大相撲の番付の中でも、三役のすぐ下に位置し、最も人数が多い「前頭(まえがしら)」。テレビ中継で耳にする機会は多いものの、その正確な位置づけや待遇、東西の序列、歴史までしっかり知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。今回は、前頭にまつわる豆知識をクイズ形式で10問ご用意しました。あなたはいくつ正解できるか、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : 同じ枚数の前頭で、東方と西方ではどちらが上位とされるか?
大相撲の番付では、同じ枚数の前頭でも東方の方が西方より上位とされます。これは番付表が東を右、西を左に書く伝統に基づくもので、たとえば東前頭5枚目は西前頭5枚目より半枚分上位となります。番付編成は成績に応じて半枚刻みで上下するため、東西の差は単なる対戦の振り分けではなく実質的な序列を意味し、力士本人にとっても重要な指標となります。
Q2 : 前頭は通常、東西合わせて何枚目程度まで存在することが多いか?
前頭は通常、東西合わせて16〜17枚目程度まで存在します。幕内全体の定員は42名と決まっており、横綱・大関・関脇・小結(三役)の人数を差し引いた残りが前頭の枠となります。三役の人数が多い場所では前頭の最大枚数が減り、逆に三役が少ない場所では前頭が17枚目まで広がるなど、場所ごとに微調整される仕組みになっています。
Q3 : 前頭力士が本場所で幕内優勝することを何と呼ぶか?
前頭力士が本場所で幕内優勝することを平幕優勝(ひらまくゆうしょう)と呼びます。前頭は三役より下位の番付であるため、平幕優勝は番付上の番狂わせとして大きな話題となります。近年では2020年初場所の徳勝龍(前頭17枚目)や2019年夏場所の朝乃山(前頭8枚目)など、低い番付からの平幕優勝が大きなニュースとなった例として記憶に新しいところです。
Q4 : 前頭という番付呼称が成立したとされる時代は?
前頭という番付呼称は江戸時代の相撲番付から既に使われており、長い歴史を持っています。元々は最高位である大関以下の幕内力士全般を指す呼称として用いられていましたが、後に横綱・関脇・小結の三役が制度として整備される中で、現在のように三役以外の幕内力士を指す番付名として定着しました。江戸時代後期には現在に近い番付制度の原型が完成しています。
Q5 : 前頭以下の幕内力士が横綱を本場所で倒した時に記録される勝ち星の呼び名は?
前頭以下の幕内力士が本場所で横綱を倒した場合、その勝ち星は金星(きんぼし)と呼ばれ、特別な栄誉として記録されます。金星を獲得した力士には引退後まで継続して支払われる金星褒賞金が加算され、生涯にわたる収入源となります。なお、大関を倒しても金星にはならず、金星はあくまで横綱を倒した時のみ与えられる特別な勝ち星です。
Q6 : 前頭の中で最も上位の番付に与えられる呼称は?
前頭の最上位、つまり三役(小結)にもっとも近い番付は前頭筆頭(まえがしらひっとう)と呼ばれます。番付では東西それぞれに前頭筆頭が存在し、慣例として東前頭筆頭の方が上位とされます。前頭筆頭の力士は本場所で横綱・大関・関脇・小結ら三役と取り組むことが多く、好成績を収めれば翌場所の三役昇進が期待される重要な地位です。
Q7 : 前頭の直上に位置する番付(三役の最下位)は?
前頭の直上の番付は小結(こむすび)です。三役(さんやく)と呼ばれる関脇と小結のうち、小結は最下位に位置し、そのすぐ下に前頭の番付が続きます。番付の上位から順に並べると、横綱、大関、関脇、小結、前頭の順になります。小結は通常東西に1名ずつ配置されますが、好成績の力士が多い場合には2名以上が同時に在位することもあります。
Q8 : 前頭力士など関取に対する給料の支給形態として正しいのは?
前頭を含む十両以上の関取は、日本相撲協会から毎月決まった月給を受け取る月給制で給与が支給されます。前頭の月給は概ね140万円前後とされ、これに加え本場所ごとの手当・懸賞金・力士補助金などが支給されます。一方、幕下以下の力士は月給制ではなく本場所ごとに支給される場所手当のみが収入となるため、関取と非関取では待遇に大きな差があります。
Q9 : 前頭と十両を分ける本質的な違いとして最も適切なのはどれか?
前頭と十両は両方とも関取と呼ばれ、月給制・大銀杏(おおいちょう)の髪型・化粧まわしの着用といった待遇は共通しています。両者を分ける本質的な違いは、幕内(まくうち)の番付に在位しているかどうかです。前頭は幕内の最下位群、十両はそのすぐ下の階級にあたり、幕内昇進は力士にとって大きな目標であり、給料や報奨金、注目度などにも大きな差が生じます。
Q10 : 前頭は大相撲のどの階級に属する力士の番付か?
前頭(まえがしら)は大相撲の番付における幕内(まくうち)の階級に属する力士のことです。幕内は最高位の階級で、その中で横綱・大関・関脇・小結(三役)に次ぐ平幕(ひらまく)の地位を指します。十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口は幕内より下位の階級であり、前頭はあくまで幕内の中の番付です。十両以上の力士は関取と呼ばれ、月給が支給される待遇となります。
まとめ
いかがでしたか? 今回は前頭クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は前頭クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。