ワルツと聞くと、優雅にくるくると回る舞踏や華やかな社交界のダンスを思い浮かべる人も多いはずです。でも、その音楽のリズムや歴史、有名な作曲家や名曲について、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。実はワルツには、その誕生をめぐる意外なエピソードや、名前の由来にまつわる物語も隠されています。この記事では、ワルツにまつわる知識をクイズ形式で全10問ご用意しました。音楽好きな人も、そうでない人も、楽しみながら挑戦してみてください。
Q1 : ウィンナ・ワルツに対し、ゆっくり優雅に踊る社交ダンスのワルツを何と呼ぶか? クイックワルツ タンゴワルツ スローワルツ ジャズワルツ
社交ダンス(競技ダンス)には、テンポの速い三拍子で激しく旋回する「ウィンナ・ワルツ」と、ゆっくりと優雅に踊る「スローワルツ(別名イングリッシュ・ワルツ)」の二種類があります。スローワルツは20世紀初頭のイギリスで洗練され、ライズ&フォールと呼ばれる上下動を用いて滑らかに大きく動くのが特徴です。同じワルツでもテンポや雰囲気が大きく異なります。
Q2 : ワルツの原型とされる、オーストリアやドイツ南部の三拍子の民俗舞踊は? ポルカ マズルカ メヌエット レントラー
ワルツの原型とされるのは、オーストリアやドイツ南部(バイエルン地方など)の農民たちが踊っていた三拍子の民俗舞踊「レントラー(Ländler)」です。男女が組んでゆったりと回転するこの踊りが、都市部で洗練・高速化され、19世紀のワルツへと発展しました。ハイドンやモーツァルト、シューベルトらもレントラーを作曲しています。メヌエットやマズルカも三拍子ですが、ワルツの直接の祖先はレントラーです。
Q3 : 日本語で「円舞曲」と訳される舞曲はどれか? ポルカ ワルツ 行進曲 ギャロップ
「円舞曲」とは、まさに「ワルツ」を日本語に訳した言葉です。男女が輪を描くように旋回して踊ることから「円(まる)い舞(まい)の曲」と表されました。したがって「皇帝円舞曲(Kaiser-Walzer)」はヨハン・シュトラウス2世が1889年に作曲したワルツを指します。行進曲やポルカ、ギャロップとは異なり、円舞曲と書かれていれば三拍子のワルツのことだと理解できます。
Q4 : ワルツが社交界に広まった当初、当時の人々からどう受け止められたか? 不道徳だと批判された すぐに教会が推奨した 子供の遊びとされた 戦いの踊りとされた
ワルツが18世紀末から19世紀初頭にヨーロッパの社交界に広まった当初、それは「不道徳だ」と激しく批判されました。それまで主流だったメヌエットなどが男女が離れて優雅に踏むものだったのに対し、ワルツは男女が体を密着させ、抱き合うように組んで回転して踊ったためです。保守的な人々や教会からは風紀を乱すと非難されましたが、若者を中心に爆発的に流行し、やがてヨーロッパ中を席巻しました。
Q5 : ショパンが作曲した作品64-1のワルツにつけられた愛称は? 蝶々のワルツ 雨だれのワルツ 別れのワルツ 子犬のワルツ
「子犬のワルツ」はフレデリック・ショパンが作曲した「ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1」の愛称です。子犬が自分の尻尾を追ってくるくる回る様子を描いたと伝えられ、非常に速く短いことから英語では「Minute Waltz(1分間のワルツ)」とも呼ばれます。ショパンには他にも作品69-1に「別れのワルツ」という愛称があり混同されがちですが、子犬のイメージで知られるのは作品64-1の方です。
Q6 : ラヴェルが作曲した、ワルツを題材にした管弦楽曲のタイトルは? ラ・メール ラ・ヴァルス ボレロ ラ・カンパネラ
「ラ・ヴァルス(La Valse)」は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1920年に完成させた管弦楽曲で「舞踏詩」という副題を持ちます。ウィンナ・ワルツへの憧れと、第一次世界大戦後に崩壊していくヨーロッパ文明を象徴するかのように、優雅なワルツが次第に狂乱し崩壊していく劇的な作品です。「ボレロ」もラヴェルの作品ですが、ワルツそのものを主題にしたのは「ラ・ヴァルス」です。
Q7 : ワルツ(Waltz)の語源になったドイツ語 walzen の意味は? 回る・転がる 跳ねる 歩く 歌う
ワルツ(Waltz)の語源は、ドイツ語の動詞「walzen(ヴァルツェン)」で、「回る」「転がる」「旋回する」といった意味を持ちます。ワルツが男女で組み合い、くるくると回転しながら踊る舞踏であることを、まさにこの言葉が表しています。18世紀後半のオーストリアやドイツ南部で踊られていた回転舞踊が起源とされ、その動きの本質が名前そのものに刻み込まれているのです。
Q8 : ワルツの代表曲「美しく青きドナウ」を作曲したのは誰か? ヨハン・シュトラウス2世 ヨハネス・ブラームス フランツ・シューベルト ロベルト・シューマン
「美しく青きドナウ」(An der schönen blauen Donau、作品314)は、ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲したワルツで、オーストリアの「第二の国歌」とも呼ばれる非常に有名な作品です。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでは毎年アンコールで演奏される定番曲でもあります。ブラームスやシューベルトも同時代を生きた作曲家ですが、この曲を書いたのはシュトラウス2世です。
Q9 : ワルツは何拍子の音楽・舞踏か? 2拍子 3拍子 4拍子 6拍子
ワルツは「三拍子」を基本とする舞曲・舞踏です。1小節を「強・弱・弱」の3拍で数え、1拍目にアクセントを置いて回転しながら踊るのが特徴です。楽譜上は4分の3拍子(3/4)で書かれることが多く、この規則正しい三拍子のリズムが、くるくると旋回する優雅な動きを生み出します。二拍子や四拍子の行進曲・ポルカとは明確に区別され、三拍子であることこそがワルツを他の舞曲から区別する最大の要素です。
Q10 : 「ワルツの王」と呼ばれるオーストリアの作曲家は誰か? フレデリック・ショパン モーリス・ラヴェル ヨハン・シュトラウス2世 ピョートル・チャイコフスキー
ヨハン・シュトラウス2世(1825〜1899)はオーストリア・ウィーンの作曲家で、生涯に数多くのワルツを書き「ワルツの王」と称されました。「美しく青きドナウ」「皇帝円舞曲」「ウィーンの森の物語」など今日でも愛される名曲を残し、ウィンナ・ワルツを芸術的な高みへ引き上げました。父ヨハン・シュトラウス1世も作曲家で「ラデツキー行進曲」で知られますが、ワルツの王と呼ばれるのは息子の2世の方です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はワルツクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はワルツクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。