一眼レフカメラは、レンズを通った光をミラーで反射させ、ファインダーへ届ける独自の仕組みを持つカメラです。その構造や歴史、仕組みにまつわる基礎知識をクイズ形式で出題します。全10問、あなたはいくつ正解できるでしょうか。カメラ好きの方はぜひ挑戦してみてください。
Q1 : いわゆる「フルサイズ」センサーの撮像面サイズは、どのフォーマットに由来するか。
デジタル一眼レフやミラーレスカメラで「フルサイズ」と呼ばれるセンサーは、縦24mm×横36mmというサイズを持ち、これは35mmフィルム、いわゆるライカ判の1コマと同じ画面サイズに由来している。フィルム時代に使われていた交換レンズをそのまま装着した場合でも、写る範囲(画角)がフィルム一眼レフカメラと同じになるように設計された、伝統的なセンサー規格として広く知られている。このためレンズの焦点距離の感覚もフィルム時代と共通して扱いやすい。
Q2 : 日本メーカー初の35mm一眼レフカメラとされる、1952年発売のモデルはどれか。
1952年に旭光学工業(現在のリコーイメージング/ペンタックス)が発売した「アサヒフレックスI」は、日本メーカーが手がけた初の量産35mm一眼レフカメラとされている。発売当初はウエストレベルファインダー方式であったが、後継機でクイックリターンミラーを国産カメラとして初めて実用化するなど、日本製一眼レフカメラが発展していく上での重要な出発点となった、歴史的に意義のある機種である。この流れが後年のペンタックス製一眼レフにもつながっている。
Q3 : レンズの絞り値(F値)についての説明として正しいものは?
F値はレンズの絞り(開口部)の大きさを示す数値であり、レンズの焦点距離を実際の開口の直径で割った値として定義されている。F値が小さいほど絞りの開口は大きくなり、レンズを通過してセンサーやフィルムに届く光の量が増えるため、シャッタースピードを速くしたり、暗い場所でも撮影しやすくなる。反対にF値が大きいほど絞りは絞られて光量が減り、被写界深度が深くなるという特性を持っている。この特性は明るさと画づくりの両面に影響する重要な要素である。
Q4 : 一眼レフカメラのシャッター方式として、一般的に採用されているのはどれか。
多くの一眼レフカメラは、フィルムやセンサーのすぐ前に設置された「フォーカルプレーンシャッター」を採用している。金属製やゴム引き布製のシャッター幕が上下方向あるいは左右方向に高速で走行することで露光時間を制御する方式であり、シャッター機構自体がボディ側に固定されているため、交換レンズごとにシャッターを内蔵する必要がないという構造上の利点を持っている点が特徴である。この方式は高速シャッターや連続撮影にも対応しやすい。
Q5 : 撮影用レンズとファインダー観察用レンズが別々に上下に配置されたカメラを何と呼ぶか。
「二眼レフ」は、撮影用のレンズとファインダー観察用のレンズを上下に2本並べて搭載したカメラのことで、ローライフレックスなどが代表的な機種として知られている。これに対して一眼レフは、1本のレンズを撮影とファインダー確認の両方に使い、ミラーによって光路を切り替える構造を持つ点が二眼レフとの大きな違いであり、パララックス(視差)が発生しにくいという利点にもつながっている。この違いが構図の正確さにも表れている。
Q6 : 一眼レフとミラーレスカメラの構造上の違いとして、正しいものはどれか。
一眼レフはレンズを通過した光をミラーで反射させ、ペンタプリズムやペンタミラーを介した光学ファインダー(OVF)によって被写体を確認する構造を持っている。一方でミラーレスカメラはこのミラー機構を持たず、センサーが受け取った映像を電子ビューファインダーや背面液晶に表示する仕組みになっている。なお、デジタル一眼レフもセンサーを搭載しており、レンズ交換式のミラーレスカメラも数多く存在する点には注意が必要である。この構造の違いはボディの大きさや静音性にも影響している。
Q7 : シャッターボタンを押した瞬間だけミラーが上がり、撮影後すぐ元の位置に戻る仕組みを何と呼ぶか。
一眼レフではシャッターボタンを押すと、まずミラーが跳ね上がってセンサーやフィルムの面へ光が届くように光路が切り替わり、露光が終わるとミラーは自動的に元の位置へ戻って、ファインダーへの光路が復元される。この一連の機構をクイックリターンミラーと呼び、撮影の直前直後でもファインダーを通じて被写体を継続的に確認できるようにするための、一眼レフカメラにとって欠かせない仕組みである。連続撮影時にはこのミラー動作の速さがカメラの性能を左右する要素にもなる。
Q8 : 世界初の35mmフィルム一眼レフカメラとされる、1936年発売のカメラはどれか。
1936年にドイツのイハゲー(Ihagee)社が発売した「キネ・エキザクタ」は、35mmフィルムを使用した世界初の一眼レフカメラとされている。当時はウエストレベルファインダーを採用しており、像は上下は正しいが左右が反転して見える方式だったが、レンズを通した像をそのまま観察できるという一眼レフカメラの基本構造を確立した点で、カメラの歴史上非常に重要なモデルとして位置づけられている。その後の一眼レフカメラの発展にも大きな影響を与えた存在である。
Q9 : 「一眼レフ」の「レフ」は、英語の何を略したものか。
「一眼レフ」の「レフ」は英語の"reflex"(反射)を略したものであり、正式には「一眼レフレックスカメラ」の略称である。撮影レンズを通過した光をミラーで上方へ反射させ、さらにペンタプリズムを介してファインダーへ導く仕組みに由来する名称であり、撮影レンズが実際に捉えている像そのものを、光学的な仕組みを通してほぼそのままファインダーで確認できる点が、この「レフレックス(反射式)」という名前の由来になっている。
Q10 : 一眼レフのファインダーで、レンズを通った光を反射させて正立像にするために使われる光学部品の組み合わせとして正しいものは?
一眼レフはレンズを通過した光をクイックリターンミラーで上方へ反射し、ペンタプリズム(エントリー機ではペンタミラー)を通してファインダーへ導く構造を持っている。ペンタプリズムは内部で光を複数回反射させることで、上下左右が反転した像を正立像へと補正する役割を担っており、これによって撮影者はレンズが実際に捉えている像を、ほぼそのまま光学的にファインダーで確認できるようになっている。さらにこの正立化の働きは、構図確認や手持ち撮影の安定性にも大きく貢献している。
まとめ
いかがでしたか? 今回は一眼レフクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は一眼レフクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。