西アフリカの大地で生まれ、人々の暮らしに寄り添ってきた太鼓、ジャンベ。力強い低音と鋭く響く高音が織りなすリズムは、聴く人の心を自然と踊らせてくれます。この記事では、ジャンベにまつわる10問のクイズをご用意しました。楽器の成り立ちや名前の意味、音の出し方、名手の存在まで、幅広い角度から出題します。すでに演奏している方も、興味を持ち始めたばかりの方も、気軽に挑戦してみてください。解き終えるころには、ジャンベがもっと身近に感じられるはずです。
Q1 : ジャンベと一緒に演奏される3種類のドゥヌン(低音の太鼓)のうち、最も大きく低い音を出すものはどれ? ケンケニ サンバン ンゴニ ドゥヌンバ
ドゥヌンはジャンベと一緒に演奏される低音の太鼓で、大きさの違う3種類が使われます。最も大きく低い音を出すのがドゥヌンバ、中くらいの大きさがサンバン、最も小さく高い音を出すのがケンケニです。それぞれが決まったリズムを叩いて、ジャンベのアンサンブルを支えます。ドゥヌンには小さな鐘(ベル)を付けて、バチで太鼓を叩きながら鐘も鳴らすことが多くあります。ンゴニは弦楽器であり、ドゥヌンの仲間ではありません。
Q2 : 伝統的なジャンベの胴の作り方として、正しいものはどれ? 薄い板を貼り合わせて円筒形にする 一本の木をくり抜いて作る 粘土を焼いて成形する 金属板を叩いて丸める
伝統的なジャンベの胴は、一本の丸太をくり抜いて作られます。上部が広がった盃(さかずき)のような形で、下は開いています。この形が、力強い低音と鋭い高音を両立させる秘密だといわれます。素材にはレンケなどの硬い木が好まれ、丈夫で音がよく響くのが特徴です。現代ではファイバーグラス製などもありますが、伝統的には木をくり抜いたものが基本で、板の貼り合わせや金属、粘土で作る方法は一般的ではありません。
Q3 : 伝統的なジャンベで、音程(チューニング)を調整するために主に行うことはどれ? ロープを締めたり緩めたりして皮の張りを調整する 胴の内側に水を入れて量で調整する 胴の長さをのこぎりで切って調整する 打面に重りを乗せて調整する
ジャンベの音程は、胴と打面の周りに張られたロープを締めたり緩めたりして、皮の張りを調整します。伝統的なジャンベでは、打面の縁の金属の輪と胴の下部の輪をロープで結び、そのロープを何度も渡して編み込み、さらに横方向に巻き付けて絞り込むことで皮をぴんと張ります。皮が強く張られるほど高くて鋭い音になり、緩いと低くこもった音になります。気温や湿度でも音程が変わるため、こまめな調整が欠かせません。
Q4 : 世界的なジャンベ奏者ママディ・ケイタの出身国はどこ? ケニア エジプト 南アフリカ ギニア
ママディ・ケイタは、西アフリカのギニア出身の世界的なジャンベ奏者です。1950年に生まれ、若くしてジャンベの名手として知られるようになり、国立舞踊団の一員としても活躍しました。その後、世界各地で演奏や指導を行い、ジャンベの魅力を広めました。自身の半生をつづった著書「A Life for the Djembe」でも知られ、2021年に亡くなりました。ギニアはマリと並んでジャンベ文化の中心地のひとつで、多くの名手を輩出しています。
Q5 : ジャンベで低音の「ベース」を出すときの叩き方として正しいものはどれ? 打面の縁を指先だけで軽く叩く 胴の側面を手のひらで叩く 打面の中央付近を手のひら全体で叩く 打面を爪でこするように叩く
ジャンベのベース音は、打面の中央付近を手のひら全体で叩いて出す深い低音です。叩いたあと、手を打面に押し付けたままにせず、すぐに弾ませるように離すことで、胴の中で音が響き、太く伸びのある低音になります。縁に近い部分を叩くとトーンやスラップなど別の音になり、中央から離れるほど音は高く鋭くなります。ベースはリズムの土台を支える音で、ジャンベのアンサンブルでは特に大切にされています。
