取り付けられた、スナッピーを固定して張り具合を調整するための機構です。多くのモデルでは、レバーを操作することでスナッピーをヘッドから離す(オフ)、または当てる(オン)切り替えができます。曲によってスナッピーをオフにして、タムのような響きにすることもあります。ラグはヘッドを締めるためのテンションボルトを受ける金具、チューニングキーはそのボルトを回す工具で、いずれも別の部品です。
Q3 : 左手の手のひらを上に向け、親指と人差し指の付け根の間にスティックを載せて持つグリップは何でしょう?
トラディショナルグリップは、右手は上から握り、左手は手のひらを上に向けて親指と人差し指の付け根でスティックを支える持ち方です。行進しながら斜めに吊ったスネアを叩く軍楽隊の奏法が起源とされ、現在もマーチングやジャズドラマーの一部が使います。両手を同じ握りにするのがマッチドグリップで、ジャーマングリップとフレンチグリップは、そのマッチドグリップの中で手のひらの向きや指の使い方が異なるバリエーションです。
Q4 : スティックの先端をヘッド上に置いたまま、スティックの胴の部分でリムを叩いて、乾いた「コッ」という音を出す奏法は何でしょう?
クロススティックは、スティックの先端をヘッドに置いたまま、握った手を支点にして、スティックの胴の部分をリムに当てる奏法です。「コッ」という乾いた木の音がして、サイドスティックやリムクリックとも呼ばれます。ボサノバやバラードなど、静かな曲調で軽やかなアクセントを付けたいときによく使われます。リムショットはヘッドとリムを同時に叩く奏法で、音が大きく鋭くなるため別物です。ダブルストロークは同じ手で2回続けて叩く奏法です。
Q5 : スネアドラムの、スティックで叩く側(打面側)のヘッドの呼び方はどれでしょう?
スネアドラムの打面側のヘッドは「バッターヘッド」と呼ばれ、スティックで直接叩かれる面です。摩耗しやすいため、コーティング付きや二枚重ねなど耐久性を高めたものも多く販売されています。一方、裏側のヘッドは「レゾナントヘッド」または「スナッピーサイドヘッド」と呼ばれ、非常に薄く作られていて、スナッピーが振動を拾いやすくなっています。ゴーストヘッドやブリッジヘッドといった名称の一般的なヘッドはありません。
Q6 : メインのフレーズの合間に、ごく小さな音量で入れて、リズムに立体感や躍動感を出す音符のことを何と呼ぶでしょう?
ゴーストノートは、スネアドラムを非常に小さな音量で叩き、メインのバックビートの合間に「聞こえるか聞こえないか」程度に挟む音のことです。ファンクやジャズ、ロックなど幅広いジャンルで使われ、ビートに細かなニュアンスやグルーヴを与えます。楽譜では丸括弧付きの音符で書かれることが多いです。アクセントは逆に強調して叩く音、フラムは主音の直前に装飾音を付ける奏法で、意味が異なります。
Q7 : 基本的なルーディメンツの「シングルパラディドル」の手順として、正しいものはどれでしょう?(R=右手、L=左手)
シングルパラディドルは、RLRR LRLL(右左右右、左右左左)という手順で叩く基本的なルーディメンツです。パラは「パパ」、ディドルは「ママ」に当たる二度打ちの意味を持つ語から来ており、シングルストロークとダブルストロークを組み合わせた構造になっています。手順が反転するため、フレーズの頭の手が入れ替わるのが特徴です。フィルインやグルーヴのバリエーション作りにも応用できるため、多くのドラマーが基礎練習として取り入れています。
Q8 : 主音の直前に小さな装飾音を1つ付け、両手をほぼ同時に近いタイミングで打ち分ける、基本的なルーディメンツはどれでしょう?
フラムは、主音の直前に小さな装飾音(グレースノート)を1つ付ける奏法で、両手をわずかにずらして叩くことで「フラッ」と厚みのある音を出します。装飾音側の手は低い位置から小さく、主音側の手は高い位置から大きく振り下ろすのがコツです。ドラッグは装飾音を2つ付ける奏法、ダブルストロークは同じ手で2回続けて叩く奏法で、いずれも別のものです。フラムはPASが定める40のルーディメンツのひとつとして知られています。
Q9 : スネアドラムの裏側に張られている、細い金属線の束の名称は何でしょう?
スナッピーは、スネアドラムの裏側(レゾナントヘッド側)に張られている細いコイル状の金属線の束で、響き線とも呼ばれます。打面を叩いた振動が裏のヘッドに伝わり、スナッピーが共振することで、スネアドラム特有の「シャッ」という歯切れのよいザラついた音が生まれます。レバー操作でヘッドから離すこともでき、その場合はタムのような音色になります。ほかの選択肢はいずれもドラムセットの部品ですが、響き線ではありません。
Q10 : 一般的なスネアドラムの標準サイズとして、最も近いものはどれでしょう?
スネアドラムの標準的なサイズは口径14インチ(約35.6cm)で、深さは5〜6.5インチ程度のものが多く、中でも14×5.5インチは最も一般的とされています。深さが浅いほど軽快で歯切れのよい音、深いほど太く響く音になる傾向があります。10インチや12インチの小口径・深胴のものはタムに近い大きさで、18インチ×16インチはフロアタムやバスドラムに近いサイズです。いずれもスネアドラムの標準的なサイズではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はスネアドラムクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はスネアドラムクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。