アルトサックスは、ジャズから吹奏楽まで幅広く活躍する人気の木管楽器です。発明者や音域、構造、記譜法、そして名演奏家のエピソードまで、知っているようで意外と知らない豆知識がたくさん詰まっています。全10問のクイズに挑戦しながら、アルトサックスの奥深い世界を楽しく学んでみましょう。
Q1 : アルトサックスのマウスピースに取り付けられ、息によって振動することで音を発生させる部品は何ですか?
音を実際に発生させているのは、マウスピースの先端に取り付けられた「リード」という薄い葦製の板です。奏者が息を吹き込むとリードが高速で振動し、その振動がマウスピース内部の空気を通じて楽器全体に伝わり音になります。リガチャーはリードをマウスピースに固定するための金属やゴムのバンドであり、振動そのものを生み出す部品ではありません。ネックストラップは楽器を支えるための肩掛けベルト、マウスピースパッチは歯の保護用の部品で、いずれも発音の仕組みには直接関係しません。
Q2 : アドルフ・サックスがサクソフォンの特許を取得したのは何年ですか?
アドルフ・サックスは1846年にフランスでサクソフォンの特許を取得しました。当時はクラシック音楽やオーケストラでの採用を目指して開発されましたが、普及には時間がかかり、後に軍楽隊や吹奏楽、そして20世紀に入るとジャズの世界で爆発的に広まりました。1814年はアドルフ・サックス自身が生まれる以前の時代であり、1876年や1900年は特許取得からすでに数十年が経過した時期にあたるため、いずれも正解とは異なります。
Q3 : サックス属の中で、アルトサックスより音域が低い楽器は次のうちどれですか?
サックス属は高音から低音へ、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスという順に音域が低くなっていきます。アルトサックスより音域が低い代表的な楽器はテナーサックスで、B♭(シ♭)調の移調楽器です。テナーサックスはジャズでも頻繁に使われ、太く温かみのある音色が特徴です。ソプラノサックスやソプラニーノサックスはアルトより高音域の楽器であり、選択肢に挙げた他の楽器とは音域の方向性が逆になる点に注意が必要です。
Q4 : 「バード」の愛称で知られ、アルトサックスの名手としてビバップを確立したジャズミュージシャンは誰ですか?
チャーリー・パーカーは「バード」の愛称で知られるアルトサックス奏者で、1940年代にビバップというジャズのスタイルを確立した中心人物です。高速なフレーズと複雑な和声感覚を特徴とする演奏で後進のミュージシャンに絶大な影響を与えました。マイルス・デイビスはトランペット奏者、ルイ・アームストロングもトランペット・コルネット奏者として知られ、ジョン・コルトレーンは主にテナーサックスとソプラノサックスで活躍したため、いずれもアルトサックスの代表的奏者としては該当しません。
Q5 : アルトサックスの楽譜を読む際に標準的に使われる音部記号は何ですか?
アルトサックスをはじめ、ソプラノやテナー、バリトンなどサックス属の楽器は、すべてト音記号(高音部記号)で記譜されるのが標準です。これはピアノの右手やヴァイオリンなどと同じ記譜方式で、実音とは異なる移調楽譜として書かれていても音部記号自体はト音記号で統一されています。ヘ音記号は低音楽器、アルト記号やテノール記号はヴィオラやチェロなどの弦楽器で使われることが多く、サックス属の記譜法とは異なります。
Q6 : アルトサックスの管体に最も一般的に使われる材質は何ですか?
アルトサックスの管体には、銅と亜鉛の合金である真鍮(ブラス)が最も一般的に使われています。真鍮は加工しやすく、適度な硬さと響きの良さを兼ね備えているため、サックス属全体の標準的な材質となっています。表面には金メッキや銀メッキが施されることが多く、見た目の美しさと音色の調整に役立っています。純銀製や特殊合金製の高級モデルも存在しますが、一般的な普及モデルの多くは真鍮を基本構造として製造されています。
Q7 : アルトサックスを含むサックス属の楽器を発明した人物は誰ですか?
サックス属の楽器は、ベルギー出身の楽器製作者アドルフ・サックスによって考案されました。彼は1840年代にクラリネットの発音原理と金管楽器の構造を組み合わせた新しい楽器を開発し、1846年にフランスで特許を取得しています。アドルフ・サックスは父親も楽器製作者であり、その工房で培った技術を活かして木管と金管の長所を融合させた画期的な楽器を生み出しました。彼の名前がそのまま楽器名「サクソフォン」の由来となっています。
Q8 : アルトサックスは金属製ですが、楽器の分類上は何に属しますか?
アルトサックスは金属(真鍮など)で作られていますが、音を出す仕組みがリードの振動による点でクラリネットなどと同じ原理のため、木管楽器に分類されます。金管楽器は奏者の唇の振動(アンブシュア)で音を作るのに対し、木管楽器はリードや息の流れによって音を発生させます。この発音原理の違いが楽器分類の基準となっており、材質ではなく発音方式によって木管か金管かが決まる点が、アルトサックス分類を理解する上での重要なポイントです。
Q9 : アルトサックスの発音に使われるリードの種類は何ですか?
アルトサックスはクラリネットと同じく、マウスピースに一枚の葦(あし)でできた薄いリードを取り付けて演奏するシングルリード楽器です。リードをリガチャーで固定し、奏者が息を吹き込むことでリードが振動し、その振動がマウスピース内部の空気を伝わって音になります。オーボエやファゴットのように二枚のリードを合わせて使うダブルリード楽器とは異なる発音構造を持つため、アルトサックスは木管楽器の中でもクラリネット属に近い奏法上の特徴を持っています。
Q10 : アルトサックスは移調楽器ですが、基準となる調は次のうちどれですか?
アルトサックスはE♭(ミ♭)調の移調楽器です。楽譜上で「ド」の音を吹くと、実際に鳴る音は「ミ♭」になります。同じE♭系の楽器にはバリトンサックスがあり、一方B♭(シ♭)系にはソプラノサックスやテナーサックスが属します。サックス属はこの二系統を交互に並べることで、オーケストラや吹奏楽でバランスの良い音域と運指の共通性を実現しています。アルトサックスはこの中でも最も標準的で親しみやすい音域を持つため、初心者が最初に選ぶ楽器として人気があります。
まとめ
いかがでしたか? 今回はアルトサックスクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はアルトサックスクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。