大相撲の最高位である横綱は、長い角界の歴史の中でほんの一握りの力士しか到達できない特別な地位です。昭和の大横綱から平成・令和の名横綱まで、土俵を沸かせた歴代横綱たちにまつわる知識を10問のクイズにまとめました。連勝記録や優勝回数、土俵入りの型など、相撲ファンなら押さえておきたい知識を確認しながら、横綱の奥深い世界に触れてみてください。
Q1 : 第72代横綱・稀勢の里が日本出身横綱として誕生したのは、若乃花以来約何年ぶりだったでしょう?
稀勢の里寛(第72代横綱、田子ノ浦部屋)は2017年初場所で初優勝を果たし、その場所後に横綱に昇進した。日本出身横綱の誕生は1998年夏場所後に第66代横綱となった三代目若乃花(花田勝)以来、実に約19年ぶりの快挙で、世論は大いに沸いた。茨城県牛久市出身で、長年大関の座を守り続けた末の悲願の昇進だった。横綱昇進後すぐに左大胸筋を負傷し、2019年初場所中に引退。現在は二所ノ関親方として後進を指導している。
Q2 : 「角聖」と呼ばれ、明治後期に活躍した第19代横綱は誰でしょう?
常陸山谷右エ門(第19代横綱、出羽海部屋)は明治後期から大正初期にかけて活躍した名横綱で、その品格・力量・人格すべてが理想的な横綱像を体現したとして「角聖」と称された。ライバルの梅ヶ谷藤太郎(第20代横綱)とともに「梅常陸時代」を築き、大相撲の人気を不動のものにした黄金期の立役者。引退後は出羽海部屋を継承し、双葉山ら多くの名力士を輩出する出羽海一門の礎を築いた、近代相撲の祖と称される存在である。
Q3 : 序二段まで番付を陥落しながら横綱まで復活した第73代横綱は誰でしょう?
照ノ富士春雄(モンゴル出身、伊勢ヶ濱部屋)は2015年に大関に昇進したが、両膝の故障や糖尿病・内臓疾患で番付を序二段まで陥落させた。そこから不屈の闘志で再び番付を駆け上がり、2021年9月場所後に第73代横綱へ昇進。大関経験者が序二段まで陥落して横綱まで上り詰めたのは史上初の快挙であった。度重なる怪我との戦いを乗り越えての復活劇は、大相撲の歴史に残る感動的な物語として語り継がれている。
Q4 : 「ウルフ」の愛称で親しまれた第58代横綱は誰でしょう?
千代の富士貢(本名秋元貢、第58代横綱)は北海道松前郡福島町出身、九重部屋所属で、引き締まった筋肉質な体と俊敏な動きから「ウルフ」の愛称で親しまれた。1981年九州場所後に横綱昇進、幕内最高優勝31回、53連勝などを記録し、1980年代の角界を牽引した。現役のまま1989年に国民栄誉賞を受賞。1991年夏場所、新鋭の貴花田(後の貴乃花)に敗れた翌日に「体力の限界」と引退表明した名場面は有名である。
Q5 : 昭和の大横綱・大鵬幸喜の幕内最高優勝回数は何回でしょう?
大鵬幸喜(第48代横綱、二所ノ関部屋)は1961年九州場所後に横綱昇進し、幕内最高優勝32回を達成。2015年に白鵬に抜かれるまで歴代最多優勝記録を保持し続けた。「巨人・大鵬・卵焼き」と並び称されるほど昭和の大スターで、子どもたちにも絶大な人気を誇った。同期の柏戸剛とともに「柏鵬時代」を築き上げ、1971年5月場所限りで引退。1971年に紫綬褒章、没後の2013年には国民栄誉賞を受賞している。
Q6 : 第69代横綱として知られるのは誰でしょう?
白鵬翔は2007年名古屋場所後に第69代横綱に昇進した。モンゴル・ウランバートル出身で宮城野部屋所属。第68代の朝青龍明徳に続くモンゴル出身横綱として、その後14年以上にわたり角界の頂点に君臨した。幕内最高優勝45回、全勝優勝16回、通算勝利数1187勝など数々の歴代記録を塗り替え、2021年9月場所後に現役を引退。年寄「間垣」を経て一時「宮城野」を襲名し、後進の指導にあたった人物である。
Q7 : 高砂部屋に所属し、第68代横綱としてモンゴル出身初の横綱となったのは誰でしょう?
朝青龍明徳(本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ)は高砂部屋所属で、2003年初場所後に第68代横綱に昇進し、モンゴル出身として史上初めての横綱となった。幕内最高優勝25回を誇る。スピードと攻撃的な取り口で人気を集める一方、土俵外での素行が問題となり2010年初場所後に引退。短い横綱在位ながら強烈な印象を残し、後に続く白鵬・日馬富士・鶴竜・照ノ富士らモンゴル勢横綱の道を切り拓いた存在である。
Q8 : 双葉山が打ち立てた連勝記録は何連勝でしょう?
双葉山定次(第35代横綱、立浪部屋)は1936年春場所7日目から1939年春場所3日目まで69連勝という前人未到の大記録を樹立した。70連勝目をかけた取組で前頭三枚目の安藝ノ海節男に敗れて連勝はストップしたが、この記録は現在もなお破られていない。近年では平成の大横綱・白鵬が63連勝で迫ったが及ばず、69という壁の高さが改めて示された。「相撲の神様」と称される昭和の大名横綱である。
Q9 : 横綱土俵入りの型として現在用いられているのは雲龍型と何型でしょう?
横綱土俵入りには「雲龍型」と「不知火型」の二つの型がある。雲龍型はせり上がりの際に左手を脇腹に当て右手を斜め前に伸ばす形で、攻防兼備の型とされる。一方、不知火型は両腕を左右に大きく広げる豪快な型で、攻めの型とされる。両者の名はいずれも幕末から明治初期に活躍した横綱・雲龍久吉と不知火光右衛門に由来する。現役横綱の照ノ富士は不知火型を選んで土俵入りを行っている。
Q10 : 大相撲史上、最多優勝記録を持つ横綱は誰でしょう?
白鵬翔(モンゴル・ウランバートル出身、宮城野部屋所属)は2007年名古屋場所後に第69代横綱に昇進し、2021年9月場所後に引退するまで幕内最高優勝45回という前人未到の大記録を打ち立てた。それまでの最多記録であった大鵬の32回を13場所も上回る圧倒的な数字で、現在も破られていない。全勝優勝16回、通算勝利数1187勝、横綱在位84場所もすべて歴代最多。長期にわたり大相撲を牽引し続けた稀代の名横綱である。
まとめ
いかがでしたか? 今回は横綱クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は横綱クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。