11月の酉の日に開かれる酉の市。境内を彩る縁起熊手は、もともとは落ち葉をかき集める道具でした。なぜそれが商売繁盛や金運を招く縁起物になったのか、飾りに込められた願いや江戸から続く風習には意外な由来があります。熊手クイズ全10問で、酉の市の奥深い世界を覗いてみましょう。
Q1 : 11月の酉の日が3回ある年を何と呼ぶか?
十二支に基づく暦では、11月に酉の日が2回だけの年と3回巡ってくる年があります。3回ある年のことを「三の酉」と呼び、最初の「一の酉」、次の「二の酉」に続く3回目の酉の日にあたります。三の酉がある年は酉の市の開催回数も1回増えるため、熊手商や参拝客にとっては商売や参拝の機会が多い年ともいえます。何回酉の日があるかはその年の暦によって変わり、毎年同じとは限りません。
Q2 : 「三の酉がある年」にまつわる言い伝えとして知られているのはどれか?
「三の酉がある年は火事が多い」という言い伝えは古くから知られており、江戸時代の火の元への戒めに由来するとされています。一説には、酉の市に浮かれて夜更かしや外出が増えることへの戒めや、乾燥する晩秋から冬にかけて火の元に注意を促す生活の知恵として広まったと考えられています。科学的な根拠があるわけではありませんが、防火意識を高める言い伝えとして現在も語り継がれています。
Q3 : 酉の市で熊手と並んでよく売られる、頭の形をした縁起物の食べ物は何か?
酉の市では熊手のほかに、頭の芋とも呼ばれる八つ頭(やつがしら)が縁起物として売られます。八つ頭は一つの種芋から多くの子芋が頭のように連なってできる里芋の一種で、その形から「人の頭に立つ」「子孫繁栄」といった意味が込められています。熊手と同様に商売繁盛や出世を願う縁起の良い食べ物として、酉の市の露店で古くから親しまれています。
Q4 : 酉の市で有名な神社として、東京・浅草にあるのはどこか?
東京・浅草にある鷲神社(おおとりじんじゃ)は、酉の市が開催される神社として全国的に有名です。毎年11月の酉の日には境内や周辺の通りに多くの露店が並び、大小さまざまな縁起熊手を売る熊手商の店が軒を連ねます。商売繁盛や開運を願う参拝客でにぎわい、東京の晩秋を代表する風物詩のひとつとなっています。同様の酉の市は新宿の花園神社など、他の神社でも行われています。
Q5 : 縁起熊手の飾りとして、一般的によく使われるものはどれか?
縁起熊手には、小判や米俵、鯛、松竹梅、七福神、お多福(おかめ)の面など、金運や豊作、幸福を象徴するさまざまな縁起物の飾りが取り付けられます。これらの飾りは一つひとつに「お金に困らないように」「食べ物に困らないように」といった願いが込められており、熊手全体が福を集めて呼び込む存在として仕立てられています。飾りの豪華さや大きさは年々買い替えるごとに増していくのが一般的です。
Q6 : 商売繁盛を願う人が熊手を買うときの慣習として正しいのはどれか?
商売繁盛を願って熊手を買う人には、毎年少しずつ大きな熊手に買い替えていくという慣習があります。これは、商売や事業が年々発展し、福が増えていくことを願う気持ちの表れとされています。小さな熊手から始めて徐々に大きくしていくことで、家運や商運の上昇を形として表す意味合いがあり、酉の市の熊手商もこの慣習を踏まえて毎年新しい客に小ぶりな熊手を勧めることが多いといわれています。
Q7 : 熊手を購入した際、店側が威勢よく行う風習は何か?
縁起熊手を買うと、熊手商が威勢のよい掛け声とともに「三本締め」などの手締めをしてくれる風習があります。これは商談がまとまったことを祝う江戸時代からの商人の風習に由来しており、買い手の商売繁盛や開運を祝福し、これからの一年の福を祈願する意味が込められています。威勢よく手拍子が響き渡る光景は酉の市ならではのもので、熊手を買う楽しみのひとつとして多くの参拝客や店主に親しまれています。
Q8 : 熊手はもともと何のための道具だったか?
熊手はもともと、落ち葉や刈った草などをかき集めるために使われていた農具です。熊の手のような形をした爪で地面をかくことから「熊手」と呼ばれるようになりました。江戸時代以降、この「かき集める」という動作が「福や運、お金をかき込む」という意味に結びつけられ、商売繁盛や開運を願う縁起物として飾られるようになりました。現在では農具としてよりも、酉の市で売られる装飾を施した縁起熊手として広く知られています。
Q9 : 酉の市はいつ行われる行事か?
酉の市は、毎年11月の「酉の日」に行われる伝統行事です。十二支を日にちに当てはめる暦に基づいており、11月には酉の日が年によって2回または3回めぐってきます。最初の酉の日を「一の酉」、次を「二の酉」、3回目がある年は「三の酉」と呼びます。この日には各地の神社で市が立ち、商売繁盛や開運を願う人々が縁起熊手を買い求めます。江戸時代から続く行事で、今も多くの参拝客でにぎわいます。
Q10 : 熊手が縁起物とされる理由は、どのような言葉にかけられているからか?
熊手は、落ち葉やゴミなどを手前に「かき集める」道具であることから、その動作が「福や金運をかき込む」「幸運をかっこむ」という縁起の良い意味にかけられています。熊手で物を引き寄せる様子が、商売繁盛や金運上昇を引き寄せるイメージと重ね合わされたため、江戸時代の酉の市を中心に、商人や職人の間で縁起物として広まりました。現在でも「福をかき込む」という願いを込めて熊手を飾る風習が続いています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は熊手クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は熊手クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。