シンバルは金属の輝きと澄んだ響きでバンドやオーケストラの音を支える打楽器です。素材や種類、演奏方法から歴史的な逸話まで、音楽好きなら気になる豆知識が詰まっています。全10問のクイズに挑戦して、シンバルへの理解を深めてみましょう。
Q1 : シンバルの力強いクラッシュが、大砲や教会の鐘とともに劇的な効果音として使われることで有名なクラシック曲はどれか?
チャイコフスキーの序曲『1812年』は、ナポレオン軍とロシア軍の戦いを描いた作品で、クライマックスの祝砲を模した場面で本物の大砲や教会の鐘とともに、シンバルを両手で打ち合わせる力強いクラッシュが劇的な効果音として使われることで有名です。オーケストラ曲の中でもシンバル奏者の一撃が印象的に扱われる代表例として知られ、演奏会用の楽譜には実際に大砲(キャノン砲)のパートまで指定されているユニークな楽曲としても広く知られています。
Q2 : セイビアン(Sabian)社を創業したのは、ジルジャン家のどの人物か?
セイビアン(Sabian)は、ジルジャン一族のロバート・ジルジャンが1981年にカナダで創業したシンバルメーカーです。長らく続いたジルジャン家の合金製法を巡る内紛の末、兄アーミン(アルマンド)がアメリカでジルジャン社を継承する一方、ロバートは独立してセイビアンを立ち上げました。同社名の『SABIAN』は、ロバートの子供たちの名前(Sally、Andy、Billy)の頭文字などを組み合わせて名付けられたとされ、現在も世界的なシンバルブランドとして知られています。
Q3 : 『シンバル(cymbal)』という単語の語源は、『杯・鉢』を意味するどの言語の言葉とされるか?
『シンバル(cymbal)』という語は、ギリシャ語で『杯』や『鉢』を意味する『キュンバロン(kymbalon)』に由来するとされています。これは古代のシンバルが、皿や鉢を伏せたような丸みを帯びた形状をしていたことに関係していると考えられています。この語源はラテン語の『cymbalum』を経て英語やその他のヨーロッパ言語に取り入れられ、現在の『cymbal』という単語として定着しました。楽器としてのシンバル自体は古代メソポタミアなど、さらに古い時代から存在していたと考えられています。
Q4 : オーケストラで一対を両手に持ち、打ち合わせて演奏するシンバルは、日本語で一般に何と呼ばれるか?
オーケストラで一対を両手に持ち、互いに打ち合わせて演奏するシンバルは、日本語で『合わせシンバル』と呼ばれます。英語では『クラッシュシンバル』や『プレートシンバル』とも呼ばれ、曲のクライマックスや強い一撃を表現する場面で効果的に用いられます。これに対し、スタンドに1枚だけ取り付けてマレットやスティックで演奏するタイプは『サスペンデッド・シンバル』と呼ばれ、余韻を持続させたりロール奏法を行ったりする際に使われるなど、用途によって使い分けられています。
Q5 : スイスに本拠を置く老舗シンバルメーカーはどれか?
パイステ(Paiste)は、スイスに本拠を置く老舗シンバルメーカーで、もとは1901年にポーランドで創業し、後にスイスへ拠点を移して現在の体制になりました。トルコ系のジルジャンやセイビアンとは異なる独自の合金配合や製造工程を用いており、明るく硬質でパワフルな音色が特徴とされています。ロックやメタル系のドラマーから特に支持されるモデルを多く展開しており、UFIPやマイネルと並びヨーロッパを代表するシンバルブランドの一つとなっています。
Q6 : リムの近くに金属製のリベット(鋲)を取り付け、余韻に『ジー』というシズル音を加えたシンバルは何と呼ばれるか?
シズルシンバルは、通常のシンバルのリム(縁)付近に小さな穴を開け、そこに金属製のリベット(鋲)を緩く取り付けたシンバルです。叩いた際にリベットが振動して触れ合うことで、通常のシンバルにはない『ジー』というシズル(sizzle)音、いわゆる余韻の効果音が加わります。クラッシュシンバルやライドシンバルの上に後付けの『シズラー』という器具を乗せて同様の効果を得る方法もあり、ジャズなどで独特の質感を持つサウンドを演出したい場合によく利用されます。
Q7 : シンバルの多くに使われる合金の主成分は何か?
シンバルの多くは『B20ブロンズ』と呼ばれる合金で作られており、銅(カッパー)約80%とスズ(錫)約20%を混ぜ合わせた青銅の一種です。この配合比率は古くから伝統的に用いられており、叩いた際に生まれる倍音の豊かさや響きの伸び、音の立ち上がりの鋭さに大きく影響します。安価なモデルではニッケルシルバーや真鍮(ブラス)が使われることもありますが、プロ用の高級シンバルはほぼ例外なくこのブロンズ系合金で製造され、メーカーごとに配合や鍛造・熱処理の工程を工夫することで独自の音色を生み出しています。
Q8 : 1623年にオスマン帝国時代のイスタンブールで創業したとされる、世界最古のシンバルブランドはどれか?
ジルジャン(Zildjian)社は1623年、オスマン帝国時代のイスタンブールでアルメニア人の錬金術師アヴェディス・ジルジャンによって創業されたとされる、世界最古のシンバルメーカーです。『ジルジャン』という名前自体がトルコ語で『シンバル職人の息子』を意味し、合金の配合技術は長く一族の秘伝として代々受け継がれてきました。その後アメリカへ拠点を移し、現在も打楽器業界を代表するブランドとして、ドラムセットやオーケストラ用など幅広いシンバルを製造し続けています。
Q9 : ドラムセットで、足元のペダルを踏んで開閉させながら演奏するシンバルの名称は?
ハイハットは、上下2枚のシンバルを縦に重ねてスタンドに取り付け、足元のペダルを踏むことで開閉させて演奏する打楽器です。ペダルを踏んで2枚を閉じると『チッ』という短く締まった音、踏まずにスティックで開いたまま叩くと『シャーン』という伸びのある音になり、曲調やリズムパターンに応じて開閉の度合いを調整しながら演奏します。ロックやポップス、ジャズなど多くのジャンルでリズムの基本を刻む役割を担う、ドラムセットに欠かせない重要なパーツです。
Q10 : ドラムセットの中で通常最も大きく、一定のリズムを刻み続けるために使われるシンバルはどれか?
ライドシンバルは、ドラムセット内で一定のリズムパターンを刻み続けるために使われるシンバルで、多くの場合セット中で最も直径が大きく、20インチ前後のサイズが一般的です。スティックの先端(チップ)で叩くとクラッシュシンバルよりも音の減衰が早く、粒立ちのはっきりした音が得られるため、曲を通して安定したビートを刻む役割に適しています。中央のベル部分を叩くと、より高く鋭い金属的な音を出すこともでき、演奏表現の幅を広げています。
Q11 : 問題文
回答の説明(200字以上)
まとめ
いかがでしたか? 今回はシンバルクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はシンバルクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。