マリンバは木の音板を叩いて奏でる、温かく深い響きが魅力の鍵盤打楽器です。その起源や国民楽器としての歴史、独特な演奏法や名曲まで、意外と知らない雑学が数多く存在します。マリンバ好きはもちろん、初めて名前を聞いた方も楽しめる全10問のクイズに挑戦し、知識を試してみましょう。
Q1 : ヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートンが考案し、彼の名前がついた4本マレットの持ち方(グリップ)は何と呼ばれますか?
「バートン・グリップ」は、ジャズ・ヴィブラフォン奏者として知られるゲイリー・バートンが考案した4本マレットの持ち方で、片手の2本のマレットを交差させるように挟んで保持するのが特徴です。マレット同士を独立して開閉しやすく、和音やアルペジオを滑らかに演奏できることから、ヴィブラフォンだけでなくマリンバ奏者の間でも広く用いられている代表的なグリップの一つとなっています。
Q2 : マリンバの音板(キーボード部分)の配置は、どの鍵盤楽器の配列に似ていますか?
マリンバの音板は、ハ長調の白鍵に相当する自然音を手前の低い段に、半音にあたる黒鍵相当の音を後方の高い段に配置する形をとっており、これはピアノの鍵盤配列と同じ発想に基づいています。この配置のおかげで、ピアノを学んだ経験のある人はマリンバに触れたときも音の位置関係を比較的直感的に理解しやすく、鍵盤楽器としての親しみやすさにつながっています。
Q3 : 「マリンバ協奏曲」の中でも特に有名で、世界中のマリンバ奏者に演奏されている代表作を作曲したブラジル出身の作曲家は誰ですか?
ブラジル出身の作曲家ネイ・ロザウロが1986年に作曲した「マリンバと管弦楽のための協奏曲」は、現代のマリンバ・レパートリーの中でも最も広く演奏されている代表的な作品として知られています。マリンバがまだオーケストラの独奏楽器として一般的でなかった時代に発表されたこの曲は、打楽器としての表現力と旋律楽器としての可能性を大きく広げ、世界中のマリンバ奏者に愛される名曲となりました。
Q4 : マリンバと木琴(シロフォン)の一般的な違いとして正しいものはどれですか?
マリンバとシロフォン(木琴)はどちらも木製の音板をマレットで叩いて演奏する鍵盤打楽器ですが、一般的にマリンバの方が全体の音域が低く設計されており、音板も厚く大きめに作られています。それに伴って音板の下に取り付けられる共鳴管も長くなり、柔らかく丸みのある深い音色が生まれます。一方のシロフォンは音域が高く共鳴管も短めで、乾いた明るく硬質な響きを持つ点が対照的な特徴です。
Q5 : マリンバの4本マレット奏法で用いられる、両手それぞれの2本のマレットの間隔を独立して調整しやすい持ち方として知られる名称はどれですか?
マリンバの4本マレット奏法には複数の代表的な持ち方(グリップ)が存在し、その一つがリー・ホーウィス・スティーブンスによって考案された「スティーブンス・グリップ」です。左右それぞれの2本のマレットの間隔を、指の力で独立して自在に調整しやすい構造になっており、広い音域を跳躍しながら演奏する現代のコンサート作品にも対応しやすいことから、多くのマリンバ奏者に採用されている代表的な奏法です。
Q6 : マリンバが「国民楽器」として法律で定められている国はどこですか?
中央アメリカのグアテマラでは、マリンバは古くから民衆の暮らしに根付き、独自の演奏文化として発展してきました。その歴史的・文化的な重要性が認められ、グアテマラ政府はマリンバを国を代表する楽器として法律で「国民楽器」に指定しています。現在でも祝祭や結婚式、公的な式典などで盛んに演奏されており、グアテマラの音楽文化とアイデンティティを象徴する存在として大切にされています。
Q7 : マリンバの音板の下に取り付けられ、音を共鳴・増幅させる管を何と呼びますか?
マリンバの各音板の下には、それぞれの音程に合わせて長さを調整した金属またはプラスチック製の管が取り付けられており、これを共鳴管(レゾネーター)と呼びます。音板が叩かれて振動すると、その振動数に管内の空気が共鳴することで音が増幅され、豊かで長く響く持続音が生まれます。低音の音板ほど共鳴管も長くなるため、音域の広いコンサートマリンバは全長が非常に大きな楽器になります。
Q8 : マリンバの音板に使われる木材として、最も高級とされているものはどれですか?
マリンバの音板にはローズウッド、パドゥークなど様々な木材や、安価なモデル向けの合成樹脂(ケナリング)が使われますが、最も高級で音色が良いとされているのはホンジュラス産のローズウッド(Dalbergia stevensonii)です。木目が細かく密度が高いため、叩いたときに深みのある豊かな倍音を含んだ響きが得られ、コンサート用の高級マリンバの多くに採用されています。近年は資源保護の観点から代替材の研究も進められています。
Q9 : 楽器分類上、マリンバはどのグループに属しますか?
楽器分類学であるホルンボステル=ザックス分類では、マリンバは音を発する部分である音板(バー)そのものが振動して音を出す「体鳴楽器」に分類されます。太鼓のように膜の振動で音を出す膜鳴楽器、笛のように管内の空気を振動させる気鳴楽器、ギターのように弦の振動を利用する弦鳴楽器とは仕組みが異なり、木製の板を直接マレットで叩いて振動させる点がマリンバをはじめとする鍵盤打楽器の特徴です。
Q10 : マリンバのルーツ(起源)とされているのはどの大陸の楽器ですか?
マリンバの起源はアフリカの木琴系楽器にあるとする説が広く知られており、奴隷貿易とともにアフリカから中央アメリカへ楽器や演奏技術が伝わったと考えられています。中央アメリカ、特にグアテマラやメキシコ南部の地域で独自の発展を遂げ、瓢箪や木箱を共鳴体として取り付けるなどの改良が重ねられ、やがて現在私たちが知るような大型で音域の広いマリンバの形へと進化していきました。
まとめ
いかがでしたか? 今回はマリンバクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はマリンバクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。