アクリル絵具の特徴として、油絵具と比較した際の経年による色の変化についての記述として適切なものはどれか。
油絵具は乾性油を展色材とするため、酸化重合の過程で経年による黄変が起こりやすく、特に厚塗りの部分は年月を経て色調が変化することが知られている。これに対しアクリル絵具はアクリル樹脂を展色材とするため、化学的に比較的安定しており、経年による黄変や色調変化が少ないとされる。また乾燥時の収縮も比較的均一であるため、厚塗りによるひび割れのリスクも油絵具に比べて低いと言われている。こうした耐久性・保存性の高さは、現代の絵画修復やコレクション管理の観点からも評価されている。