「キング・オブ・エクササイズ」とも称されるデッドリフト。背中からお尻、脚まで全身を一度に鍛えられる王道種目ですが、フォームや呼吸法、グリップの違い、競技ルールまで奥深い世界が広がっています。あなたはどれだけ知っていますか?基本知識から世界記録の話題まで、デッドリフトにまつわる10問のクイズで知識を試してみましょう。
Q1 : ルーマニアンデッドリフト(RDL)の特徴として正しいのはどれか?
ルーマニアンデッドリフト(RDL)は、膝を軽く曲げた状態を維持しながら股関節(ヒップヒンジ)を支点にバーを下ろし上げる種目です。通常のデッドリフトと異なり床までバーを下ろさず、ハムストリングスのストレッチを感じる位置(脛の中ほど〜膝下程度)で切り返します。ハムストリングスと大臀筋を集中的に鍛えられるため、補助種目として人気があります。
Q2 : デッドリフトで腹圧を高めるために使われる呼吸法は何と呼ばれるか?
バルサルバ法は息を大きく吸い込み、声門を閉じて息を止めることで腹腔内圧を高め、体幹を硬く安定させる呼吸法です。高重量を扱うデッドリフトやスクワットで広く用いられ、脊柱の安定性が増し、力をより発揮しやすくなります。ただし血圧が一時的に急上昇するため、高血圧や心血管系の疾患を持つ人には注意が必要とされています。
Q3 : デッドリフトを行う際、背中の姿勢として正しいのはどれか?
デッドリフトでは背中をニュートラル(自然なS字カーブ)に保つのが正しいフォームです。背中を丸めると椎間板に大きな剪断力がかかり、ヘルニアなどの怪我のリスクが高まります。逆に過度に反らせると腰椎を圧迫します。胸を張り、肩甲骨を引き寄せ、腹圧をかけて体幹を固めることで脊柱を安定させて挙上することが重要です。
Q4 : デッドリフトで使われる「フックグリップ」とはどのような握り方か?
フックグリップは親指を先にバーに当て、その上から人差し指と中指で親指を覆うように握る方法です。バーが手から滑りにくく、ダブルオーバーハンドのまま高重量を扱えるため、ウェイトリフティングやパワーリフティングで広く使われます。最初は親指に強い痛みを感じますが、慣れると安定したグリップが得られ、オルタネイトグリップに比べ筋力バランスも保ちやすい利点があります。
Q5 : スモウデッドリフトとコンベンショナルデッドリフトの主な違いは何か?
スモウデッドリフトは両足を大きく広げ、つま先を外に向けて構え、腕を脚の内側に下ろすフォームです。一方コンベンショナルは肩幅程度の狭いスタンスで腕を脚の外側に下ろします。スモウは可動域が短く大腿四頭筋や内転筋の関与が大きい一方、コンベンショナルは脊柱起立筋やハムストリングスへの負荷が大きいという特徴があります。
Q6 : デッドリフトで一般的に推奨される握り方で、片手は順手、もう片手は逆手にする握り方を何と呼ぶか?
オルタネイトグリップ(ミックスグリップ)は、片手を順手、もう片手を逆手で握ることでバーの回転を抑え、高重量でも握力が抜けにくくなる握り方です。ただし逆手側の上腕二頭筋に強い負荷がかかり、断裂のリスクがあるため、左右を入れ替えてバランスを取るのが一般的です。高重量を扱うパワーリフターに広く使われています。
Q7 : パワーリフティング競技でデッドリフトを行う際、ベルトなどの装備を使わない種目区分を何と呼ぶか?
パワーリフティングでは装備の有無で区分が分かれており、サポートギアを使わない区分を「クラシック」または「ロー(Raw)」と呼びます。IPF(国際パワーリフティング連盟)では「クラシック」、USAPLなどでは「ロー」という呼称が使われます。一方、デッドリフトスーツやベンチシャツなどを着用する区分は「エクイップド」と呼ばれます。
Q8 : デッドリフトの起始姿勢でバーは足のどの位置にあるのが理想とされるか?
デッドリフトのスタートポジションでは、バーは足の土踏まず(ミッドフット)の真上にセットするのが理想とされます。これにより重心とバーの位置が一致し、最短距離で効率よく挙上できます。バーがつま先寄りだと前重心になり腰に過度な負担がかかり、かかと寄りだと身体のバランスが崩れて挙上が困難になります。
Q9 : デッドリフトの世界記録(ロー・ストラップあり)を樹立し501kgを引いた選手は誰か?
アイスランドのハフソー・ユーリウス・ビョルンソンが2020年5月に501kgのデッドリフトを成功させ、当時の世界記録を樹立しました。エディ・ホールは2016年に500kgを達成し、長らく世界記録保持者でしたが、ハフソーがその記録を1kg更新しました。両者ともワールド・ストロンゲスト・マン優勝経験者として有名です。
Q10 : デッドリフトで主に鍛えられる筋肉群はどれか?
デッドリフトは床から重量物を引き上げる複合関節種目で、背中側全体(脊柱起立筋)、太もも裏(ハムストリングス)、お尻(大臀筋)が主働筋として働きます。さらに僧帽筋や広背筋、前腕、体幹なども補助筋として動員されるため、全身を効率よく鍛えられる種目として知られています。大胸筋や上腕二頭筋は主働筋ではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はデッドリフトクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はデッドリフトクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。