通訳者の職業倫理において、「中立性」が最も問われるのはどのような場面か?
商談における価格交渉では、通訳者の発言の仕方や語調、表現の選択が交渉の結果に直接影響を与える可能性があります。通訳者は自身の判断や感情を交えず、両者の発言を忠実に伝える中立性が特に重要になります。医療や法廷通訳でも中立性は重要ですが、これらは主に正確性が重視される場面です。学術会議は比較的客観的な内容が多いため、商談ほど通訳者の主観が入り込む余地は少ないとされています。価格交渉という利害が対立する場面でこそ、通訳者の厳格な中立性が求められます。