拳銃は世界中で長い歴史を持ち、各国の銃器メーカーや設計者たちが知恵を絞って数多くの名銃を生み出してきました。映画やドラマで見かけるあの銃も、よく知られた名前の裏に意外な開発秘話や技術的な工夫が隠されています。今回はそんなピストル(拳銃)にまつわる雑学を10問のクイズ形式でお届けします。あなたはいくつ正解できるでしょうか?銃器の知識を試しながら、その奥深い世界をのぞいてみましょう。
Q1 : かつて日本の警察官に長年支給された.38スペシャル弾使用の国産5連発回転式拳銃の名称は?
ニューナンブM60は新中央工業(後のミネベア)が製造した.38スペシャル弾使用の5連発ダブルアクション回転式拳銃で、1960年代から警察庁に採用されました。スミス&ウェッソン社のM36(チーフスペシャル)を参考に国産化したコンパクトな回転式拳銃で、長年にわたり日本の警察官の標準装備として支給され、近年はS&W M37エアウェイトなど後継機への更新が進んでいます。
Q2 : 第一次・第二次世界大戦でドイツ軍将校に愛用されたP08(パラベラム)拳銃を設計した人物は誰?
P08パラベラム(通称ルガー拳銃)はドイツの技術者ゲオルク・ルガーが、師であるヒューゴ・ボルヒャルト設計のC93拳銃を改良して開発し、1908年にドイツ軍に制式採用されました。トグル・アクションと呼ばれる肘関節状に折れるユニークな閉鎖機構が特徴で、両大戦を通じてドイツ軍将校の象徴となり、現在もコレクターズアイテムとして高い人気を誇ります。
Q3 : リボルバーの「シングルアクション」とは、どのような操作方式を指す?
シングルアクション(単動式)は、撃鉄(ハンマー)を手でコッキングする動作と、引き金を引いて撃鉄を解放する動作の二段階に分かれた方式を指します。引き金が軽く動作も短いため精密射撃に向きます。対するダブルアクションは引き金を引くだけで撃鉄起こしから撃発まで一連で行える方式で、初弾の即応性に優れる反面、引き金は重くなります。
Q4 : 映画『007』シリーズで主人公ジェームズ・ボンドが長年愛用する拳銃として有名な銃は?
ワルサーPPKはドイツのカール・ワルサー社が1931年に発売した警察用小型拳銃(Polizeipistole Kriminal=刑事用警察拳銃)で、イアン・フレミング原作の小説『ドクター・ノオ』で前任機のベレッタ418から変更されて以降、映画版でも主人公ジェームズ・ボンドの代名詞的存在となり、世界的に有名な拳銃となりました。
Q5 : アメリカ軍に長年制式採用されたコルト・ガバメントM1911が使用する拳銃弾は次のうちどれ?
コルト・ガバメントM1911は.45ACP(11.43mm)弾を装弾数7発で使用する大口径セミオート拳銃で、ジョン・ブローニング設計のショートリコイル機構を採用しています。.45ACP弾はストッピングパワー(人体への停止能力)に優れることで知られ、米軍は1985年にベレッタM9(9mm)に切り替えるまで70年以上にわたってM1911を制式拳銃として運用しました。
Q6 : 一般的なオートマチック(セミオート)拳銃で、弾倉(マガジン)が装着される位置はどこ?
一般的なセミオート拳銃では、弾倉(マガジン)はグリップ内部に縦に収納される設計が主流です。これによりグリップを握る動作と装弾位置が一体化し、素早いリロード(マガジン交換)が可能になります。グリップ底部や側面にマガジンキャッチがあり、ボタンを押すと空マガジンが落下し、新しいマガジンを下から差し込んで装填する仕組みになっています。
Q7 : 強力なリボルバー弾として知られる「.357マグナム弾」を1935年に共同開発したアメリカの銃器メーカーは?
357マグナム弾は1935年にアメリカのスミス&ウェッソン社と弾薬メーカーのウィンチェスター社が共同開発した強力なリボルバー弾で、当時市販された中で最も強力な拳銃弾として登場しました。それまでの.38スペシャル弾の薬莢をわずかに延長して高圧装填し、貫通力と威力を大幅に向上させており、現在もリボルバー用弾薬の代表格として広く使用されています。
Q8 : ベレッタM92拳銃を製造している銃器メーカーの本社がある国はどこ?
ベレッタM92は1970年代にイタリアのファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ社が開発した9mmパラベラム弾を使用するセミオート拳銃で、1985年にアメリカ軍の制式拳銃M9として採用されたことで世界的に有名になりました。ベレッタ社は1526年創業とされる世界最古級の銃器メーカーで、ブレシア県ガルドーネ・ヴァル・トロンピアに本社を構えています。
Q9 : ポリマーフレーム拳銃の代名詞であるグロック社の本社がある国はどこ?
グロック社はオーストリアのウィーン近郊ドイチュ=ヴァグラムに本社を置く銃器メーカーで、もともとは軍用ナイフや塹壕用ツールを製造していました。1980年代にオーストリア軍の新型拳銃公募へガストン・グロック氏が応募し、ポリマーフレームを大胆に採用したグロック17が採用を勝ち取り、現在では世界中の警察・軍隊で広く使われています。
Q10 : アメリカ軍に1911年から長年制式採用されたコルト・ガバメント(M1911)を設計した銃器設計者は誰?
コルト・ガバメントM1911はアメリカの伝説的銃器設計者ジョン・モーゼス・ブローニングが設計し、1911年に米軍に制式採用された.45ACP弾使用のセミオート拳銃です。ショートリコイル機構を採用したシングルアクション式オートマチックの基礎を築き、二度の世界大戦から朝鮮戦争・ベトナム戦争まで長年運用され、現在も派生モデルやカスタム品が数多く製造されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回はピストルクイズをお送りしました。
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今回はピストルクイズを出題しました。
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次回のクイズもお楽しみに。