クラシックギターの名曲や作曲家、楽器の仕組みまで、知っているようで意外と曖昧な知識はありませんか?このクイズでは、定番のレパートリーから調弦や右手の指使い、ギターそのものの歴史や構造まで、幅広い10問を用意しました。弾く人はもちろん、聴くのが好きな人も気軽に挑戦できます。解説も読めば、ギターの魅力がさらに深まるはず。ぜひ腕試しにどうぞ。
Q1 : クラシックギターの表板(トップ板)に主に使われる木材はどれでしょうか?
クラシックギターの表板には、軽くて振動しやすく響きに優れたスプルース(トウヒ)が広く使われており、レッドシダーもよく用いられます。ローズウッドやメイプルは主に側板や裏板に、エボニー(黒檀)は指板などに使われることが多い木材です。表板は弦の振動を音として響かせる重要なパーツで、木材の選び方が音色や音量に大きく影響します。
Q2 : 19世紀のスペインで、現代のクラシックギターの基本的な形と構造を確立したとされる製作家は誰でしょうか?
アントニオ・デ・トーレス(1817〜1892)は、スペインのアルメリアなどで活動した製作家で、現代クラシックギターの基本形を確立したとされます。ボディを大型化し、扇状に力木を配置するファンブレーシングを採用して、音量と音色を大きく向上させました。弦長約65cmという基準もトーレスの設計が源流とされます。ハウザーはドイツ、マーティンはアメリカの製作家です。
Q3 : ギター曲「大聖堂」を作曲したアグスティン・バリオスの出身国はどこでしょうか?
アグスティン・バリオス(バリオス・マンゴレ)は1885年にパラグアイで生まれ、「パラグアイの巨匠」とも呼ばれるギタリスト兼作曲家です。ラテンアメリカ各地で演奏活動を行い、グアラニー族の民族衣装を着てステージに立ったことでも知られます。代表作「大聖堂」は3つの楽章からなり、荘厳な前半と技巧的な終楽章の対比が魅力で、今も多くのギタリストに演奏されています。
Q4 : 「黒いデカメロン」や「11月のある日」などで知られる、ギタリスト・作曲家・指揮者のレオ・ブローウェルの出身国はどこでしょうか?
レオ・ブローウェルは1939年にキューバのハバナで生まれた作曲家、ギタリスト、指揮者です。初期にはキューバの民族音楽の要素を取り入れ、のちに前衛的な書法へ進み、さらに新しい調性的な作風へと変化していきました。「黒いデカメロン」や「11月のある日」のほか、初心者から中級者向けの「単純練習曲(エチュード・シンプレス)」も広く演奏されています。
Q5 : ギターのための「12の練習曲」や「5つの前奏曲」を作曲した、ブラジルを代表する作曲家は誰でしょうか?
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887〜1959)は、ブラジルを代表する作曲家です。ギターのための「12の練習曲」は、技術的な難しさと芸術性を兼ね備えた作品で、名ギタリストのセゴビアに献呈されました。「5つの前奏曲」も人気の高い作品です。ピアソラはアルゼンチン、ポンセはメキシコの作曲家で、ジョビンはボサノヴァで有名なブラジルの作曲家ですが、この曲集の作者ではありません。
Q6 : クラシックギターの右手の指を表す記号(p・i・m・a)のうち、薬指を表すものはどれでしょうか?
右手の指を表す記号は、スペイン語の指の名称に由来します。pは親指(pulgar)、iは人差し指(índice)、mは中指(medio)、aは薬指(anular)を表します。楽譜の運指にこれらの記号が書かれているので、覚えておくと演奏がスムーズになります。アルペジオやトレモロなどの右手の奏法を学ぶうえでも基本となる知識で、教本でも広く使われています。
Q7 : 「アルハンブラの思い出」の作曲者は誰でしょうか?
「アルハンブラの思い出」は、近代クラシックギターの父と呼ばれるスペインのフランシスコ・タレガが1896年に作曲したギター独奏曲です。グラナダのアルハンブラ宮殿を題材にしており、右手の指で同じ音を細かく繰り返すトレモロ奏法が最大の特徴です。ギターの定番曲として発表会や演奏会でも頻繁に取り上げられます。なおミゲル・リョベートはタレガの弟子にあたるギタリストです。
Q8 : 映画『禁じられた遊び』(1952年)の主題曲「愛のロマンス」の演奏で世界的に知られるようになったギタリストは誰でしょうか?
映画『禁じられた遊び』の主題曲を演奏したのは、スペイン出身のギタリスト、ナルシソ・イエペスです。この映画の大ヒットによって、彼の名と主題曲は世界中に広まりました。イエペスはのちに低音弦を増やした10弦ギターの普及にも取り組んだことで知られています。セゴビアは20世紀を代表する巨匠ですが、この映画の演奏者ではありません。
Q9 : クラシックギターの標準チューニングで、開放弦の3弦の音名はどれでしょうか?
クラシックギターの標準チューニングは、6弦から1弦に向かってE・A・D・G・B・Eの順です。したがって3弦の開放弦はGの音になります。ちなみにDは4弦、Bは2弦、Aは5弦の開放弦です。また、3弦と2弦の間だけが長3度で、ほかの隣り合う弦は完全4度の間隔で調弦されており、この点は和音やスケールの運指を考えるうえで重要です。
Q10 : ギターと管弦楽のための名曲「アランフェス協奏曲」を作曲した人物は誰でしょうか?
「アランフェス協奏曲」はスペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴが1939年に作曲し、1940年にバルセロナで初演された作品です。ロドリーゴは幼少期に病気で視力を失った作曲家として知られています。とくに第2楽章のアダージョは美しい旋律で有名で、多くの編曲やジャズの演奏でも親しまれています。ファリャ、アルベニス、グラナドスもスペインの作曲家ですが、この曲の作者ではありません。
まとめ
いかがでしたか? 今回はクラシックギタークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はクラシックギタークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。