弓と矢にまつわる文化や競技は、日本の伝統武芸から世界のスポーツまで実に多彩です。古くから神事や武士の鍛錬として親しまれてきた弓術は、現代でも段位制度や礼法を重んじる弓道、そしてオリンピック種目としてのアーチェリーへと受け継がれています。今回は、そんな「弓」の世界をテーマにしたクイズを10問ご用意しました。歴史・道具・競技ルールまで、あなたはいくつ正解できるでしょうか。
Q1 : 弓道の近的競技で使用される「霞的(かすみまと)」の中心にある点(星)は何色か?
霞的は弓道の近的競技で標準的に使用される的で、直径36センチメートルの円形をしています。中心に黒い小さな点「星(図星)」があり、その周囲を白と黒の同心円が交互に配置された構造です。一方、「星的」は中心の黒丸が大きくはっきり見えるデザインで、競技や審査などの場面に応じて霞的と星的が使い分けられています。標的の色や寸法は全日本弓道連盟によって規定されています。
Q2 : 弓道の段位制度において、最高位は何段とされているか?
全日本弓道連盟が定める段位は、初段から十段まであり、十段が最高位とされています。ただし十段の授与は極めて稀であり、現代では実質的に八段や九段が高位者の頂点となっています。段位とは別に「錬士」「教士」「範士」という称号もあり、これらは技術だけでなく弓道に対する深い理解と人格的成熟も求められる極めて名誉ある称号として位置付けられています。
Q3 : 弓道の射法八節の一番最初の動作は何と呼ばれるか?
射法八節の最初は「足踏み」で、的に対して両足を約60度に開いて立ち、矢束に応じた幅で構えます。これが射の基礎となり、安定した姿勢の土台を作る重要な動作です。続く「胴造り」で上体を整え、「弓構え」で弓と矢を持って体勢を整え、「打起し」で弓を頭上に持ち上げる、という順序で動作が進んでいきます。土台が崩れると後の動作すべてに影響するため非常に重視されます。
Q4 : アーチェリー競技で使用される標準的な的において、最も得点の高い中心部分は何色か?
アーチェリーの的は外側から白・黒・青・赤・黄(金色)の5色で構成され、各色がさらに内外2つの得点圏に分かれて全10圏となっています。最も内側の黄色(金色)部分の中心が最高得点の10点で、外側に向かうにつれて得点が下がっていきます。標準的な的の直径は122センチメートルで、リカーブのオリンピック種目では70メートル先に設置されます。色や寸法は世界共通の規格です。
Q5 : 神事や武芸として知られる「流鏑馬(やぶさめ)」で、射手はどのような状態で矢を射るか?
流鏑馬は、疾走する馬の上から鏑矢(かぶらや)を用いて3つの的を順に射る日本の伝統武芸・神事です。平安時代後期から鎌倉時代にかけて武士の鍛錬として盛んに行われ、現在も鎌倉の鶴岡八幡宮や京都の下鴨神社などで奉納神事として継承されています。馬を疾走させながら短時間で正確に的を射る技は、極めて高度な技術を要します。
Q6 : 弓道の「近的」競技で、射手から的までの距離は何メートルか?
弓道の近的競技では、射手から的までの距離は28メートル(十五間)と定められています。これに対し、より長距離を射る「遠的」競技では60メートルの距離となります。近的では直径36センチの「霞的」または「星的」が用いられ、命中の正確性が問われます。28mという距離は、古来からの慣習と日本人の体格、和弓の性能をふまえて定着したものです。
Q7 : 『平家物語』に登場し、屋島の戦いで海上の扇の的を射落としたとされる武将は誰か?
那須与一は平安時代末期の武将で、屋島の戦い(1185年)において、平家方が舟上に掲げた扇の的を、馬上から見事に射落としたという逸話で知られます。距離は約七十数メートルあったとも言われ、波で揺れる船上の小さな扇を射抜いた腕前は『平家物語』に詳しく描かれ、日本の弓術史を代表する伝説的なエピソードとなっています。
Q8 : アーチェリーがオリンピックの正式種目として復活したのは何年大会からか?
アーチェリーは1900年パリ大会で初めてオリンピック種目となり、1904年、1908年、1920年大会まで実施されましたが、その後ルールの国際的統一がなされず長らく種目から外されていました。1972年のミュンヘン大会で52年ぶりに正式種目として復活し、それ以降は夏季オリンピックの定番種目として継続的に実施されています。日本選手も多数のメダルを獲得しています。
Q9 : 弓道の射法八節のうち、矢を放つ瞬間の動作を表す言葉はどれか?
弓道の基本となる一連の動作を「射法八節」と呼び、足踏み・胴造り・弓構え・打起し・引分け・会・離れ・残心の8つから成ります。このうち「離れ」は、十分に引き絞った状態である「会」から矢を放つ瞬間の動作を指します。「残心」は離れの後の姿勢を保つ余韻、「引分け」は弓を引き分けていく動作で、それぞれ別の段階を示す言葉です。
Q10 : 弓道で使われる和弓の標準的な長さは約何センチメートルか?
和弓の標準的な長さは七尺三寸(約221cm)で、これを「並寸」と呼びます。世界の弓の中でも非常に長いのが特徴で、上下非対称の形状をしており、握り部分が中央より下にあります。射手の身長や矢束によって、二寸詰(約212cm)や二寸伸(約227cm)など、異なる長さの弓も用いられます。長い弓体が独特の射法を生み出してきました。
まとめ
いかがでしたか? 今回は弓クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は弓クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。