打楽器と一口に言っても、音程を持つものから持たないもの、素手で叩くものからペダル操作で音色を変えるものまで実に多彩だ。オーケストラの花形から民族楽器まで、その構造や奏法にまつわる知識を10問のクイズで確認してみよう。あなたはどこまで正しく打楽器の世界を理解しているだろうか。
Q1 : ドラムセットにおいて、2枚のシンバルを向かい合わせに重ね、足元のペダルで開閉させて演奏する部品を何と呼ぶか?
ハイハットは2枚のシンバルを向かい合わせに重ね、フットペダルで開閉できる専用スタンドに取り付けた打楽器で、ドラムセットの中でもリズムを刻む中心的な役割を担う。ペダルを踏んで閉じた状態でスティックを当てるとタイトで短い音が出て、逆に開いた状態で叩くとシャリシャリとした余韻の長い音になる。ペダルの踏み込み具合で音色を細かく変化させられるため、表現の幅が非常に広い部品である。
Q2 : 2枚の金属円盤を打ち合わせたり、スタンドに固定してスティックで叩いたりして演奏する打楽器は次のうちどれか?
シンバルは真鍮などの合金で作られた円盤状の打楽器で、演奏法によって主に二つのタイプがある。両手に1枚ずつ持って打ち合わせる合わせシンバルと、スタンドに1枚を固定してスティックやマレットで叩く吊りシンバルである。金属特有の複雑な倍音構成を持ち、余韻の長い煌びやかな響きが特徴で、オーケストラでは曲のクライマックスや強い効果音として使われることが多い。
Q3 : 木製やプラスチック製の枠に金属の小さな円盤(ジングル)を取り付け、振ったり叩いたりして演奏する打楽器は?
タンバリンは円形の枠に金属製の小さな円盤(ジングル)を複数対取り付けた打楽器で、片面にのみ皮やヘッドが張られているタイプと、枠だけでジングルのみが鳴るタイプがある。手で振ってジングルを鳴らす奏法のほか、ヘッド部分を指や手のひらで叩く奏法、枠を膝に打ち付ける奏法などがあり、音色や表現の幅が広い。ポピュラー音楽から民族音楽まで幅広いジャンルで使われる代表的な打楽器である。
Q4 : 西アフリカ発祥とされ、杯型に彫られた木製の胴に山羊皮などを張り、素手で叩いて演奏する打楽器は?
ジェンベは西アフリカのマンディンカ民族などに起源を持つとされる太鼓で、一本の木をくり抜いて作った杯型の胴に山羊などの皮を張って作られる。スティックは使わず素手で叩いて演奏するのが特徴で、皮を叩く位置や指・手のひらの使い方によってベース、トーン、スラップという性質の異なる三種類の音色を打ち分けられる。近年は日本でもワークショップなどを通じて広く親しまれている打楽器である。
Q5 : モーター駆動のファンを回転させることで音にビブラートをかけられる、金属製の音板を持つ有音程打楽器は?
ビブラフォンは金属製の音板の下に共鳴管を備え、その内部に取り付けられたモーター駆動のファン(羽根)を回転させることで、音の響きに規則的な揺らぎ、すなわちビブラート効果を加えられる有音程打楽器である。ファンの回転速度は調整可能で、演奏効果に応じて変化させられる。またサスティンペダルを踏むことで音の伸びを保持したり止めたりでき、ジャズを中心に幅広いジャンルで用いられる。
Q6 : 金属製の棒を三角形に曲げて作られ、専用のビーターで叩いて演奏する打楽器の名称は?
トライアングルは金属棒を三角形の形に曲げて作られた無音程打楽器で、頂点付近を紐などで吊るし、金属製の専用ビーターで叩いて演奏する。叩く位置や強さによって音量や響きの密度を変えることができ、閉じた手で本体を軽く握るミュート奏法によって音の余韻を短く止めることも可能である。倍音を豊富に含んだ澄んだ高音が特徴で、オーケストラや吹奏楽で効果的なアクセントとして用いられる。
Q7 : パーカッション(打楽器)のうち、一定の音程を持たない楽器を何と呼ぶか?
打楽器は音程の有無によって大きく分類される。ティンパニやマリンバ、シロフォンのように明確な音の高さを演奏できるものを有音程打楽器と呼び、バスドラムやシンバル、トライアングルのように音の高さがはっきりしない、あるいは判別しにくいものを無音程打楽器と呼ぶ。この分類はオーケストラや吹奏楽の楽譜で音の高さを指定するかどうかという記譜法の違いにも直結しており、打楽器パートの役割を理解する上で基本となる考え方である。
Q8 : オーケストラで使われる「ティンパニ」の特徴として正しいものはどれか?
ティンパニは半球型の銅製の胴に皮を張った太鼓で、打楽器の中では珍しく明確な音程を演奏できる楽器である。皮の張力をペダルやハンドルで調整することで音程を変化させることができ、曲の途中で音程を変える「グリッサンド」のような奏法も可能である。オーケストラでは通常複数台を組み合わせて使い、和音の低音部を支えたりリズムを強調したりする重要な役割を担っている。
Q9 : スネアドラムの裏面の皮に接するように張られ、独特のジャリジャリした音を生み出す金属製の部品を何と呼ぶか?
スネアドラムの裏側に張られたスナッピーヘッドと呼ばれる皮に接するように、金属製の細いコイル状の線が複数本張られており、これをスナッピー(響き線)と呼ぶ。表面のヘッドを叩いた振動が裏面に伝わるとスナッピーが細かく振動し、スネアドラム特有のジャリッとした乾いた音色が生まれる。スナッピーの張り具合を調整するレバーが備わっており、締め具合によって音の鋭さや音量が変化する。
Q10 : マリンバとシロフォン(木琴)の違いとして正しいものはどれか?
マリンバとシロフォンはどちらも木製の音板を叩いて演奏する有音程打楽器だが、いくつかの違いがある。マリンバは音板がシロフォンより厚みがあり、共鳴管も大きく作られているため、柔らかく温かみのある低めの音色が特徴である。一方シロフォンは音板が薄く硬質で、高く乾いた鋭い音色を持つ。音域もマリンバの方が低音域まで広く対応しており、両者は見た目が似ていても音の性格が大きく異なる。
まとめ
いかがでしたか? 今回はパーカッションクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はパーカッションクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。