「こきりこ節」の伝承地として知られる富山県の地方はどこか。
こきりこ節は富山県南砺市の五箇山地方に伝わる民謡で、田楽の流れを受け継ぐ日本最古級の民謡の一つとされている。踊りでは「こきりこ」と呼ばれる二本の竹を打ち合わせて拍子を取り、「ささら」という細い木片を連ねた楽器も用いられ、独特の音色を生み出す。五箇山は合掌造り集落として世界遺産に登録されている山深い地域で、豪雪と閉ざされた地理条件のなかで独自の民俗芸能が今日まで大切に保存されてきた。白川郷や奈良井宿、大内宿はいずれも別地域の伝統的な町並みである。