日本は世界有数の地震国であり、その背景には複雑な活断層システムが存在しています。活断層は地震発生の主要な原因であり、その特性を理解することは防災・減災に不可欠です。このクイズでは、日本の主要な活断層や地震の歴史、断層の分類方法など、断層に関する様々な知識を問う問題を用意しました。関東大震災や阪神・淡路大震災といった過去の大地震から、現在も活動を続ける活断層まで、幅広いテーマを扱っています。あなたの断層知識がどの程度か、ぜひ挑戦してみてください。
Q1 : 富士川河口断層帯の主たる活動様式はどれですか?
富士川河口断層帯は静岡県の駿河湾沿岸に位置する活断層帯で、主に右横ずれ断層として活動しています。この断層帯は富士川河口から身延町にかけて約26キロメートル延びており、フィリピン海プレートの運動に関連した断層系です。過去の活動履歴から、平均活動間隔は約2300-2700年と推定されており、最新活動は約300-800年前とされています。この断層帯で地震が発生した場合、マグニチュード7.2程度の地震が想定されており、静岡県東部地域への影響が懸念されています。
Q2 : 日本で最も長い活断層帯はどれですか?
日本で最も長い活断層帯は中央構造線断層帯で、総延長は約360キロメートルに及びます。この断層帯は奈良県から愛媛県にかけて延びており、金剛山地東縁、和泉山脈南縁、淡路島西岸、讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部、石鎚山脈北縁、伊予灘の各区間に分けられています。右横ずれを主体とする断層運動を示し、各区間でマグニチュード7.0-8.0程度の地震が想定されています。この断層帯は西南日本の地質構造を特徴づける重要な断層系として、継続的な調査研究が行われています。
Q3 : 関東大震災(1923年)の震源となった断層の名称は何ですか?
関東大震災(1923年9月1日)の震源は相模トラフ沿いで発生したマグニチュード7.9の海溝型地震でした。相模トラフはフィリピン海プレートが北米プレートの下に沈み込む境界で、相模湾から房総半島沖にかけて延びています。この地震では神奈川県を中心に関東地方で甚大な被害が発生し、約10万5千人の死者・行方不明者を出しました。相模トラフでは200-400年間隔で大地震が発生すると考えられています。
Q4 : 阪神・淡路大震災(1995年)の震源となった断層の名称は何ですか?
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)の震源は六甲・淡路島断層帯の一部である野島断層で発生しました。マグニチュード7.3の直下型地震で、神戸市を中心とする阪神間で甚大な被害をもたらしました。この地震により野島断層では最大1.5メートルの右横ずれが観測され、断層の地表変位が明瞭に現れました。現在、野島断層は野島断層保存館で保存・展示されており、活断層による地震災害の実態を学ぶ貴重な資料となっています。
Q5 : 活断層が最後に活動してから経過した時間による分類で、過去12-13万年以内に活動した断層をA級活断層と呼びますが、過去1万年以内に活動した断層は何と呼ばれますか?
過去1万年以内に活動した断層はAA級活断層と呼ばれます。活断層は活動時期によって分類され、AA級(過去1万年以内)、A級(過去12-13万年以内)、B級(過去40万年以内)、C級(過去200万年以内)に区分されています。AA級活断層は最も活動度が高く、近い将来に地震を起こす可能性が高いとされています。地震調査研究推進本部では、これらの活断層について詳細な調査を行い、地震発生確率を評価しています。
Q6 : 糸魚川-静岡構造線活断層系が通過していない県はどれですか?
糸魚川-静岡構造線活断層系は新潟県糸魚川市から静岡県静岡市まで延びる総延長約150キロメートルの活断層系です。この活断層系は新潟県、長野県、静岡県を通過していますが、山梨県は通過していません。日本列島を東北日本と西南日本に分ける重要な地質境界線であり、右横ずれを主体とする断層運動を示しています。この活断層系では過去に多くの被害地震が発生しており、現在も地震調査研究推進本部によって重点的に調査されています。
Q7 : 断層の走向移動において、断層面を挟んで向かい側の地盤が右方向に移動して見える断層を何と呼びますか?
断層面を挟んで向かい側の地盤が右方向に移動して見える断層は右横ずれ断層と呼ばれます。これは観察者が断層面に対して立った時に、向かい側の地盤が右に移動したように見えることから名付けられています。逆に向かい側が左に移動したように見える場合は左横ずれ断層と呼ばれます。日本では太平洋プレートやフィリピン海プレートの運動により、多くの活断層が右横ずれの性質を示しています。中央構造線や糸魚川-静岡構造線なども右横ずれ断層として知られています。
Q8 : 地震調査研究推進本部が評価している主要活断層帯の数は約いくつですか?
地震調査研究推進本部では、全国の主要な活断層帯約110個について長期評価を実施しています。これらの活断層帯は、その規模や活動度、社会的影響を考慮して選定されており、今後30年以内の地震発生確率や予想される地震の規模などが評価されています。評価結果は定期的に更新され、防災対策の基礎資料として活用されています。この評価により、各地域における地震リスクの把握と適切な防災対策の策定が可能となっており、国民の地震災害軽減に重要な役割を果たしています。
Q9 : 日本最大の活断層である中央構造線の総延長は約何キロメートルですか?
中央構造線は本州を縦断する日本最大の活断層系で、関東地方から九州まで延びています。その総延長は約1000キロメートルに及び、日本列島の地質構造を特徴づける重要な断層です。この断層は右横ずれ断層として知られ、過去に多くの大地震を引き起こしてきました。現在も活動を続けており、地震調査研究推進本部によって重要な活断層として監視されています。
Q10 : 断層面に沿って岩盤が上下方向にずれ動く断層を何と呼びますか?
断層面に沿って岩盤が上下方向にずれ動く断層は縦ずれ断層と呼ばれます。縦ずれ断層はさらに正断層と逆断層に分類されます。正断層は上盤が下がる断層で、引張応力場で形成されます。逆断層は上盤が上がる断層で、圧縮応力場で形成されます。これに対して横ずれ断層は断層面に沿って水平方向にずれる断層です。日本では圧縮応力場にあるため逆断層が多く見られます。
まとめ
いかがでしたか? 今回は断層クイズをお送りしました。
皆さんは何問正解できましたか?
今回は断層クイズを出題しました。
ぜひ、ほかのクイズにも挑戦してみてください!
次回のクイズもお楽しみに。