夏の夜、思い出話に花を咲かせながら楽しめる「お盆」がテーマの高齢者向けクイズを10問ご用意しました。お盆の由来や風習、行事など、知っているようで意外と知らない豆知識が満載です。ご家族や施設のレクリエーションで、みんなで答えを予想しながらぜひ盛り上がってみてください。
Q1 : お盆の最終日ごろに、灯籠を川や海に流して先祖の霊をあの世へ送る行事を何というか
お盆の終わりに、火をともした灯籠を川や海に流し、先祖の霊をあの世へ送り出す行事を「灯籠流し」といい、地域によっては「精霊流し」とも呼ばれます。長崎で行われる精霊流しや、広島の平和記念公園周辺で行われる灯籠流しなどが特に有名で、テレビなどでも毎年報道されます。どんど焼きや左義長は、正月飾りやしめ縄などを燃やして無病息災を願う小正月(1月15日ごろ)の行事であり、時期も意味もお盆の灯籠流しとは異なります。
Q2 : 京都で毎年8月16日の夜に行われる、送り火の代表的な行事を何というか
京都で毎年8月16日の夜に行われる「五山送り火」は、如意ヶ嶽にともされる「大文字」をはじめ、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」という五つの山の送り火が順番に点火される、京都の夏の風物詩として知られる行事です。お盆に迎えた先祖の霊を、再びあの世へ送り出す意味が込められています。祇園祭は7月に行われる八坂神社の祭礼、葵祭は5月の下鴨・上賀茂神社の祭礼、時代祭は10月の平安神宮の祭礼で、いずれもお盆の送り火とは異なる京都の伝統行事です。
Q3 : お盆のお墓参りで、墓石にひしゃくを使ってかけるのが一般的なものは何か
お盆のお墓参りでは、ひしゃくを使って墓石に水をかける「打ち水」を行うのが一般的な作法です。仏教では、水には故人ののどの渇きを癒すとともに、お墓や心身を清めるという意味が込められているとされています。塩を使ったお清めは主に神道に由来する風習で、盛り塩や葬儀の後に行う清めの塩などが代表例です。お墓にお酒や牛乳を直接かける習慣は一般的ではなく、お供え物として墓前に置くにとどめるのが通常のマナーとされています。
Q4 : お盆の時期に、僧侶が檀家の家を一軒ずつ回って仏壇や精霊棚の前でお経をあげることを何というか
お盆の時期に僧侶が檀家の家庭を一軒ずつ訪れ、仏壇や精霊棚(盆棚)の前でお経をあげることを「棚経(たなぎょう)」といいます。もともとは精霊棚の前で読経したことに由来する呼び名で、多くの檀家を短期間で回るため、僧侶にとってお盆は一年で最も忙しい時期のひとつとされています。施餓鬼会は餓鬼道に落ちた無縁仏などを供養する別の仏教行事、満中陰法要は四十九日に行う法要、十三参りは13歳の子供の成長を祝う行事で、棚経とはいずれも異なります。
Q5 : 近年、お盆に帰省した祖父母や親戚が子供たちにお小遣いを渡す風習として広まっている呼び名は何か
近年、山形県などの一部地域に伝わっていたとされる「お盆玉」という風習が全国的に広まりつつあります。お盆に帰省した際、祖父母や親戚の大人が子供たちにお小遣いを渡す習慣で、お正月の「お年玉」のお盆版として知られるようになりました。文房具メーカーなどが「お盆玉」専用のポチ袋を商品化して販売したことがきっかけで知名度が広がり、現在では夏休みの帰省シーズンの風物詩として認知されるようになっています。
Q6 : 東京など一部地域を除き、日本の多くの地域で一般的なお盆の期間はいつごろか
お盆はもともと旧暦の7月15日を中心とする行事でしたが、明治時代に新暦が導入された際、旧暦の7月がちょうど農作業の繁忙期にあたる地域が多かったため、月遅れの8月13日から16日ごろに行う「月遅れ盆」が全国に広まりました。そのため現在では8月にお盆を行う地域が大多数を占めています。一方、東京や横浜、金沢の一部などでは新暦通りの7月にお盆を行う「新盆(しんぼん)」と呼ばれる風習が今も残っており、地域によって時期が異なる珍しい年中行事となっています。
Q7 : お盆の入りである13日に、先祖の霊が迷わず家に帰って来られるようにと玄関先などでたく火を何というか
お盆の初日である13日の夕方に、先祖の霊が道に迷わず無事に家へ帰って来られるようにと、玄関先や庭先でおがらなどを燃やす火を「迎え火」といいます。この煙を目印にして先祖の霊が家に戻ってくると考えられてきました。反対に、お盆の最終日である16日には、霊をあの世へ送り出すための「送り火」がたかれます。京都の五山送り火(大文字焼き)は、この送り火の風習が大規模な行事として発展した代表的な例として広く知られています。
Q8 : きゅうりに割り箸などを刺して足に見立て、馬の形に作るお盆の飾りを何というか
きゅうりを馬に、なすを牛に見立てて割り箸などで足を付けた飾りを「精霊馬(しょうりょううま)」といいます。馬は足の速い乗り物として、先祖の霊が少しでも早くこの世に戻って来られるようにという願いを、牛は歩みの遅い乗り物として、あの世へはゆっくりと名残を惜しみながら帰っていってほしいという願いを表しているとされます。お盆の精霊棚(盆棚)に飾られることが多く、地域によって作り方や飾る向きに違いも見られる伝統的な風習です。
Q9 : お盆の時期に、先祖の霊を慰め、地域の人々が輪になって踊る行事を何というか
お盆の時期に先祖の霊を迎え、慰め、送り出す意味を込めて地域の人々が輪になって踊る行事を「盆踊り」といいます。もとは仏教の念仏踊りが起源とされ、江戸時代以降に娯楽的な要素を強めながら全国各地の夏祭りに根付いていきました。神楽や獅子舞は神道の神事や祭礼で奉納される芸能で、盆踊りとは由来や目的が異なります。なお阿波踊りは徳島県などで行われる盆踊りの一種で、現在では観光行事としても全国的に有名になっています。
Q10 : 盂蘭盆会(うらぼんえ)というお経に由来する仏教行事が起源とされるお盆ですが、この由来となった行事の名前は次のうちどれか
お盆は、正式には仏教の「盂蘭盆会」という行事に由来するとされています。お釈迦様の弟子である目連が、餓鬼道に落ちて苦しむ亡き母を救うために多くの僧侶へ供養を行ったところ母が救われたという故事が起源とされ、旧暦7月15日を中心に先祖の霊を迎えて供養する行事として日本各地に広まりました。灌仏会はお釈迦様の誕生日を祝う4月の行事、彼岸会は春分・秋分の頃に行う先祖供養、施餓鬼会は餓鬼道に落ちた無縁仏などを供養する行事で、それぞれお盆とは目的や時期が異なる別の仏教行事です。
まとめ
いかがでしたか? 今回はお盆 高齢者向けクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はお盆 高齢者向けクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。