シャッターが開いてから閉じるまでのわずかな時間が、写真の表情を大きく左右することをご存知でしょうか。ブレを止めるか、あえて流すか。設定ひとつで写真の印象は驚くほど変わります。シャッタースピードの仕組みや使い方について、クイズ形式で楽しく学んでいきましょう。全10問、あなたは何問正解できるでしょうか。
Q1 : 明るい屋外で絞りを開放にしたまま、遅いシャッタースピードで撮影したいときに、光量を減らすために使われるフィルターは何か。
NDフィルター(ニュートラルデンシティフィルター、減光フィルター)は、色味に影響を与えずにレンズに入る光の量だけを減らすフィルターである。明るい屋外で絞りを開けたまま、または遅いシャッタースピードを使いたい場合に、適正露出を保ちながら撮影することができるため、水の流れを滑らかに写したい風景写真や、動画撮影などで広く用いられる。
Q2 : カメラの設定画面などで、シャッタースピードが「1
カメラのシャッタースピード表示では、1秒未満は「125」のように分母だけの分数(実際は1/125秒)で表示されることが多いのに対し、1秒以上の場合は数値の後ろに
Q3 : 一般的なカメラで、シャッタースピードを1段階(1段)速くすると、シャッターが開いている時間はどう変化するか。
シャッタースピードは1段(1EV)刻みで変化し、例えば1/125秒から1/250秒のように1段速くすると、シャッターが開いている時間は約半分になる。これにより取り込まれる光の量も半分になる。逆に1段遅くすると露光時間は約2倍になる。この段階的な変化は絞り値やISO感度の段階とも対応しており、露出を調整する際の基本的な考え方となる。
Q4 : 星の光跡(スタートレイル)を撮影する際によく使われる撮影方法はどれか。
星の光跡を写すスタートレイル撮影では、地球の自転による星の動きを線として捉えるため、バルブ(B)モードなどを使い、数分から数十分、場合によっては数時間シャッターを開いたままにする長時間露光が用いられる。三脚での固定が必須であり、長時間露光によるノイズを抑えるための長秒時ノイズリダクション機能が使われることも多い。
Q5 : 多くのデジタルカメラにおいて、フラッシュが正常に同調して発光できる最速のシャッタースピードのことを何と呼ぶか。
フラッシュ同調速度(X接点速度)とは、フォーカルプレーンシャッターを持つカメラでフラッシュが正しく同調して発光できる最速のシャッタースピードのことで、多くの機種で1/200秒や1/250秒程度が上限とされる。これより速いシャッタースピードを使うと、シャッター幕が完全に開ききる前に発光してしまい、画面の一部が黒く欠けてしまう現象が起こることがある。
Q6 : 走っている自動車の背景を流し、車体自体は比較的シャープに写す「流し撮り」の技法で用いられるシャッタースピードの傾向として正しいものはどれか。
流し撮りでは、1/15秒〜1/60秒程度のやや遅めのシャッタースピードを設定し、被写体の動きに合わせてカメラを横に振りながらシャッターを切ることで、被写体はある程度シャープに保ちつつ背景だけを流れるようにブレさせる効果を狙う。被写体の速度によって適切なシャッタースピードは変わるため、何度か試し撮りをして調整するのが一般的である。
Q7 : シャッタースピードを速くする(数値を小さくする、例:1/1000秒)と、動いている被写体はどのように写るか。
1/1000秒のような速いシャッタースピードでは、シャッターが開いている時間が非常に短いため、動いている被写体でもその瞬間の動きが止まったように写る。スポーツや飛んでいる鳥、水しぶきなど、動きの速い被写体を鮮明に捉えたいときに速いシャッタースピードが用いられる。逆に遅いシャッタースピードでは被写体がブレて写りやすくなる。
Q8 : 滝の水を絹のように滑らかに流れて見えるように撮影したい場合、一般的に有効なシャッタースピードの使い方はどれか。
滝や川の水を絹のように滑らかに表現するには、1秒〜数秒程度の遅いシャッタースピードを用いて、水の動きをあえてブレさせて写す手法が一般的である。この際、光が入りすぎて白飛びしないようにNDフィルターを使って光量を落としたり、絞りを絞ったりして適正露出に調整することが多い。三脚を使ってカメラを固定するのも重要なポイントである。
Q9 : 手持ち撮影でシャッタースピードが遅すぎると、被写体が動いていなくても写真全体がブレてしまう現象を何と呼ぶか。
手持ち撮影の際、シャッタースピードが遅すぎるとカメラを持つ手のわずかな動きが写真全体のブレとして写り込んでしまう。これを手ブレと呼び、被写体自体の動きによって生じる「被写体ブレ」とは区別される。手ブレを防ぐ目安として「1/焦点距離」秒より速いシャッタースピードを使うという経験則があり、三脚や手ブレ補正機能も有効な対策となる。
Q10 : シャッターが開いてから閉じるまでの時間のことを何と呼ぶか。
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いてから閉じるまでの時間のことで、単位は秒や分数(1/125秒など)で表される。センサーやフィルムに光が当たる時間を決める要素であり、絞り(F値)・ISO感度と合わせて露出を決定する「露出の三要素」の一つとされる。写真の明るさだけでなく、動きの表現にも大きく関わる重要な設定項目である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はシャッタースピードクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はシャッタースピードクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。