アコースティックギターの構造や奏法、チューニングやボディ形状の由来まで、意外と知らない豆知識が詰まった全10問。初心者からギター好きまで、自分の知識がどこまで通じるか試してみてください。
Q1 : 19世紀後半に家庭の応接間で親しまれたことが名前の由来とされ、現代のアコースティックギターの中では小型な部類に入るボディ形状はどれか。
パーラー型は、応接間を意味する『パーラー』で弾かれていたことが名前の由来とされる小型のボディ形状である。ドレッドノートやジャンボといった大型ボディに比べて低音の出力は控えめだが、乾いた歯切れの良い音色と中高音域のバランスの良さが特徴で、抱えやすいコンパクトなサイズから、ブルースやフィンガースタイルの奏者を中心に根強い人気を持つ形状として現在も製造され続けている。
Q2 : フォークギター(スチール弦アコースティックギター)の標準的な開放弦チューニングを、低音側(6弦)から高音側(1弦)の順に並べたものとして正しいものはどれか。
標準的なレギュラーチューニングは、6弦(最低音)から1弦(最高音)に向かってE・A・D・G・B・Eの順となる。隣り合う弦の音程差は基本的に完全4度で統一されているが、3弦と2弦の間だけは長3度となっている点が特徴である。この配列によって多くのコードを押さえやすい運指で弾けるよう設計されており、ギター初心者が最初に覚えるべき最も基本的な音の並びとされている。
Q3 : ピックを使わず、指先や爪で弦を一本ずつはじいて演奏する奏法を何と呼ぶか。
指先や爪を使って弦を一本ずつはじく奏法はフィンガーピッキング、日本語では指弾きと呼ばれる。親指でベース音やリズムを刻みながら、他の指でメロディや伴奏を同時に演奏できるのが特徴で、一人で旋律と伴奏を両立させられる表現力の高さが魅力とされる。フォークやカントリー、クラシックギターはもちろん、弾き語りのアレンジ手法としても広く用いられている演奏スタイルである。
Q4 : ギターのヘッド側にあり、弦の間隔と開放弦の音の高さの基準となる溝の入った部品を何と呼ぶか。
ヘッド側で各弦を支える溝付きの部品はナットと呼ばれ、牛骨や樹脂、プラスチックなどで作られることが多い。弦の間隔を一定に保つとともに、開放弦を弾いたときの音の高さや弦高の基準点としての役割を果たす。ボディ側で同様に弦を支える部品はサドルと呼ばれ、ブリッジはそのサドルを固定しボディに弦の振動を伝えるための土台となる部品であり、それぞれ異なる役割を持っている。
Q5 : アコースティックギターでカポタスト(カポ)を使用する目的として、最も適切なものはどれか。
カポタストはネックの任意のフレットに装着することで、その位置を新たな『ナット』として機能させる器具である。これを使うことで、開放弦を使った弾きやすいコードフォームを変えずに曲全体のキーを移調できる。特に弾き語りでは、ボーカルの音域に合わせてキーを調整したい場合に、複雑なコードに変えることなく開放弦特有の伸びやかな響きを保ったまま演奏できる点が大きな利点とされている。
Q6 : 12弦アコースティックギターの一般的な弦の張り方として正しいものはどれか。
12弦ギターは6組(コース)の弦を複弦にして計12本張る楽器で、一般的には低音側の4コース(6弦から3弦)をオクターブ違いの2本組にし、高音側の2コース(2弦・1弦)は同じ音程のユニゾンで2本組にするのが標準的な張り方とされる。これにより通常の6弦ギターにはない煌びやかで厚みのある独特な響きが得られ、弾き語りの伴奏やアルペジオ奏法で効果的に用いられている。
Q7 : アコースティックギター(フォークギター)の標準的な弦の本数はいくつか。
アコースティックギターの標準的な弦の本数は6本で、低音側から高音側に向かってE・A・D・G・B・Eの音程でチューニングされる。ただし12弦ギターのように弦を複弦にして12本張るモデルや、7弦・バリトンなど特殊な仕様のギターも存在する。一般的に単に『アコースティックギター』と呼ぶ場合は、このレギュラーの6弦モデルを指すことがほとんどであり、ギター教室や楽譜、コード表なども6弦を前提に作られている。
Q8 : クラシックギター(ガットギター)に一般的に張られる弦の素材として正しいものはどれか。
クラシックギターは伝統的にナイロン弦を使用する楽器で、かつては羊の腸を加工したガット弦が使われていたことから『ガットギター』とも呼ばれる。低音側の3本は樹脂を編み込んだ芯線に金属を巻き付けた巻き弦、高音側の3本はナイロン単線が一般的である。スチール弦を張るフォークギターとは弦の張力やネックの構造が異なるため、誤ってスチール弦を張るとネックが反るなど楽器を傷める危険があり注意が必要とされる。
Q9 : C.F.マーティン社が考案し、現在も広く使われるアコースティックギターの代表的なボディ形状『ドレッドノート』の名前の由来として正しいものはどれか。
ドレッドノート型ボディは1916年にアメリカのC.F.マーティン社が開発したもので、当時建造され話題となっていたイギリス海軍の弩級戦艦『HMSドレッドノート』にちなんで名付けられたとされる。大型のボディで低音が豊かに響くのが特徴で、フラットピッキングによる力強い演奏に適しているため、フォークやブルーグラス、ロックなど幅広いジャンルで現在最も普及しているアコースティックギターの定番形状となっている。
Q10 : アコースティックギターのトップ材(表板)として最も一般的に使われる木材はどれか。
トップ材(表板)には、松の仲間であるスプルース(唐檜)が最も一般的に用いられる。軽量でありながら強度が高く、弦の振動を効率よく伝えて豊かな音量と伸びのある音色を生み出せることから、多くの名器で採用されてきた。一方でサイドやバック材にはローズウッドやマホガニー、メイプルなどの木材が使われることが多く、トップ材との組み合わせによってギターごとに異なる音色の個性が生まれるとされている。
まとめ
いかがでしたか? 今回はアコースティックギタークイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回はアコースティックギタークイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。