核融合発電の燃料として使われる三重水素(トリチウム)を生産するために使用される元素はどれか?
三重水素(トリチウム)は自然界にほとんど存在しないため、核融合発電では人工的に生産する必要があります。この生産にはリチウムが使用されます。具体的には、リチウム6に中性子を照射することでトリチウムとヘリウム4が生成される反応(6Li + n → 3H + 4He)や、リチウム7から中性子とトリチウム、ヘリウム4が生成される反応(7Li + n → 3H + 4He + n)を利用します。核融合炉では、D-T反応で発生する高エネルギー中性子をリチウムを含むブランケット材に当ててトリチウムを生産し、燃料として再利用する計画です。リチウムは海水中にも豊富に存在するため、持続可能な燃料循環が期待されています。