DDTに殺虫効果があることを発見し、1948年にノーベル生理学・医学賞を受賞した化学者は誰か。
スイスの化学者パウル・ヘルマン・ミュラーは、1939年に有機塩素系化合物DDTが強力な殺虫効果を持つことを発見した。DDTはマラリアを媒介する蚊やチフスを媒介するシラミの駆除に絶大な効果を発揮し、第二次世界大戦中から戦後にかけて多くの感染症を防ぎ人命を救ったことから、ミュラーは1948年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。その後DDTは環境中で分解されにくく生物濃縮を起こすことが問題視され、著書『沈黙の春』などを契機に多くの国で使用が規制されるようになった。