殺虫成分ピレトリンを含み、ピレスロイド系殺虫剤開発のもとになった植物は次のうちどれか。
ピレスロイド系殺虫剤は、キク科の植物である除虫菊(シロバナムシヨケギク)の花に含まれる天然成分ピレトリンの化学構造をもとに開発された合成殺虫剤である。除虫菊は明治時代に日本へ導入されて栽培が広まり、蚊取り線香の原料としても長く利用されてきた。ピレトリンは昆虫の神経細胞にあるナトリウムチャネルに作用して神経の興奮を持続させ、速効的な麻痺・殺虫効果を示す一方、哺乳類では速やかに分解されるため比較的安全性が高いとされる。この特性を活かし、より安定性や効力を高めた合成ピレスロイドが多数開発されている。