プラ板は加熱するとみるみる縮んで硬く生まれ変わる、身近な材料が主役の工作です。仕上がりのサイズ感や道具選び、色の塗り方、穴あけのタイミング、曲げ加工のコツなど、作る前に知っておくと失敗を防げるポイントがたくさんあります。あなたはどれだけ知っていますか?全10問のクイズに挑戦して、プラ板工作の理解度をチェックしてみましょう。
Q1 : プラ板と同じ「熱で収縮するプラスチックシートに絵を描いて作品を作る」工作として、アメリカ発祥で知られる商品(玩具)は何か。
熱で収縮するプラスチックシートを使った工作は日本のプラ板だけでなく、アメリカでも古くから親しまれており、その代表的な商品名がシュリンキーダインクス(Shrinky Dinks)である。1970年代にアメリカで発売され、シートに絵を描いてオーブンで加熱すると小さく硬く縮む仕組みは、日本のプラ板とほぼ同じ原理である。スライムやポリマークレイ、レジンクラフトはいずれも人気のある手工芸素材だが、熱による収縮を利用した工作ではないため、プラ板と同じ仕組みの工作玩具とは言えない。
Q2 : 加熱直後でまだ柔らかいプラ板を指輪やブレスレットのような曲面の形に仕上げたい場合、よく使われる方法はどれか。
プラ板は加熱して収縮した直後、まだ熱を持って柔らかい状態がわずかな時間続く。この間であれば手で曲げたり成形したりすることが可能なため、指輪やブレスレットのように曲面を持つ作品を作りたい場合は、加熱後すぐに瓶や丸棒などの円筒状のものに巻き付けて、そのまま冷めるまで固定しておく方法がよく使われる。プラ板は冷めるとすぐに硬く戻ってしまうため、成形できるのは加熱直後の短い時間に限られ、手早く作業する必要がある。
Q3 : インクジェットプリンター対応のプラ板シートを使うことで、通常の色鉛筆での着色と比べて何ができるようになるか。
プラ板の中には、家庭用インクジェットプリンターで直接印刷できるように表面加工が施された専用タイプが販売されている。これを使うと、パソコンやスマートフォンで作成したイラスト、文字、写真などのデータを、手描きすることなくそのままプラ板に印刷してから加熱収縮させることができる。手描きが苦手な人でも複雑なデザインや写真風の作品を仕上げやすくなる一方で、インク染み防止のため印刷後にコーティング材を吹き付けるなど、通常の色鉛筆仕上げとは異なるひと手間が必要になる場合がある。
Q4 : プラ板が加熱によって面積方向に収縮するとき、板の厚みはどのように変化するか。
プラ板は加熱前、製造の段階で薄く引き伸ばされた状態になっている。加熱するとこの伸ばされた分子が元に戻ろうとするため、縦横の面積方向には縮む一方で、体積そのものはほぼ保たれるため、面積が縮んだ分だけ厚み方向には逆に厚くなっていく。加熱前は薄くてペラペラだったプラ板が、収縮後にはしっかりとした硬さと厚みを持つようになるのはこのためで、アクセサリーなどの丈夫な仕上がりを作るうえで重要な特徴のひとつになっている。
Q5 : プラ板の主な素材として使われているプラスチックの種類は何か。
市販されているプラ板の多くは、ポリスチレン(PS)と呼ばれるプラスチックを一定方向に引き伸ばして薄いシート状に加工したものである。分子が伸ばされた状態で固定されているため常温では平らな板のままだが、加熱すると分子が元の縮んだ状態に戻ろうとして全体が収縮する。ポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど他のプラスチックは、加熱時の収縮率や透明度、扱いやすさの面でプラ板工作には向かないため、一般的なプラ板の素材としてはあまり使われていない。
Q6 : 透明タイプのプラ板に色鉛筆で色を塗る前に、色をのりやすくするために行う下処理として適切なものはどれか。
透明なプラ板の表面はつるつるしているため、そのまま色鉛筆で色を塗ろうとしても粉がのりにくく、きれいに発色しない。そこで塗りたい面に紙やすり(サンドペーパー)を軽くかけて、目に見えないほどの細かい傷をつけて表面を荒らしておくことで、色鉛筆の粉がひっかかりやすくなり、発色や色の定着がよくなる。白色や乳白色の下地がすでについているタイプのプラ板の場合は、この下処理をしなくてもそのまま色鉛筆やマーカーで着色できることが多い。
Q7 : ストラップなどを通すための穴をプラ板にあける場合、正しいタイミングはどれか。
プラ板は加熱前の状態であれば、はさみで自由に切ったり、パンチや千枚通しなどで簡単に穴をあけたりすることができる。しかし加熱して収縮させると素材が硬く厚みも増すため、後から穴をあけるのは難しく割れる原因にもなる。そのため、ストラップなどを通す穴は加熱前のやわらかい段階であらかじめあけておくのが基本である。なお加熱すると穴自体も本体と同じ比率で縮んでしまうため、仕上がりで必要な大きさより一回り大きめに穴をあけておくのがコツとされている。
Q8 : プラ板をトースターなどで加熱している最中、収縮が完了するまでにどのような見た目の変化を経ることが多いか。
プラ板を加熱すると、部分ごとに収縮するタイミングがわずかにずれるため、加熱の途中で板が反り返ったり丸まったりして、一見失敗したように見える形になることがよくある。しかしそのまま加熱を続けると、板全体の収縮が進むにつれて反りが徐々に戻っていき、最終的には元通りの平らな状態に落ち着く。この変化の途中で無理に取り出したり触ったりすると変形したまま固まってしまうため、平らに戻りきるまでじっくり加熱を続けることが失敗しないポイントとされている。
Q9 : プラ板(プラスチック板)を加熱してしっかり収縮させた場合、仕上がりの大きさは元の大きさと比べておよそどれくらいになるか。
プラ板は主にポリスチレン樹脂でできており、加熱前に分子が一方向に伸ばされた状態(延伸)になっている。トースターやオーブンで160~180度程度に加熱すると、伸ばされていた分子が元の状態に戻ろうとする性質によって縮み、面積で見るとおよそ元の大きさの4分の1から6分の1程度まで小さくなるのが一般的である。縮む倍率はメーカーや製品によって多少異なるため、事前にパッケージの説明を確認しておくとよい。
Q10 : プラ板を加熱して収縮させる際に、家庭で最も一般的に使われる調理器具はどれか。
プラ板は熱を加えることで収縮する素材のため、庫内全体をムラなく加熱できるオーブントースターやオーブンが最も広く使われている。電子レンジはマイクロ波によって加熱する仕組みのため、熱で収縮させるプラ板には適しておらず、うまく縮まなかったり変色したりすることがある。炊飯器やホットプレートも一般的な加熱方法としては用いられない。トースターで加熱する際は、くっつき防止のためオーブンシートを敷いた天板の上にプラ板を乗せ、丸まったり反ったりする様子を見ながら平らに戻るまで加熱するのが基本的な手順である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はプラバンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はプラバンクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。