応挙が得意とした絵画技法で、対象を実際に観察して描く手法を何と呼びますか
応挙が得意とした技法は「写生」です。写生とは実際の対象を直接観察して描く手法で、応挙はこの写生を重視することで従来の日本画に革新をもたらしました。それまでの日本画は中国絵画の模倣や様式化された表現が主流でしたが、応挙は実物を見て描くことの重要性を説き、弟子たちにも写生を厳しく指導しました。応挙の写生に対する姿勢は、西洋画の影響もあったとされています。この写生重視の姿勢により、応挙の作品には生き生きとした自然の表情が捉えられており、特に動物画においてその効果は顕著に現れています。写生は円山派の基本理念となりました。