身近にあるランプや照明には、実はたくさんの不思議と工夫が詰まっています。白熱電球からLED、蛍光灯やネオンサイン、さらには物語の中に登場する魔法のランプまで、「光」にまつわる話題は奥深いものばかり。普段なにげなく使っている灯りも、その仕組みや歴史を知ると見え方が変わってきます。そんな身近な光の世界をテーマにした全10問のクイズに挑戦してみましょう。あなたはいくつ正解できるでしょうか。
Q1 : 「アラジンと魔法のランプ」で、アラジンが古いランプをこすると中から現れるのは何でしょう?
「アラジンと魔法のランプ」は「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」に登場する物語で、主人公アラジンが手に入れた古いランプをこすると、中から願いをかなえる「ランプの精」(ジン、英語ではジーニーと呼ばれる魔人)が現れる。精はアラジンの願いを次々とかなえ、物語を大きく動かす重要な存在である。魔法のじゅうたんは別の物語の要素であり、このランプから出てくるわけではない。白い鳩や黄金の鍵も登場するアイテムではない。
Q2 : 光の総量、つまり光源全体の明るさを表す単位「ルーメン(lm)」が示す物理量はどれでしょう?
ルーメン(lm)は、光源が四方に放つ光の総量(光束)を表す単位である。電球のパッケージに書かれたルーメン値が大きいほど、全体として明るい。一方、ある面がどれだけ照らされているかを表すのはルクス(照度)、光源がある方向へ放つ光の強さはカンデラ(光度)で、それぞれ別の単位である。色温度はケルビンで光の色み(暖かい・冷たい)を表す。LED電球を選ぶ際は、消費電力(W)よりルーメンで明るさを比較するとよい。
Q3 : ハロゲン電球に封入されている「ハロゲンガス」の主な働きは、次のうちどれでしょう?
ハロゲン電球は、通常の白熱電球にヨウ素や臭素などのハロゲンガスを封入したもの。点灯するとフィラメントから蒸発したタングステンがハロゲンと結びつき、再びフィラメントへ戻る「ハロゲンサイクル」が起こる。これによりフィラメントの消耗(蒸発)が抑えられ、寿命が延びるうえ、より高温で明るく点灯できる。光の色を変えたり発熱をなくしたりする働きではなく、むしろ高温になり熱を多く出す点が特徴である。
Q4 : 白熱電球が消費する電力のうち、実際に「光」へ変換される割合はおよそどのくらいでしょう?
白熱電球は電流でフィラメントを高温に熱し、その熱放射で光を得る仕組みのため、消費する電力の大部分が熱として逃げてしまう。実際に目に見える光へ変換される割合はおおむね10%程度かそれ以下とされ、残りはほとんど熱になる。これが白熱電球が熱く、エネルギー効率が悪いと言われる理由であり、LEDや蛍光灯への置き換えが進んだ大きな背景でもある。約90%もが光になるわけではなく、逆に約90%が熱として失われている。
Q5 : 高速道路のトンネルなどでよく見かける、オレンジ色(橙黄色)の照明は何ランプでしょう?
トンネルや一部の道路で見られるオレンジ色(橙黄色)の照明は、ナトリウムランプである。ナトリウム蒸気の放電による光で、特に低圧ナトリウムランプは単一に近い波長のため、霧や排気ガスの中でも対象がはっきり見え、省エネ性も高いことからトンネル照明に長く使われてきた。水銀ランプは白っぽい光、ハロゲンやキセノンは自動車のヘッドライトなどに使われ、トンネルのオレンジ色照明の主役ではない。
Q6 : 蛍光灯のガラス管の内側に塗られ、目に見えない紫外線を明るい可視光へと変える物質はどれでしょう?
蛍光灯はガラス管の中に少量の水銀蒸気が封入されており、放電によって紫外線が発生する。この紫外線は人の目には見えないため、管の内側に塗られた蛍光体(蛍光物質)に当てて可視光へと変換することで初めて明るく光る。蛍光体の種類を変えることで光の色(昼白色や電球色など)を調整できる。水銀は紫外線を出す側の物質、タングステンは白熱電球のフィラメント材料であり、紫外線を可視光に変える役割は担っていない。
Q7 : 照明でおなじみの「LED」を日本語の正式名称にすると、次のうちどれでしょう?
LEDはLight Emitting Diodeの略で、日本語では「発光ダイオード」と呼ばれる。電流を流すと半導体の性質によって電気エネルギーが直接光に変わる仕組みで、白熱電球のように熱を多く出さず効率がよい。赤や緑は早くから実用化されていたが、青色LEDの実現により光の三原色がそろい、白色光や液晶のバックライトなど用途が一気に広がった。発光トランジスタや光電子増倍管はLEDの正式名称ではなく、別の電子部品・装置を指す言葉である。
Q8 : ネオンサインで代表的な赤色(橙赤色)に光るとき、ガラス管に封入されている気体はどれでしょう?
ネオンサインは細いガラス管に気体を封入し、高電圧をかけて放電させることで光らせる。封入する気体によって色が決まり、ネオンガスをそのまま放電させると橙赤色(赤系)に光る。これがネオンサインの代表的な赤色である。青や緑などほかの色は、ネオン以外の気体(アルゴンや水銀蒸気など)や、着色・蛍光塗装したガラス管を組み合わせて作られる。ヘリウムや二酸化炭素は、赤色ネオンの発色を担う主役の気体ではない。
Q9 : 日本の家庭用電球の口金規格「E26」の「E」は、ある人物の名前の頭文字です。誰でしょう?
電球を差し込む口金の規格に使われる「E」は、白熱電球を実用化したトーマス・エジソン(Edison)の頭文字に由来し、ねじ込み式の口金は「エジソンスクリュー」と呼ばれる。E26なら口金の直径が約26mmという意味で、日本の一般家庭用電球で最も普及しているサイズである。エレクトリック(電気)やヨーロッパ、エネルギーの頭文字ではない点に注意したい。Eのほかにも、ピン式のGなど用途に応じた口金規格が存在する。
Q10 : 白熱電球を実用的に完成させ、世の中に広く普及させた発明家は誰でしょう?
白熱電球は19世紀に複数の発明家が研究したが、長時間点灯できる実用的な電球を完成させ、発電や配電の仕組みごと社会に普及させたのがアメリカのトーマス・エジソンである。1879年に炭素フィラメントを使った電球で長時間の点灯に成功した。ニコラ・テスラは交流送電、ベルは電話、フランクリンは雷の研究で有名で、いずれも白熱電球を実用化した人物ではない。エジソンは電球だけでなく、それを使うための電力供給システム全体を整えた点が大きな功績である。
まとめ
いかがでしたか? 今回はランプクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はランプクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。