バッハの《フーガの技法》は何調で統一されていますか?
《フーガの技法》は全曲がニ短調で統一されています。この作品はバッハの最晩年の作品で、1749年から1750年にかけて作曲され、バッハの死により未完に終わりました。一つの主題とその変形を用いて、様々なフーガの技法を駆使した14のフーガ(コントラプンクトゥス)と4つのカノンで構成されています。単一調性による統一感の中で、対位法の可能性を極限まで追求した理論的かつ芸術的な傑作です。最後のフーガでは、B-A-C-H(変ロ-ラ-ド-シ)の音名による主題が導入されますが、この部分で作曲が中断されており、バッハの音楽的遺言とも呼ばれています。