ソーラン節は北海道の日本海沿岸で歌われていた民謡だが、もともとは何の作業の際に歌われた労働歌とされているか。
ソーラン節は北海道の日本海沿岸で盛んだったニシン漁の際、漁師たちが網を引き上げる作業のリズムを合わせるために歌われた労働歌、いわゆる沖揄い音頭が元になっているとされる。「ヤーレン ソーラン」という力強い掛け声が特徴で、重い網を引く動きと歌の抑揚が自然に結びついている。明治以降にニシン漁が衰退した後も民謡として歌い継がれ、現在はよさこいソーランなど踊りの演目としても全国的に広く知られているが、起源をたどれば厳しい漁の現場から生まれた実用的な作業歌である。