体操競技の華やかな種目「跳馬」。わずか数秒の演技に、助走から踏切、空中での回転、着地まで選手の技術と勇気が凝縮されています。器具の進化や伝説的な選手が生み出した名技、ルールの細部まで、跳馬の世界には知れば知るほど奥深い魅力が広がっています。あなたはどこまで知っていますか?10問のクイズで実力を試してみましょう。
Q1 : 「死の跳躍」とも呼ばれる女子跳馬の超高難度技の名前はどれか? ユルチェンコ プロドゥノワ アマナール チュソビチナ
プロドゥノワは前方かかえ込み2回宙返りという女子跳馬の超高難度技で、1999年にロシアのエレーナ・プロドゥノワ選手が世界で初めて成功させたことから命名されました。失敗時に頭から落下して重大事故に繋がる危険性があるため「死の跳躍(Vault of Death)」とも呼ばれます。国際大会で成功させた選手はごくわずかで、ディピカ・カルマカル選手などインドの選手が挑戦したことでも知られています。
Q2 : オリンピック体操競技の跳馬種目別決勝で、各選手が行う試技の回数は? 1回 3回 4回 2回
跳馬の種目別決勝では各選手は2回の試技を行い、2本の跳躍の平均点で順位が決まります。さらに2本は異なる技群(同じファミリーに属さない技)から選ぶ必要があり、片方が失敗してもう片方でカバーする戦略は使えません。一方、団体予選や個人総合では1回のみの試技となります。この2本制ルールは選手に高難度技を複数習得することを促し、跳馬の技術発展を後押ししています。
Q3 : 現行のテーブル型跳馬器具のおおよその長さは? 80cm 100cm 120cm 150cm
現行のテーブル型跳馬の長さはおよそ120cm、幅は約95cmと国際体操連盟の規則で定められています。2001年に旧式のあん馬型ボルティングホース(長さ約160cm)から変更された際、跳躍面が広くなることで着手時の安定性が増し、選手のミスによる重大事故が大きく減少しました。表面にはクッション素材が貼られ、選手の手が滑らないよう滑り止め加工も施されています。重量は約170kgとされています。
Q4 : 2001年にテーブル型へ変更される前の跳馬器具はどのような形だったか? あん馬から取っ手を外したような細長い円筒形 平均台のような長方形の板 円形の小さなクッション台 立方体の箱型
跳馬器具は2001年にテーブル型に変更されるまで、あん馬のように細長いボルティングホースと呼ばれる器具が使われていました。あん馬から取っ手(ポメル)を外したような形状で、長さ約160cmの細長い円筒形の革張り器具を縦向きに置いて跳躍していました。器具の上面が狭いため着手位置がずれて落下する事故が多発し、より安全で高難度技に対応できる現行のテーブル型へ移行されました。
Q5 : 跳馬の器具が現在のテーブル型に正式変更された年はいつか? 1995年 1998年 2001年 2004年
跳馬の器具は2001年に旧来のあん馬を縦に置いたボルティングホースから、現在のボルティングテーブルへと正式に変更されました。1998年に国際体操連盟が新型器具の導入を決定し、シドニー五輪の翌2001年シーズンから国際大会で全面採用されています。新器具は跳躍面が広く着手時の安定性が増したことで重大事故が減少し、より高難度の技が安全に試行できるようになりました。
Q6 : 「ツカハラ跳び」の由来となった日本の体操選手は誰か? 塚原光男 加藤沢男 監物永三 笠松茂
ツカハラ跳びは日本の体操選手・塚原光男氏が考案した技です。塚原氏は1968年メキシコシティ、1972年ミュンヘン、1976年モントリオールと3大会連続で団体金メダル獲得に貢献した名選手で、息子の塚原直也氏も2004年アテネ五輪団体金メダリストです。ツカハラ跳びは側転から後方宙返りで着地する技で、体操史上最も影響力のある技の一つとされ、現在も派生技が多数競技で使用されています。
Q7 : 男子の跳馬の高さは何センチメートルか? 125cm 130cm 135cm 140cm
男子の跳馬の高さは床面から器具上面まで135cmと国際体操連盟(FIG)の規則で定められています。女子の125cmより10cm高く設定されており、男子選手はより高い位置から技を繰り出す必要があります。テーブル型の跳馬器具は2001年から国際大会で正式採用され、以前のあん馬型より広い跳躍面を持つことで安全性が向上しました。男女で高さが異なるのは、平均的な体格差や筋力差を考慮した設定です。
Q8 : 女子の跳馬の高さは何センチメートルか? 125cm 130cm 135cm 140cm
女子の跳馬の高さは125cmと国際体操連盟(FIG)の規則で定められています。男子の135cmより10cm低い設定で、選手の平均身長や筋力の違いを考慮したものです。テーブル型器具に移行してからもこの男女差は維持されており、低めの設定とはいえ助走から踏切板を経て跳び上がる動作には高度な技術と瞬発力が要求されます。床面から器具上面までの高さで規定されているのが特徴です。
Q9 : 跳馬の助走路の最大長は何メートルと定められているか? 10m 15m 20m 25m
跳馬の助走路は最大25mと国際体操連盟の規則で定められています。選手はこの距離内で十分に加速し、踏切板に正確に踏み込む必要があります。トップ選手はおよそ秒速8メートルから9メートルの速度に達するとされ、その運動エネルギーを跳躍に変換します。助走路の幅は1mで、表面はゴム素材のランウェイマットが敷かれています。スタート位置は選手自身が決めることができます。
Q10 : 「ユルチェンコ跳び」の由来となった選手の国籍は次のうちどれか? アメリカ合衆国 旧ソビエト連邦 ルーマニア 中華人民共和国
ユルチェンコ跳びは1980年代初頭に旧ソビエト連邦のナタリア・ユルチェンコ選手が生み出した技です。後ろ向きに踏切板に乗り、ロンダート(側方倒立回転跳び)から後方宙返りへ繋げる助走方法が特徴で、現代の女子跳馬では主流の入り方となっています。ユルチェンコ系の技にはひねりや屈身を加えた派生技が多数存在し、シモーネ・バイルズの「ユルチェンコ・ダブルパイク」は最高難度の一つです。
まとめ
いかがでしたか? 今回は跳馬クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は跳馬クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。