箱に腰かけて手でたたくだけで、太鼓にもドラムにもなる不思議な楽器、カホン。見た目はただの木箱なのに、低くて太い音から乾いた高い音まで、多彩なリズムを生み出します。カフェライブや路上演奏でも見かける機会が増え、気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、カホンの生まれた背景や名前の由来、音の出る仕組み、演奏のコツまで、全10問のクイズで楽しく学べます。あなたは何問正解できるでしょうか。
Q1 : カホンの背面などにあいている丸い穴(サウンドホール)の主な役割はどれでしょう?
カホンの背面などにあるサウンドホールは、箱の中で響いた音を外へ逃がす役割を持っています。打面をたたくと箱の内部の空気が振動し、その音が穴から放出されることで、豊かな低音が響きます。穴の大きさや位置によって音の響き方が変わるため、メーカーごとの音づくりのポイントでもあります。なお、穴をふさいでしまうと音がこもりやすくなり、低音が弱く感じられることもあります。
Q2 : カホンの打面の中央付近を手のひらで叩くと、主にどんな音が出るでしょう?
カホンの打面の中央付近を手のひら全体でたたくと、ドンという低く太いバス音(ベース音)が出ます。これはバスドラムの役割に近く、リズムの土台をつくる基本の音です。一方、打面の上の端に近い部分をたたくと、高く乾いた音が出ます。このように、たたく場所と手の形を変えるだけで音色を使い分けられるのが、カホンの大きな魅力のひとつです。初心者はまず、この2つの音を安定して出す練習から始めるのがおすすめです。
Q3 : カホンの打面の上の端に近い部分を、指先を使って素早く叩いたときに出る高くて乾いた音を、一般に何と呼ぶでしょう?
打面の上の端近くを指先などで素早くたたくと、パチンと高く乾いた音が出ます。この音は一般に「スラップ音」と呼ばれ、スネアドラムのような役割を果たします。中央付近のバス音と組み合わせることで、ドラムセットのキックとスネアに近いリズムパターンをカホン1台で表現できます。カホン演奏の基本となる奏法で、初心者が最初に練習することが多い音でもあります。手の形や当てる指の位置で、音の鋭さも変わってきます。
Q4 : ペルーのアフリカ系の人々の音楽(アフロペルー音楽)で、カホンが活躍する代表的なジャンルはどれでしょう?
フェステーホは、ペルー沿岸部のアフリカ系の人々の間で発展した、にぎやかで躍動的なリズムのアフロペルー音楽です。カホンはこのジャンルの中心的なリズム楽器として使われています。同じくアフロペルー音楽のランドーなどでもカホンは欠かせません。タンゴはアルゼンチン、サンバとボサノバはブラジルで生まれた音楽で、カホンの故郷とは異なります。カホンの歴史を知るうえで、こうした民族音楽との結びつきを知っておくと理解が深まります。
Q5 : カホンの起源について、しばしば語られる説として正しいものはどれでしょう?
カホンの起源には諸説ありますが、有力な説のひとつは、ペルーに連れてこられたアフリカ系の人々の歴史と結びついています。太鼓を使うことを制限された人々が、荷造り用の木箱や家具の引き出しなどを楽器代わりにたたいてリズムを刻んだとされます。身近な道具から生まれた楽器であることが、現在のシンプルな箱型の形に受け継がれています。生活の中の道具が音楽文化を生み出した、象徴的なエピソードとして語り継がれています。
Q6 : 「カホン」とはスペイン語で何を意味する言葉でしょう?
カホン(cajón)はスペイン語で「箱」や「大きな引き出し」を意味する言葉です。その名のとおり、楽器の見た目は木でできた四角い箱そのもので、太鼓のような皮は張られていません。奏者は箱の上に腰かけ、正面の板を手でたたいて音を出します。シンプルな構造ながら低音から高音まで多彩な音が出せるため、ソロ演奏はもちろん、ギターや歌の伴奏にも幅広く使われています。名前も見た目も、まさに「箱」そのものの楽器といえます。
Q7 : フラメンコにカホンを取り入れて世界に広めたことで知られる、スペインの名ギタリストは誰でしょう?
カホンをフラメンコに取り入れたことで有名なのが、スペインの巨匠ギタリスト、パコ・デ・ルシアです。1970年代後半にペルーを訪れた際にカホンと出会い、その後、自身のグループの演奏に加えたといわれています。これをきっかけに、カホンはフラメンコの現場でも定番のパーカッションとして定着しました。ペルー発祥の楽器がスペインの伝統音楽と結びついた代表的な例であり、現在ではフラメンコ以外のジャンルにも広がっています。
Q8 : 一般的なカホンの演奏スタイルとして正しいものはどれでしょう?
カホンは奏者が箱の上面に腰かけ、体の前にある正面の板(打面、タパとも呼ばれます)を両手でたたいて演奏します。上面は座面として使うため、叩く場所ではありません。座ったままの姿勢でリズムを刻めるため、ドラムセットよりも省スペースで、持ち運びもしやすいのが魅力です。足で押さえたり、体重のかけ方を変えたりすることで、音の響きを調整することもできます。この手軽さが、弾き語りやアンプラグドの現場で重宝される理由です。
Q9 : スネアドラムのようなジャリッとした音を出すために、カホンの内部に取り付けられることがあるものはどれでしょう?
多くのカホンには、打面の裏側にスネアワイヤー(響き線)やギター弦などが張られています。打面をたたいて振動すると、これらが震えて、スネアドラムのようなジャリッとした歯切れのよい音が加わります。製品によってはワイヤーの有無を切り替えたり、張り具合を調整したりできるものもあり、曲の雰囲気に合わせて音色を変えられるのも魅力のひとつです。この仕組みのおかげで、カホン1台でも力強いリズムを作ることができます。
Q10 : ペルーで生まれた打楽器として知られるカホン。その発祥の地とされる国はどこでしょう?
カホンは南米のペルーで生まれた打楽器です。特にペルー沿岸部に暮らすアフリカ系の人々の音楽文化の中で発展し、ペルーでは2001年に国の文化遺産にも指定されています。箱型の本体に奏者が座り、手で打面をたたいて演奏するのが特徴です。のちにスペインのフラメンコにも取り入れられて世界に広まり、現在では日本でもカフェライブや路上演奏などで手軽なパーカッションとして親しまれています。ブラジルやキューバの楽器と思われがちですが、原点はペルーです。
まとめ
いかがでしたか? 今回はカホンクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はカホンクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。