「投げる」と一口に言っても、柔道、相撲、プロレス——競技ごとに技の分類も判定基準もまったく違います。柔道の正式な技分類、大相撲の決まり手の体系、プロレス史に残る必殺技の系譜、そして時代を彩った名選手たち。投げ技にまつわる知識を、ジャンル横断で10問にまとめました。あなたはどこまで答えられるでしょうか。さあ、力と技の世界へ。
Q1 : 1992年バルセロナ五輪柔道男子71kg級で金メダルを獲得し、低い「背負投」を代名詞とした「平成の三四郎」と呼ばれた選手は?
古賀稔彦は1992年バルセロナ五輪柔道男子71kg級で金メダルを獲得した平成を代表する柔道家で、低い姿勢から鋭く繰り出す背負投を代名詞とした。大会直前に左膝靱帯を負傷しながらも、執念で頂点に立った決勝戦は今も語り継がれる名勝負として有名である。引退後も指導者として日本柔道界の発展に大きく貢献し、「平成の三四郎」とも呼ばれた名選手だ。
Q2 : プロレスの代表的な投げ技「ジャーマン・スープレックス・ホールド」を完成させ、日本に広めたとされる人物は?
ジャーマン・スープレックス・ホールドはハンブルク出身の名レスラー、カール・ゴッチが完成させ「人間風車」の異名と共に日本のプロレス界に広めた投げ技である。背後から相手の胴を抱え後方へ反り投げ、ブリッジを作って三カウントを奪う技術で、アマチュアレスリングのスープレックスを源流に持ち、後の日本人レスラーたちにも絶大な影響を与えた象徴的な必殺技だ。
Q3 : 大相撲の「上手投げ」の説明として正しいのはどれ?
上手投げは、相手の差し手の外側(上手)からまわしを取り、自分の腰のひねりと体重移動を使って相手を引き倒すように投げる技である。逆に差し手側(下手)からまわしを取って投げるのが下手投げで、いずれも相撲の代表的な投げ手として位置づけられる。腕力に頼るより腰のひねりとタイミングの妙で決まることが多く、力士にとって重要な投げ技の一つである。
Q4 : 次の大相撲の決まり手のうち、「投げ手」に分類されないのはどれ?
大相撲の決まり手のうち「投げ手」には上手投げ・下手投げ・すくい投げ・小手投げ・腰投げなどが含まれ、まわしを取って相手を投げ倒す技群を指す。一方「寄り切り」はまわしを取って相手を抱え土俵外へ運ぶように押し出す技で、日本相撲協会の決まり手分類では「基本技」に区分される代表的な決まり手であり、投げ手の分類には含まれない点に注意したい。
Q5 : 国際柔道連盟ルールにおいて、投げ技が「一本」と判定される条件として最も的確なのは?
国際柔道連盟ルールにおける一本の判定基準は「相手を背中側にしっかり落とすこと」に加え、「強さ」「速さ」「コントロール(制御)」の4要素を満たすことが原則である。中でも仰向け(背中)に強く・速く・制御をもって投げ落とすことが最重要で、いずれかが欠けると技あり以下の評価に下がる。空中の回転や単に足が離れただけでは一本の基準を満たさない。
Q6 : 柔道の「一本背負投」はどの分類に属する技?
一本背負投は相手の腕を強く引きつけ、自分の片腕に相手の体を担ぎ上げて背中越しに前方へ投げ落とす代表的な投げ技である。腰や足を使う動作も補助的に含まれるが、主に手と腕の作用で相手を制御して投げるため、講道館の正式分類では「手技」に位置づけられている。古賀稔彦が世界に知らしめた華形技で、軽量級から重量級まで幅広く愛用される技だ。
Q7 : 柔道の「巴投(ともえなげ)」はどの分類に属する技?
巴投は自ら仰向けに倒れ込みながら、相手を腹部に乗せた足で頭上越しに後方へ投げ飛ばす代表的な捨身技である。自分の体を真後ろにまっすぐ捨てて投げるため、横方向ではなく前後方向に投げる「真捨身技」に分類される。三船久蔵をはじめ多くの名人が披露し、講道館「投の形」の真捨身技の代表技にも採用されている象徴的な技だ。
Q8 : 柔道の「内股(うちまた)」はどの分類に属する技?
内股は相手の股下に自分の脚を深く差し入れ、内腿を跳ね上げる動作で相手を前方に投げる技である。腰の入り方や上半身の動きが重要で腰技に見えやすいが、実際に相手の体を浮かせて投げる主な作用点は跳ね上げる脚であるため、講道館の正式分類では「足技」に区分される。山下泰裕、井上康生といった重量級王者が世界の舞台で得意技としてきた花形技でもある。
Q9 : 講道館柔道の「投の形(なげのかた)」は何本の技で構成されている?
投の形は嘉納治五郎が制定した代表的な形で、講道館柔道の投げ技の代表的な動作と理合を学ぶための教材である。手技・腰技・足技・真捨身技・横捨身技の各分類から3本ずつ、合計15本の技で構成される。柔道の昇段審査でも演武対象となっており、攻防の理合と投げ技の基本原理を体系的に身につけるため古くから重視されている。形の習得は段位取得の必須項目だ。
Q10 : 柔道の「投げ技」は大きく何種類に分類される?
講道館柔道の投げ技は、立った状態で投げる「立技」と自ら倒れながら投げる「捨身技」に分かれる。立技は腕の動きを主とする手技、腰を作用点とする腰技、脚を主に使う足技の3種類、捨身技は背中から倒れ込む真捨身技と、横向きに倒れ込む横捨身技の2種類で、合計5種類に分類される。試合や形ではこの分類に基づいて技が整理され、技の理解や指導法の基礎となっている。
まとめ
いかがでしたか? 今回は投げ技クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は投げ技クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。