土俵といえば力士たちが激突する円い舞台──そのイメージは誰もが持っているはず。でも直径は何メートル?四隅の色房の意味は?徳俵って何のためにあるの?と聞かれると意外と答えに詰まるもの。神事としての歴史や呼出しの職人技まで、奥深い土俵の世界を10問のクイズで楽しく学んでいきましょう。あなたは何問正解できますか?
Q1 : 土俵を築き、場所中も整備する役割を担っているのは誰?
土俵を築き、整備する役割を担っているのは呼出し(よびだし)と呼ばれる職人たちである。呼出しは取組前に力士の四股名を呼び上げるだけでなく、本場所前には数日かけて土俵を一から作り上げ、場所中も土を補修したり蛇の目を掃き清めたりする。荒木田土を木槌で叩き固めて締めていく作業は重労働で、伝統技術として代々受け継がれている。土俵祭や懸賞旗の披露も呼出しの仕事で、相撲興行を陰で支える存在である。
Q2 : 土俵の直径が現行の15尺(約4.55m)に拡大されたのはいつ頃?
大相撲の土俵は長らく直径13尺(約3.94m)であったが、1931年(昭和6年)4月の天覧相撲を機に現行の15尺(約4.55m)に拡大された。当時の昭和天皇に大きな土俵で迫力ある相撲を見せたいという思いから変更が決まったとされる。以後90年以上にわたってこの寸法が守られ続けており、今なお大相撲の象徴的な数字となっている。土俵の高さも約34〜60cmと定められ、力士たちが攻防を繰り広げる神聖な舞台を形作っている。
Q3 : 土俵中央に引かれた、力士が立ち会いの位置とする2本の白い線を何という?
仕切線(しきりせん)は、土俵中央に約70cm(2尺3寸)の間隔で平行に引かれた2本の白線のことで、エナメル系の塗料で描かれている。力士はこの線の手前に手をついて立ち会いを行う。1928年(昭和3年)にラジオ中継開始に伴って制限時間制が導入された際、立ち会いの位置を明確にするため設けられた。それ以前は決まった線はなく、力士同士の呼吸が合えば立ち会うという慣例だったが、放送時間に合わせるため明確化された。
Q4 : 土俵の上に吊られている屋根「屋形」が模している建築様式は次のうちどれ?
土俵の上に吊られている屋形(やかた)は、伊勢神宮の正殿などに見られる「神明造(しんめいづくり)」と呼ばれる神社建築様式を模している。これは相撲が古来より神事として行われてきたことを象徴するもので、土俵が神聖な場所であることを示している。1952年(昭和27年)9月場所より、それまでの四本柱が撤去され吊り屋根方式となった。観客から土俵が見やすくなった一方、四隅の柱は色房に置き換えられて伝統が継承されている。
Q5 : 土俵の周囲に細かく敷かれた砂で、力士の足跡などで勝負判定に使われるものを何という?
蛇の目(じゃのめ)とは、土俵の俵の外側、土俵下に細かく敷かれた砂のことを指す。力士の足や体が土俵から出た際の足跡が砂に残ることから、勝負判定の重要な手がかりとなる。取組の合間には呼出しが箒で蛇の目を掃き清め、跡を残さないように整えるのが慣わしで、これにより次の取組での判定が正確に行えるようになっている。物言いがついた際にも、この蛇の目の足跡が決定的な証拠となる場合が多い。
Q6 : 本場所の初日前日に土俵を清め、神を降ろして興行の安全を祈願する儀式の名前は?
土俵祭(どひょうまつり)は、本場所の初日前日に行われる神事で、立行司が祭主となり土俵の中央に穴を掘って鎮め物(しずめもの)を埋め、土俵に神を降ろして15日間の安全と興行の成功を祈願する。鎮め物として勝栗・昆布・するめ・洗米・塩・かやの実の6品が納められ、千秋楽後に取り出される伝統が続いている。儀式には三役格以上の行司や呼出しも参列し、清めの塩と御神酒で土俵を清めて完成させる。
Q7 : 土俵の四隅に下げられている房(ふさ)のうち、東を表す色はどれ?
土俵の上に吊られた屋形(やかた)の四隅に下げられている房は、中国の故事に由来する四神と四季を表している。東は青房で青龍・春、南は赤房で朱雀・夏、西は白房で白虎・秋、北は黒房で玄武・冬を象徴する。1952年(昭和27年)9月場所より、それまであった四本柱が観客の視界を妨げるとの理由で撤去され、代わりに各方角を示すこの色房が屋形から下げられるようになった。
Q8 : 土俵の円の内側に4か所だけ少し外側にずらして置かれている俵を何という?
徳俵(とくだわら)とは、土俵の円周上で東西南北の4方向に俵1個分ずらして外側に置かれている俵のこと。元々は屋外で相撲を取っていた時代に雨水を排水するための工夫だったとされ、現在も伝統として残っている。この徳俵に足がかかっても土俵外に出たとはみなされず、土俵際で踏みとどまる「徳」のある俵という意味になる。逆転の土俵際で徳俵をうまく利用する取組は観客を大いに沸かせる名場面となる。
Q9 : 大相撲の土俵を作るのに伝統的に使われている土の名前は?
大相撲の土俵には、埼玉県の荒川流域で採れる荒木田土(あらきだつち)と呼ばれる粘土質の土が伝統的に使われてきた。粘り気が強く適度な硬さに固められるため、力士が踏ん張っても崩れにくい性質を持つ。近年は採掘地の宅地化により入手が困難になっており、千葉県産の土などとの混合や代替土での施工も行われている。場所前には呼出したちが約3日かけて木槌で叩き締めながら、伝統の手法で土俵を築き上げる。
Q10 : 大相撲の土俵の直径は何メートル?
大相撲の土俵は直径4.55メートル(15尺)の円形で作られている。1931年(昭和6年)4月の天覧相撲を機に、それまでの13尺(約3.94m)から現在の15尺へと拡大された。土俵は荒木田土と呼ばれる埼玉県荒川流域産の粘土質の土を使って毎場所ごとに作り変えられ、呼出しと呼ばれる職人たちが3日ほどかけて手作業で築き上げる神聖な空間である。木槌で何度も叩いて締めるため、力士同士が全力でぶつかっても崩れにくい強度が保たれている。
まとめ
いかがでしたか? 今回は土俵クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は土俵クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。