マティスの作品『赤いアトリエ』の特徴として正しいのはどれ?
1911年に制作された『赤いアトリエ』は、画面全体が鮮やかな赤色で統一された革新的な作品です。マティス自身のアトリエを描いたこの作品では、壁、床、家具すべてが同じ赤で塗られており、空間の境界があいまいになっています。この大胆な色彩選択により、通常の遠近法や立体感を排除し、色彩そのものが持つ表現力を最大限に活用しています。アトリエ内に置かれた椅子、時計、絵画などの物体は輪郭線のみで描かれ、赤い空間に浮かび上がって見えます。この作品は空間の概念を根本から問い直した20世紀美術の重要な作品として位置づけられています。