Q6 : ジャンベの演奏者を指す言葉として知られているのは、次のうちどれ? コラ ンゴニ ジェンベフォラ ドゥヌンバ
ジャンベを演奏する人は、西アフリカのマンデ系の言葉で「ジェンベフォラ」と呼ばれます。「フォラ」は「演奏する人」を意味する言葉で、ジェンベフォラはリズムの土台となる伴奏やソロを担い、踊り手や歌い手と息を合わせて場を盛り上げます。コラとンゴニは弦楽器、ドゥヌンバは低音を担う大型の太鼓であり、いずれもジャンベの演奏者を指す言葉ではありません。ジャンベは一人で叩くだけでなく、複数人のアンサンブルで演奏されることが多い楽器です。
Q7 : 「ジャンベ」という名前の由来とされる言葉「アンケ ジェ アンケ ベ」は、どんな意味だといわれている? 大地に感謝を捧げよう 太陽を呼び寄せよう 森の精霊とともに みんなが集まって平和に
ジャンベという名前は、バンバラ語の「アンケ ジェ アンケ ベ」という言葉が縮まったものだといわれています。この言葉は「みんなが集まって平和に」という意味で、ジャンベが人々を集め、共同体の結びつきを深める楽器であることを表しています。実際、ジャンベは村の集会や祭り、結婚式などで、人々が輪になって踊り、歌う場の中心で演奏されてきました。名前そのものが、この太鼓の役割を物語っているといえます。
Q8 : 伝統的なジャンベの打面(ヘッド)に、一般的に使われる皮はどれ? ヤギの皮 ニワトリの皮 ヘビの皮 ゾウの皮
ジャンベの打面(ヘッド)には、一般的にヤギの皮が使われます。ヤギの皮は薄くて丈夫で、張ったときに乾いた明瞭な音が出やすいため、古くから西アフリカで重宝されてきました。皮は水に浸して柔らかくしてから毛を取り除き、胴の上に載せてロープで締め上げて張ります。地域や好みによって牛など他の動物の皮が使われることもありますが、標準的なのはヤギ皮です。皮の質や厚みは、音色や耐久性に大きく影響します。
Q9 : ジャンベの基本となる3つの音の組み合わせとして正しいものはどれ? ドン・カ・ツク ロー・ミドル・ハイ ベース・トーン・スラップ ロール・フラム・ラフ
ジャンベの基本の音は「ベース(低音)」「トーン(中音)」「スラップ(高音)」の3種類です。ベースは打面の中央付近を手のひら全体で叩いて出す深い低音、トーンは打面の縁に近い部分を指をそろえて叩く丸みのある中音、スラップは縁付近を指をゆるめて弾くように叩く鋭い高音です。この3つの音を組み合わせ、左右の手を交互に使うことで、さまざまなリズムやフレーズが作られます。
Q10 : ジャンベは、次のどの地域で生まれた太鼓とされているでしょう? 東アフリカ 西アフリカ 南アメリカ 中央アジア
ジャンベは西アフリカが発祥の太鼓です。マリ帝国の時代から、マンディンカ(マリンケ)族をはじめとする人々の間で受け継がれてきたとされます。現在のマリ、ギニア、セネガル、コートジボワール、ブルキナファソなどの地域で広く演奏されています。結婚式や収穫の祝い、成人の儀式、村の祭りなど、暮らしの節目に欠かせない楽器です。20世紀にはギニアの舞踊団の活動などを通じて世界中に知られるようになり、日本にも多くの愛好者がいます。
まとめ
いかがでしたか? 今回はジャンベクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はジャンベクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。