大相撲の番付で横綱に次ぐ重要な地位「大関」。長い相撲史の中で最高位として君臨してきた時代もあり、現在も土俵を支える花形として注目を集める存在です。昇進や陥落に関する独自のルール、伝達式の作法、英語表記まで、知っているようで意外と知らない奥深い世界が広がっています。本記事では、そんな大関にまつわる10問のクイズを用意しました。あなたはいくつ正解できるでしょうか。
Q1 : 日本相撲協会が公式に用いる「大関」のローマ字表記は次のうちどれ?
「大関」は日本相撲協会の公式英語表記でも固有の地位名として「Ozeki」とローマ字でそのまま表されます。横綱が「Yokozuna」、関脇が「Sekiwake」、小結が「Komusubi」と表記されるのと同じく、大相撲独自の文化と用語を世界へそのまま伝えるためにローマ字表記が用いられています。なお、英語の解説文などでは横綱を「Grand Champion」、大関を「Champion」と意訳することもありますが、これらは正式な地位名ではなく、あくまで便宜的な表現にすぎません。
Q2 : 大関昇進が決まった力士に協会の使者が伝達式を行うのは、通常どこ?
大関昇進伝達式は通常、新大関の所属する相撲部屋で行われます。日本相撲協会の理事と審判部長が使者として部屋を訪れ、新大関本人と師匠が紋付袴の正装で迎え、昇進が正式に伝達されます。新大関は使者の前で口上を述べ、力士人生の大きな節目を表します。横綱昇進の場合も同様に所属部屋で伝達式が行われ、その様子はテレビ中継されることも多く、相撲ファンにとって新たなスターの誕生を実感する印象深いセレモニーの一つとなっています。
Q3 : 大関のすぐ下に位置する三役の地位は?
番付では上から横綱、大関、関脇、小結、前頭の順に並んでおり、大関のすぐ下は関脇です。関脇と小結を合わせて「三役」と呼ぶこともありますが、伝統的には大関も含めた三つを三役と数えます。関脇は大関昇進の登竜門であり、ここで好成績を残すことが大関への第一歩となります。横綱は番付上もっとも上位、前頭は三役より下、十両は幕内ではなく幕下との中間に位置する関取の地位なので、いずれも大関のすぐ下にはあたりません。
Q4 : 大相撲の「三役」に含まれない地位は次のうちどれ?
大相撲における「三役」とは伝統的に大関・関脇・小結の三つの地位を指します。前頭は幕内の中で三役より下に位置する地位で、いわゆる「平幕」と呼ばれ、三役には含まれません。横綱は別格の最高位として扱われるため、近年では「三役」と言うときに関脇と小結のみを指す使い方も広まっていますが、本来の意味では大関も三役の一つに数えられます。前頭は番付上は幕内に属しますが、三役からは明確に区別される地位となっています。
Q5 : 大関が2場所連続で負け越すと番付はどうなる?
大関は2場所連続で負け越すと関脇に陥落するという厳しいルールがあります。前場所で負け越した大関は次の場所を「カド番」として迎え、ここで再び負け越すと番付が一枚下がります。これは大関の地位の重さを示す制度で、横綱との大きな違いの一つでもあります。横綱には番付降下のルールはなく、不甲斐ない成績が続いた場合は引退勧告や自主引退の道があります。なお、陥落した翌場所で10勝以上を挙げれば、特例として大関に復帰できる救済措置も設けられています。
Q6 : 大関昇進の一般的な目安とされる、三役で3場所連続合計の勝ち星数は?
大関昇進の一つの目安は「三役の地位で直近3場所連続して合計33勝以上」とされています。これはあくまで慣例的な基準で、最終的には日本相撲協会の理事会で内容や安定感、優勝経験などを含めて総合的に判断されます。33勝は3場所平均で11勝に相当し、勝ち越しを大きく上回る安定した成績が必要です。直近場所の優勝や好調ぶりも昇進判断の材料となるため、単純な勝ち星合計だけでは決まらず、横綱大関を倒す内容のある相撲が求められます。
Q7 : 大関が前場所で負け越し、次に負け越すと陥落する状態を何という?
前場所で負け越した大関が、その次の場所で再び負け越すと関脇に陥落します。その「次の場所」のことを「カド番」と呼びます。「角番」とも書き、追い詰められた瀬戸際の状況を意味する言葉で、将棋や囲碁などでも使われます。カド番大関は8勝以上を挙げて勝ち越せば大関の地位を維持でき、晴れて「カド番脱出」となります。長期的に大関を務めるためには、このカド番をどう乗り越えるかが大きな課題で、ベテラン大関は何度もカド番を経験することが珍しくありません。
Q8 : 大関から陥落しても、翌場所で何勝以上挙げれば大関に復帰できる特例がある?
大関から関脇に陥落した直後の1場所で10勝以上を挙げれば、翌場所から大関に復帰できる特例制度があります。この制度は1969年に新設されたもので、過去に貴ノ浪、栃東、照ノ富士などがこの特例を利用して大関に復帰しました。陥落直後の1場所限りの権利であり、これを逃すと再昇進には通常通り三役での好成績の積み重ねが必要となります。1場所で10勝という条件は決して易しくはなく、短期間で大関の力を取り戻せる力士でないと適用が難しい制度です。
Q9 : 横綱という地位が正式に確立する以前、力士の最高位とされていたのはどの地位?
江戸時代には現在のような横綱という番付上の地位は存在せず、最高位は大関でした。横綱はもともと地位ではなく、特に強い大関に与えられる「免許」「称号」のような扱いで、土俵入りの際に注連縄に似た綱を締めることが許される名誉とされていました。横綱が番付上の正式な最高位として明文化されたのは1909年(明治42年)とされています。それまでの大相撲史において、大関は長らく相撲界の頂点を意味する地位として君臨し続けてきたのです。
Q10 : 大関は大相撲の番付で上から何番目の地位?
大関は大相撲の番付で横綱に次ぐ第二位の地位です。横綱・大関・関脇・小結・前頭の順に幕内が並び、大関は三役と呼ばれる関脇・小結よりも上位に位置します。横綱が一人もいない場合には大関が事実上の最高位となり、優勝額授与や横綱土俵入りの代役などの責務を担うこともあります。大関は古くから相撲界で最高位として扱われた歴史を持ち、現在も横綱に次ぐ重要な地位として相撲界の中心を担う力士として尊重されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は大関クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は大関クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。