競泳4種目のなかで唯一、仰向けで泳ぐ「背泳ぎ」。空を見上げながら進むその姿は美しく、独特のスタートやターン、潜水のルールなど、他の泳法とは一味違う奥深さがあります。日本人選手の活躍も記憶に残る種目ですね。今回は背泳ぎにまつわる豆知識を全10問のクイズにまとめました。何問正解できるか、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : 背泳ぎで仰向け姿勢を崩した(うつ伏せになった)まま泳ぎ続けるとどうなる?
背泳ぎではスタートからゴールまで仰向け姿勢を保つことがルールで定められており、これに違反すると失格となります。例外はターン直前の動作のみで、その場合も1ストローク以内にターンに入る必要があります。途中で意図的または無意識にうつ伏せになって泳ぎ続けた場合は、審判員の判断により失格処分となります。減点制度は競泳にはなく、ルール違反は基本的に失格という厳しい運用です。
Q2 : 背泳ぎで採用されているキックは主にどれ?
背泳ぎでは主にバタ足(フラッターキック、ばた足)が用いられます。これはクロールと同じく、両足を交互に上下に動かすキックです。仰向け姿勢では足の甲ではなく足の裏で水を蹴る感覚が重要になります。なお、スタート後とターン後の15m以内に限り、水中でドルフィンキック(バサロキック)を行うことが認められており、現代の競泳では潜水技術が記録に大きく影響します。
Q3 : 背泳ぎのスタート・ターン後、水中で進める距離の制限は?
背泳ぎではスタート後およびターン後、水面下を15mまで進むことが許されています。15m地点までに頭が水面に出ていなければ失格となります。これは1988年ソウル五輪で鈴木大地選手らが用いた長距離潜水(バサロ泳法)が記録に大きく影響したことを受け、1991年に競泳全種目で15m制限が導入されました。現在では水中ドルフィンキックの精度が背泳ぎ選手の重要な技術となっています。
Q4 : 背泳ぎで日本人初のオリンピック金メダルを獲得した選手は?
1988年ソウルオリンピックの男子100m背泳ぎで金メダルを獲得した鈴木大地選手が、背泳ぎ種目での日本人初のオリンピック金メダリストです。長い距離を水中ドルフィンキック(バサロ泳法)で泳ぐ戦術で世界を驚かせました。北島康介は平泳ぎ、古川勝は1956年メルボルン五輪の平泳ぎ金メダリスト、入江陵介は背泳ぎで世界選手権メダルや五輪銀・銅を獲得していますが、五輪金メダルには届いていません。
Q5 : 背泳ぎでターン直前に一時的にうつ伏せになることが許されているのはなぜ?
背泳ぎは原則仰向けで泳ぐルールですが、ターンの際にはクイックターン(前転ターン)を行うため、壁に到達する直前にうつ伏せになることが認められています。1991年のルール改正で導入され、それまで背中から壁にタッチする必要があったため大幅にスピードアップしました。ただし、うつ伏せになってからは1ストローク以内にターン動作に入る必要があります。
Q6 : オリンピックの競泳種目で背泳ぎの距離として正しい組み合わせは?
オリンピックの競泳背泳ぎ種目は男女ともに100mと200mの2種目が実施されています。50m背泳ぎは世界水泳選手権では実施されていますが、オリンピックの正式種目には含まれていません。400m背泳ぎという種目は存在せず、400mは自由形と個人メドレーのみ実施されます。
Q7 : 背泳ぎのスタートはどこから行う?
背泳ぎは4泳法の中で唯一、水中スタートを行います。選手はプール内に入り、両手でスタートグリップ(壁の溝)をつかみ、足を壁につけた状態で構えます。号砲と同時に壁を蹴って後方へ飛び出します。他の3泳法(自由形・平泳ぎ・バタフライ)は飛び込み台からの飛び込みスタートですが、背泳ぎだけは仰向けで泳ぐ性質上、水中からのスタートとなっています。
Q8 : 個人メドレーで背泳ぎは何番目に泳ぐ?
個人メドレーではバタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→自由形の順で泳ぐため、背泳ぎは2番目です。一方、メドレーリレーでは背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形の順となり、背泳ぎが1番目になります。これは背泳ぎが水中スタートのため、リレーではトップを担当する必要があるからです。個人メドレーとメドレーリレーで順番が異なる点はよく問われるポイントです。
Q9 : 背泳ぎ100mの男子世界記録保持者は?(2024年時点)
2024年時点で男子100m背泳ぎの世界記録は、イタリアのトーマス・チェッコン選手が2022年世界水泳ブダペスト大会で樹立した51秒60です。それまではアメリカのライアン・マーフィー選手が持っていた記録を更新しました。アーロン・ピアソルもかつて世界記録保持者でしたが、現在は記録を更新されています。マイケル・フェルプスは個人メドレーやバタフライの選手として有名です。
Q10 : 背泳ぎは何泳法に分類される?
背泳ぎは仰向けで泳ぐ唯一の競泳種目で、競泳4種目の中では『背面系』に分類されます。クロール、バタフライ、平泳ぎが下向き(うつ伏せ)で泳ぐのに対し、背泳ぎだけは上向き(仰向け)で泳ぐのが最大の特徴です。国際水泳連盟(FINA、現World Aquatics)のルールでも、スタートからゴールまで仰向け姿勢を保つことが規定されています。
まとめ
いかがでしたか? 今回は背泳ぎクイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は背泳ぎクイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。